ロン・ウッドの1974年のソロアルバム「俺と仲間」を聴いている。
同じ年に発表されたエリック・クラプトンの「461オーシャンブールバード」にも通じるレイドバックした緩さが心地よいアルバムだ。
これを聴くと、ロンがローリングストーンズの3代目ギタリストに抜擢された理由がなんとなくわかる気がする。
世界一のロックバンドのギタリストだからといって、その人自信が世界一のロックギタリストとは限らない。
世界一なんていっちゃうと、じゃあ誰が2位で誰が3位なんだとかいう話になってしまうので、世界トップクラスとしておこう。
まずはキース・リチャーズ、この人は世界トップクラスで間違いない。
ストーンズの成功への貢献度といい、名リフメーカーであることといい、知名度や人気も含めて世界トップクラスだ。
じゃあ、もう一人のギタリストであるロン・ウッドは?
ロン・ウッドのギタープレイの特徴は?
これってロンのファン以外、パッと答えられる人って少ないのではないかな。
ストーンズ加入前はフェイセズにいた。
ボーカルはロッド・スチュワートで、ストーンズほどではないけど、人気バンドの一つだった。
その前はやはりロッドと共にジェフ・ベック・グループにいた。
これはなかなかの経歴である。
王道といっていい。
ロック街道ど真ん中を歩いてきた人物である。
そのロック街道ど真ん中っぷりがよくわかるのが、ロンのファースト・ソロ・アルバム「俺と仲間」だ。
まずゲストがすごい。
時期的にはフェイセズとストーンズの間になり、そのせいかフェイセズとストーンズのメンバーが参加している。
1曲目なんて、ミック・ジャガーとロッド・スチュワートのダブルボーカルである。
ちょっとソロアルバム作るから手伝ってくれないか、といってミックとロッドが来てくれる人なんて、世界中探してもそんなにはいないはずだ。
その他、キース、ミック・テイラー、イアン・マクレガンといったストーンズ、フェイセズ人脈に、スライ・ファミリーストーンからアンディ・ニューマークなどが参加している。
さらい楽曲提供としてジョージ・ハリスンの名前も入っている。
これらの一流ミュージシャン勢揃い状態だけど、なんとなくロンが頼んで来てもらったのではなく、向こうから来てくれたんじゃないかなという気がする。
このあとストーンズからミック・テイラーが抜けたので次のギタリスト探しが始まる。
いわゆる「グレート・ギタリスト・ハント」が始まるのだ。
誰もが知ってる有名ギタリストから無名の人まで、かなりのギタリストがオーディションに参加したけど、まったくダメだったらしい。
そうこうしてるうちにフェイセズが解散したので、ストーンズ側からロンにオーディションの誘いがくる。
するとロンがスタジオに入ったその瞬間に「お前しかいないよ」と即決されたのだった。
このエピソードから察するに、ロンがストーンズに選ばれた理由は、ギタープレイではなくメンバー、とくにキースとの相性だったのだろう。
以降46年、ずっとストーンズのメンバーとして仲良くギターを弾いているのを見ると、この選択は完全に正しかったことがわかる。
ロンのルックスやステージでのパフォーマンスを見ると、キースやミックと同じ、ヤンチャでちょいワルのロックオヤジに見える。
でも案外、細かい気遣いが出来る大人な人なのだろう。
そういう人物だからこそ、彼のソロアルバムには豪華なゲストが自然と集まったのではないだろうか。
Ron Wood - I Can Feel The Fire
同じ年に発表されたエリック・クラプトンの「461オーシャンブールバード」にも通じるレイドバックした緩さが心地よいアルバムだ。
これを聴くと、ロンがローリングストーンズの3代目ギタリストに抜擢された理由がなんとなくわかる気がする。
世界一のロックバンドのギタリストだからといって、その人自信が世界一のロックギタリストとは限らない。
世界一なんていっちゃうと、じゃあ誰が2位で誰が3位なんだとかいう話になってしまうので、世界トップクラスとしておこう。
まずはキース・リチャーズ、この人は世界トップクラスで間違いない。
ストーンズの成功への貢献度といい、名リフメーカーであることといい、知名度や人気も含めて世界トップクラスだ。
じゃあ、もう一人のギタリストであるロン・ウッドは?
ロン・ウッドのギタープレイの特徴は?
これってロンのファン以外、パッと答えられる人って少ないのではないかな。
ストーンズ加入前はフェイセズにいた。
ボーカルはロッド・スチュワートで、ストーンズほどではないけど、人気バンドの一つだった。
その前はやはりロッドと共にジェフ・ベック・グループにいた。
これはなかなかの経歴である。
王道といっていい。
ロック街道ど真ん中を歩いてきた人物である。
そのロック街道ど真ん中っぷりがよくわかるのが、ロンのファースト・ソロ・アルバム「俺と仲間」だ。
まずゲストがすごい。
時期的にはフェイセズとストーンズの間になり、そのせいかフェイセズとストーンズのメンバーが参加している。
1曲目なんて、ミック・ジャガーとロッド・スチュワートのダブルボーカルである。
ちょっとソロアルバム作るから手伝ってくれないか、といってミックとロッドが来てくれる人なんて、世界中探してもそんなにはいないはずだ。
その他、キース、ミック・テイラー、イアン・マクレガンといったストーンズ、フェイセズ人脈に、スライ・ファミリーストーンからアンディ・ニューマークなどが参加している。
さらい楽曲提供としてジョージ・ハリスンの名前も入っている。
これらの一流ミュージシャン勢揃い状態だけど、なんとなくロンが頼んで来てもらったのではなく、向こうから来てくれたんじゃないかなという気がする。
このあとストーンズからミック・テイラーが抜けたので次のギタリスト探しが始まる。
いわゆる「グレート・ギタリスト・ハント」が始まるのだ。
誰もが知ってる有名ギタリストから無名の人まで、かなりのギタリストがオーディションに参加したけど、まったくダメだったらしい。
そうこうしてるうちにフェイセズが解散したので、ストーンズ側からロンにオーディションの誘いがくる。
するとロンがスタジオに入ったその瞬間に「お前しかいないよ」と即決されたのだった。
このエピソードから察するに、ロンがストーンズに選ばれた理由は、ギタープレイではなくメンバー、とくにキースとの相性だったのだろう。
以降46年、ずっとストーンズのメンバーとして仲良くギターを弾いているのを見ると、この選択は完全に正しかったことがわかる。
ロンのルックスやステージでのパフォーマンスを見ると、キースやミックと同じ、ヤンチャでちょいワルのロックオヤジに見える。
でも案外、細かい気遣いが出来る大人な人なのだろう。
そういう人物だからこそ、彼のソロアルバムには豪華なゲストが自然と集まったのではないだろうか。
Ron Wood - I Can Feel The Fire