私が大学生の頃、ハマりにはまった広瀬隆の本。
二十歳の時に北海道にツーリングに出かけ摩周湖の
駐車場で出会った女性ライダー。ほのかに恋心を抱き
その彼女が是非読んでほしいと言われたのがこの本だった。
一応、大学では電気工学を学び、この本を読んで反原発に
開眼し、当時は六ヶ所村に再処理工場建設の話が持ち上がっており
建設反対運動に出かける!!と言うくらいの気構えがあった。
あれから20数年の月日が流れ本当に日本の原発が大事故を起こした。
私が死ぬまでに廃炉なんて当然ならず、これから多くの人々が
長年にわたり次世代の子供達に負の遺産を引き継ぐ事になるのだ。
避難所で菅総理大臣が避難民に素通りするなと噛みつかれ謝っていた。
情けない。
はっきり言えば良いのだ。
もうあなた方は、その街には戻れません。
二度と人は住めません。
新しい土地で新しい人生を見つけてくださいと。
そしてそのきっかけの銭は税金を投入すればよいのだ。
もちろん消費税は10%にすればよい。
なんでもさっさとやっちまいな。
遅くても責められて早くても責められる。
それならさっさとやればよいのだ。
そしてはっきり言えばいいのだ。
生まれ故郷は捨ててください。放射能で汚染されて住めません。
それでも住みたい、一時帰宅を希望する人には、国に対して
その後の健康被害等一切の意義申し立てをしないと念書を取れば
良いのだ。
どう転んだって福島なんて住めるわけ無いじゃん。
はっきり言わないから変にみんな希望を持つのだ。
冷酷だとか、それでも人間かとかどんなに非難されようとも
断行すべき時が今なのだ。