佐賀県:伊万里・トンバイ橋
まず“できない”という考えを捨てることだ、
そして一から新しい方法を生み出してみることだ。
=松下幸之助=
「恵まれている」
人間というものはまことに勝手なもので、他人をうらやみ、そねむことがあっても、自分がどんなに恵まれた境遇にあるか、ということには案外、気のつかないことが多い。だからちょっとしたことにも、すぐに不平がですし不満を持つのだが、不平や不満の心から、よい知恵も才覚もわきそうなはずがない。
そんなことから、せっかく恵まれた自分の境遇も、これを自覚しないままに、いつのまにか自分の手でこわしていまいがちである。
恵みにたいして感謝をし、その感謝の心で生き生きと働いたならば、次々とよい知恵も生まれて、自他ともにどんなしあわせな暮らしができることか、思えば愚かなことである。
だが恵みを知ることは、そう容易なことではない。古来の聖賢が、恵みを知れ、と幾万言を費やしてきても、実感としてこれを受け取る人はどれだけあるのだろう。
頭で理解はしていても、心に直接ひびかないのである。そこに人間の弱さがある。
お互いに修業をしよう。自分は恵まれているということを、直接、自分の心にひびかすために、日常の立居振る舞いに、今一度の反省を加えてみよう。
「ドアと喧嘩」
職場の退社時間は17時15分である。
丁度、玄関の前を同僚が急いで帰ろうとしている。
「あぁ~お疲れさん、今日は早いですね」
振り向き様に、
同僚・・・「あぁ・・・お先します」と片手を上げながら
「アァ~・・・あぶ・・」
その、瞬間
ドスッ
玄関のドアに身体ごと・・・体当たり
急いでいたから、自動ドアが開く前に
又、私が声をかけたものだから、後ろ向きだったから・・
グラグラっとよろけて・・・
「大丈夫?」
「うん・・・大丈夫・・・」
「本当・・怪我しなくてよかったよ」
「じゃぁ~気を付けて帰ってね」
「それから・・・・ほら・・前のチャック開いてるよ」
「ワハハ・・・」って照れ笑い