長崎: 孔子廟・中国歴代博物館
四角な座敷を丸く掃く
=座敷は四角いのに、真ん中だけを丸く掃いて、
掃除をすませる。
物事をいいかげんにするたとえ=
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「水道の水を美味しく変える」
残念ながら、現在、水道水は全国どこでも「そのままでおいしく飲める」とはいいきれません。水道水がおいしくないという最大の原因は、水道水に投入されている塩素です。塩素は源水から汚染物質を取り除き、消毒するために投入されているもので、水道水を安全に飲むためには欠かせません。
そこで、水道水をおいしく飲むために、一番手っ取り早いのが、浄水器を取り付けることでしょうが・・・今回は浄水器を取り付けなくても、水道水をおいしい水に変えます。
<煮沸法>
まず、口の広いやかんや鍋に水道水を入れ、蓋(フタ)をして沸騰させます。沸騰したら、今度は蓋を取って再び10分程度煮沸し、それを冷ましてから飲むのです。
このように煮沸法で、水道水の塩素のにおいが完全に取れ、発ガン物質といわれるトリハロメタンもなくなります。トリハロメタンは、水道水の中に含まれている有機物と殺菌用に塩素が反応してできるもので、加熱すると増加します。それも丁度湯が沸騰したときに、トリハロメタンの濃度が最大になります。ところが、沸騰後さらに加熱を続けると、今度はトリハロメタンがどんどん水蒸気とともに蒸発するのです。
一度沸騰してからフタを取ってさらに煮沸するのはそのためです。
この方法の弱点は、出来上がった水は、残留塩素が飛んでるわけですから、雑菌が発生しやすくなります。出来上がった水は、冷ましてから、早めに飲んでしまうか、冷蔵庫で保存してください。
<凍結法>
水道水を10度前後に冷やしてから飲むと、塩素のにおいをかなり感じずに飲むことが出来ます。しかし、これだけでは、においはなくなっても不純物はそのまま残っています。
そこで、水道水を冷蔵庫の製氷室などに入れ、完全に凍る手前、6割~7割凍った段階で、まだ凍っていない水の部分を捨て、凍っている部分だけを室温で解かして飲むようにする。
水の持つ性質を活用しています。水には不純物を多く含んでいるほど凍りにくいという性質があります。つまり、水道水が冷凍室で凍っている段階で真っ先に凍る部分は純粋な水で、最後に凍るのが不純物を含んでいる水ということになるのです。
水道水が完全に凍る一歩手前で凍っていない水を捨てることが、水道水に含まれる有機物質を捨てることになるわけです。
この方法で作った水は、煮沸法と同様に、冷蔵庫に保存してください。
平和の泉・石碑から「のどが乾いてたまりませんでした。水にはあぶらのようなものが一面に浮いていました。どうしても水が欲しくて、とうとう油の浮いたまま飲みました」 ・・・・・・・長崎くんち10月7・8・9日です。日本三大祭りの一つです。