奉(とも)の独り言

「オギャー」と泣きながら生まれてきました。
だから、死ぬ時は、笑って死ねるように生きたい!

人のふり見て

2008年02月29日 | 中村天風語録

 熊本県:天草市

 

約束を守ることを心がけたい。
道義性の向上なくして本当の意味の繁栄はあり得ない。
=松下幸之助=

 

 

              「人のふり見て」
                       中村天風「ほんとうの心の力」

ことわざに「人のふり見てわがふりなおせ」というのがある。他人の言葉や、行為をやたらに批判する人というものは、人のふりにわがふりを正しく照合して、わがふりを是正しようとはしないで、ただあしざまにそれを批判するだけである。したがってその批判からは少しの価値はあるものも、わが心には感得しない。

せんじつめると、みだりに他人を批判することを本位として、少しも自己省察を行わないがために、人生に何よりも大切な自己自身の統御ということに、少しの進歩も向上も顕現しないのである。

要は他人のアラや欠点を詮索することを止めて、自分のアラや欠点のほうも詮索することである。禅家の訓えにも、「ときどき払拭して塵埃を止まらしむなかれ」というのがある。

他人のことはすぐわかるが、自分のことはなかなかそう容易にはわかりがたいものだなどというのは、それは凡人の言いぐさである。真に自己省察なるものが、人生向上へのもっとも高貴なことであると自覚している者は、この言葉を断然排斥して、他人のことに干渉する批判という無用を行わずに、常に自己を自己自身厳格に批判して、ひたむきに自己の是正に努力することを、自己の人生に対する責務の一つだと思量すべしであるとあえていう。

  

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写真:熊本県・天草
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三角西港     崎津天主堂    殉教公園     祇園橋
 
写真は拡大して楽しんでください。

 


「姉」

昨年、義母が倒れ、母も入院しており
tomoが大変だろうということで、姉が食事の用意
母の看病を兼ねて一月手伝いに来てくれた。

姉は兎に角、綺麗好きというか・・掃除魔である。

朝は6時から、洗濯に・・家の拭き掃除・・・
風呂の掃除・・と
ドタ~ン・・・バタ~ン・・・と

tomoもその度に起こされてしまう!ウーン・・ネムイ!

「あら・・・起きたね・・おはよう」
「tomo・・・ご飯は炊いてるから・・味噌汁を作らんね」

「エェ~・・姉ちゃんは・・tomoが大変だからって
来てくれたんじゃないのぉ~」

 

姉は主婦歴42年・・・・料理が苦手なのであります!

その代わりに・・・「顎は達者なのであります」
「人を笑わせるのは一流なのです」

姉が来た日から、、、
tomoは朝食の用意と、夜の食事の準備なのであります。

昼は、姉は病院で、母の食事をつまみ食い!ドヒャー

 

ところが・・或る日
tomoが帰宅すると・・・姉が夕食の準備を
ホォ・・ヤッター

 

「tomo・・・今日はハンバーグを作ってやるからね」だって!

で・・tomoは久し振りにノンビリ  テレビを・・・・

すると・・・10分後・・・「tomo、後はあんたがせんね!」

ドヒャ~~

見てみると・・・ミンチ肉をフライパンで炒めている!

「姉ちゃん・・ハンバーグじゃないの?」
「何で、ミンチ肉を炒めとると・・・」ウン・・モォーオ

「アリャ~・・・私は・・なんばしよっとかね」
「どうしよう・・・」
「ウッカリ・・・八兵衛だ!」何て、訳の分からないことを!

これからだと・・・オムレツ風にしたら・・・
でも・・・姉ちゃんは、ハンバーグと言うたから
これから・・ハンバーグにしてみたら・・・
姉ちゃんなら・・・なんか・・出来そうだよ!

 

で・・・tomoは後は知らん振りして、応接間でテレビを・・

姉は独り言を言いながら・・時には一人で笑って・・・

 

「tomo・・・出来たよ。食べようね」

ようやく・・・夕食です。
一応・・・形はハンバーグだよ!

「ウン・・tomo・・先ず、あんたが先に一口食べてみんね」

「ウン・・・分かった・・じゃあ・・食べるよ」

 

「食べられるね?」

「あれ・・思ったより・・不味くないよ!」
「なんか・・・懐かしい味がするけど」

「どれ・・・」と姉も一口、口にする

 

「あぁ~・・これ・・ほら・・・あれ」

「お好み焼きの味だ~~~ぁ」

将に・・お好み焼きなのであります。
二人・・大笑いをして・・・全てたいらげました!

 

次回もつづく・・・驚くよ!

 

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