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Music Mania

No Music No Life

誰に聴かせるのか、キミの愛を・・・

2012年11月10日 | 日常
まずはこの広告をみていただきたい(笑)



懐かしい?
これを見て「あーっ!」と思った人は、間違いなく40代以上だ(笑)

どこからつっこんでいいのかわからないほど、つっこみ所満載だが、まずは広告記事を抜粋してみよう。

「誰に聴かせるのか、キミの愛を・・・
画期的!まさに画期的なセットが生まれた!
まずなんといってもその日から誰でもイキナリ弾けるという新指導法が画期的。
あのもんたがサザンの曲が・・・弾きたいなあと思っている曲がすぐに弾けるのだ。
その秘密は二光だけのマル秘スピード上達法。
これなら初めてギターを手にする人も、今までギターに挑戦してできなかった人も絶対に弾けるはずだ。
このセットで弾き方をマスターすればエレキのカラオケともいうべきマイナス1テープ(エレキのパート以外の演奏曲)がついているので、思う存分一流プレイヤーと共演できる。
そして家庭でも充分にエレキ独特の強烈なサウンドを楽しめるいま人気のスーパーミニアンプもついている。
真っ赤なボディに白いストライプが2本。
エレキの原点ムスタングモデルはキミに抱かれるのを待っている。」


・ツッコミ1「誰に聴かせるのか、キミの愛を…」

本題の「一人きりのコンサートinマイルーム」も含めて、こんな恥ずかしいコピー、誰が考えたんだ?
キミの愛をって、ギターで愛を語るのだろうか?
このギターを買って好きなあの娘の前で弾いたら、きっとキミを好きになるに違いない・・・のだろうか。
いや、それ以前に、一人きりのコンサートだったら、誰にも聴かせられないじゃないか、キミの愛・・・とやらを。

・ツッコミ2「その日から誰でもイキナリ弾ける」

どうして「イキナリ」だけカタカナなのかわからないが、その日から誰でもイキナリ弾けるって?
そりゃ弾けるでしょう。
弾くだけなら…
音楽を弾くのではなく、弾くだけなら、どんなギターを買っても、その日からイキナリ弾けますが?
しかし、そういうことではないらしい。

・ツッコミ3「弾きたいなあと思っている曲がすぐに弾けるのだ」

なんと、弾くだけではなく、弾きたいと思っている曲がすぐに弾けるらしい。
そんなスゴイことがあるのだろうか?
可能性としては、好きなあの曲を上手に弾けるとはどこにも書いていない。
ドヘタ、いや、それ以下であっても、好きなあの曲の一部(イントロだけとか)なら弾けるかもしれない

・ツッコミ4「もんたが、サザンの曲が・・・」

そう、このギターを売りつけようとしている対象者は、もんたアンドブラザーズやサザンオールスターズなど、歌謡ヒットチャートを聴いている人なのだ。
「クラプトンが、ツェッペリンの曲が・・・」ではないのである。
そういう音楽を聴いている人は、自力で普通のギターを買い、地道に練習するだろう。
あくまでも対象は、歌謡曲などを聴いている人なのだ。

・ツッコミ5「ムスタングモデル」

どうしてムスタングなんだ?
普通、ストラトモデルかレスポールモデルだろう。
ムスタングって、そんなのを愛用しているプロギタリストってチャーくらいしか知らないぞ。

・ツッコミ6「アフロの兄ちゃん」

YMCA(笑)のTシャツで、自己陶酔してギターを弾くアフロの兄ちゃん…(笑)
この泣きそうな表情がなんともいえない。
今だと完全にギャグにしか見えないアフロ、実はこれはヅラだということが判明しているのだが、何を弾いているのか興味津々だ。
仮に、このギターを買って、彼女を部屋につれてきても、こんな顔でギター弾かれたら、引かれるんじゃないだろうか?

この広告は、80年代当時、いろいろな雑誌で見かけたものだ。
当時、このキャッチコピーや、アフロの兄ちゃんはカッコよかったのか?というと、決してそんなことはない。
この頃、すでに笑いのネタになっていたのである(笑)

おそらく現在50代であろう、アフロの兄ちゃん、どうしているんだろうな。