北陸新幹線が開業して、早いもので1ヶ月が経ちました。
桜シーズンは終焉を迎えつつありますが、続いてGWがやってきます。
今年は円安進行中なので、国内旅行は北陸新幹線が脚光を浴びそうですね。
さて、今回の北陸遠の目的は・・・
1. えちぜん鉄道ラッセル撮影
2.489系ボンネットの再撮影
3.松任工場の廃車群撮影
4.石川門・兼六園の夜桜撮影
せっかく北陸新幹線が開業したのだから往復乗車と思いながらも、
えきねっとのトクだ値は10%引きしかなく、お得感はなし…
そこで、昨年末の北陸遠征に続き、米原経由の北陸の大回りでの敢行となりました。
しかも、贅沢にも日帰り・・・(理解に苦しまれますが…)
東京7:33発の「ひかり503号」で乗り換えなしに米原へ。
そこから、「しらさぎ3号」で、福井には10:59着。あっという間です(?)
早速、えちぜん鉄道のフリーきっぷ(800円)を購入して永平寺口に向かいました。
この日は年に1回開催のラッセル機関車の撮影イベントでした。
定期列車の合間に、線路閉鎖して本線上に停車するという斬新な撮影会です。
11:55~12:10は永平寺口駅付近の旧変電施設だった赤レンガ倉庫付近にて。
最近、リニューアルされた赤レンガ倉庫と絡めて・・・(背景の電線が残念)
11:25~11:40と12:55~13:10は永平寺口駅の志比堺側の橋梁にて、桜と共演撮影会。
ちょうど薄日も差してきて、15分の停車時間にさまざまなアングルで撮影を楽しめた
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永平寺口に戻るテキ521+テキ522 2015/04/11 13:10 えちぜん鉄道志比堺~永平寺口間
ケーブルテレビの取材カメラマンの話では、今年はギャラリーが少ないとのこと。
ガチなマニアは若桜鉄道に行ってしまったのでしょうね、きっと。
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次の目的のために、ラッセルの返却回送も捨てて福井に戻ります。
駅前がなにやら物々しいと思ったら、安倍総理が福井駅に向かっているとか・・・
それはさておき、路面電車の福井駅前付近に行くとちょうど異国的なやつが走ってきました。
臨時便 レトラム 2015/04/11 13:49 福井鉄道市役所前~福井駅前間
あとから知ったのですが、この路面電車はレトラムといって元はドイツ製の車両だそうです。
福井鉄道HPで運用が公開されているほど、レアな路面電車でした。
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お次は福井14:12発の普通列車で小松へ。保存の489系ボンネットを再撮影です。
「白山」のマークを掲げた489系クハ489-501。300円でタイフォン体験ができる模様
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小松うどんで遅い昼食を摂ってから駅の反対側へ。
さすが「小松」だけにコマツの博物館的なものがあり、無料開放していました。
世界最大級のダンプトラック930E(この施設の詳細はこちら)
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続いて、小松15:51発の普通列車で松任へ。
駅近に金沢総合車両所があり、第三セクター化で引退となった475系や
トワイライトエクスプレスの牽引機EF81が解体を待つ状態となっています。
国鉄急行色や青一色の475系が解体を待つ
415系のほか、ラッセルヘッドの姿も
トワイライト色のEF81 3両はナンバープレートも外された状態で留置
新幹線高架を背景に松任駅前に保存されるD51822
生まれ来るものもあれば消え行くものもある。半永久的に残るものもある・・・
まさに宿命の車両たちが集まる松任でした。
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松任17:20発でようやく金沢に到着です。
すぐさま大混雑のシャトルバスに乗って兼六園下へ。
兼六園は桜シーズンで無料開放されており、多くの観光客で賑わっていました。
石川門の夜桜
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19時過ぎ。渋滞のためかバスがなかなか来ないのには焦りましたが、
乗車予定の「かがやき516号」の発車20分前に金沢駅に戻って来れました。
足早に食料と酒を買い込んで、いよいよ北陸新幹線乗車!
富山あたりですでにzzz
たとえば、大宮~福井間を北陸新幹線&特急で往復した場合、30,080円。
今回、東京~米原~金沢~大宮の片道切符を買いまして12,960円、
新幹線などの特急料金で11,960円、合計で24,920円。
通常ルートより5千円近く安く済みました。
ただ、日帰りでこの出費はちょっと・・・
北陸新幹線開通で、どうしても終点の金沢に注目しがちですが、
こういう切符の買い方で福井や富山を巡るのもアリではないでしょうか。
ぜひGWのお出かけなどで御参考になれば幸いです。