碓氷峠鉄道遺産を訪ねて

2015年12月26日 21時37分30秒 | 保存車両・懐古話



12月23日はリベンジのSLクリスマス碓氷の撮影へ!
補助灯付きのD51をようやく撮影することができました。
この日の目的は碓氷峠ウォーキングと碓氷峠鉄道文化むらの再訪です。

その前に磯部にてSLの撮影です。
うーむ、苦労してここまで来た(本記事後半をご参照ください)のに白煙で通過。
磯部の発車にすれば良かった。 

9135レ D51498【SLクリスマス碓氷】 2015/12/23 10:23 信越本線安中~磯部間
(クリックすると拡大画像をご覧いただけます)

横川へ移動。この機会にアオシマDD51用に細部をチェックしておきました。 

復路発車までの3時間以上、この状態で留置となる DD51895+旧客+D51498 


先頭から。ゆるキャラとかJKビジネスなのかでデゴイチ脇は盛り上がりを見せていた 

さて、いよいよ碓氷峠ウォーキングの開始です!
碓氷峠は群馬の横川と長野の軽井沢の間に立ちはだかる最大勾配66.7‰の難所で、
1997年に廃線になるまでは関東と日本海側を結ぶ重要な本線の位置づけでした。
現在では横川駅から旧熊ノ平駅までの約6キロが遊歩道となっています。
また、碓氷峠鉄道文化むらから途中の峠の湯まではトロッコが走っています。


冬の時期はトロッコは運休で、前日の飲み会で太ってしまった分を減らすためにも
峠の湯付近に保存されるロクサンを目指して往復5kmのウォーキングです。
碓氷峠鉄道文化むらを過ぎるとすぐにゆるやかで断続的な上り坂が始まります。
1kmちょっとで旧丸山変電所が見えてきます。 

旧線の電化に伴ない建設されたレンガ造りの変電所。国の重要文化財。 

このあたりから碓氷峠はさらに勾配が大きくなり厳しい上り坂となります。
かつてここを通るすべての列車は横川寄りにEF63重連を連結して挑んでいました。

これを列車が登っていたのかと驚愕するほどの勾配が目前に立ちはだかる 

ロクサンになったつもりで歩みを進めて約1km。峠の湯に到着です。
今回はここまでで、近くに保存されているEF6322を見てきました。 

山間にひっそりとたたずむ峠のシェルパ EF6322 
(クリックすると拡大画像をご覧いただけます)

来た道を折り返しまして碓氷峠鉄道文化むらへ。
2007年の団臨で来て以来、実に8年ぶりの再訪となりました。
SLに乗ってきた人はどこへ行ってしまったのか、たいへん閑散としていて、
撮影もじっくりでき、運転台も開放されているのでゆっくり楽しめました。 

重厚なロクサンのトップナンバー EF63 1。再塗装されたばかり 


ご無沙汰のEF58172。
8年前と比べてだいぶ色あせていたが、ゴハチの魅力は色あせない 


梅小路のEF58157も同様の塗装になっている 


再塗装されたらもう一度やりたいが、旗竿はいずこへ・・・


EF58172の運転台。しばらく運転士気分に… 

それ以外の展示車両をフォトチャンネルにまとめました。 


またいつか来たいと思いました。

最後はDLクリスマス碓氷の撮影へ横川の先へ。

9136レ DD51895+旧客+D51498 2015/12/23 15:12 信越本線横川~西松井田間
(クリックすると拡大画像をご覧いただけます)

実は・・・この日の朝・・・。
19日のリベンジということで、念には念を入れて1本早い電車に乗ろうと駅へ。
すると、信じられないことに車両点検で遅延中の文字が!!
乗ろうとしていた電車は運休しているし次の列車は10分遅れ。
一応、駅員に大宮で高崎線に乗り継ぎできるか確認したところ、
「ギリギリ間に合いませんね」とニヤリ(その人に罪はないが腹立たしい)
あえて新幹線振替できないのかと聞いても、それは出来かねますと。

19日も23日も乗り継げない。
一体、最近のJRはどうなっているのか。いや、自分に運がないだけなのか。

とりあえず東武鉄道~秩父鉄道~高崎線~信越線でルート検索。
こちらも検索結果を見る限りでは間に合わないことになっています。
しかし、羽生駅で2分の乗り換えに成功すれば間に合うことがわかりました。
死中に活を見いだせ!!  結果は・・・・略。


EF55 1@鉄道博物館

2015年05月10日 20時55分57秒 | 保存車両・懐古話



4月12日よりさいたま市の鉄道博物館でEF55 1の展示が始まりました。
GW期間中は現役時代には実現しなかった日章旗を掲出したスタイルで披露されました。 

菊の御紋に日章旗と、さながらお召仕様のEF551 
(クリックすると拡大画像をご覧いただけます)


2エンド側 


転車台に展示されるムーミンことEF551 
(クリックすると拡大画像をご覧いただけます)

同館を最後に訪問したのが2008年5月で、それ以来、展示車両も何両か増えました。 

183系4両(元C4編成)がランチトレインとして南側に展示 


2009年10月よりJR西より譲渡された0系先頭車1両を展示 

このほかの展示車両については↓をクリック


 おまけ

円盤を引っかけるL字金具とヘッドマークステーを利用して日章旗を掲出したようです。
EF58172に旗竿を取り付けたことを思い出してしまいました。


私が初めて撮影したEF55の写真になります。
1998年8月の「両毛線開通110周年記念号」で、高架になっていない栃木駅にて。 


栃木駅に入線してきたEF55と、今は亡きノスタルジックビュートレインの50系。
ググったところ1枚だけヒット。「想い出はぶだう色」様のブログにありました。こちら


先日制作しましたEF55です。いつか旗を掲出して再撮影したいと思います。
(クリックするとEF551制作の記事にジャンプします)


静態保存C11322@鴻巣

2014年11月16日 21時11分28秒 | 保存車両・懐古話

鴻巣市のせせらぎ公園(免許センター付近)にC11322が静態保存されています。 

晩年は大宮工場で入換用として活躍。前照灯裏のベルが特徴的 
(クリックすると拡大画像をご覧いただけます)


野ざらしだが、きれいに整備されている 

 おまけ1
鴻巣市と吉見町を隔てる荒川を渡る県道27号線は、
堤防から堤防までの距離が約2.5kmもあり、川幅日本一で有名です。 

吉見町側から。2537mある 

 おまけ2
吉見町と言えば吉見百穴が有名ですが、いちごも有名?なのか、
「道の駅いちごの里よしみ」なんていう施設があります。
そこでとちおとめの苗が2株250円で売っていたので衝動買いしてしまいました。
午後は近所のガーデンセンターにも行って、イチゴ苗を大人買いしてきました! 

とちおとめの苗 3株 


越後姫、紅ほっぺ、あきひめも1株ずつ 

果物や野菜の栽培はもともと興味があったので、初挑戦ですが大豊作を夢見て
粘り強く育てていきたいと思います。収穫は来春4~5月頃とのことですが、
ときどき成長の様子でもUPしていきたいと考えております。


1720系とEF6645を見に行く

2014年07月13日 22時57分57秒 | 保存車両・懐古話

出かけたついでに岩槻城址公園の東武1720系と、浦和美園のEF6645を見てきました。

スペーシアが登場する前に活躍した東武特急1720系 

岩槻城址公園の東側のエリアに大切に保管されています。
土日祝のみ日中に開放され、車内に入ることができます。 


浦和美園イオン付近にあるほしあい眼科に、EF6645もカットモデルが登場 

こちらの眼科の院長は実車コレクターなのでしょうか。
このEF66以外にも流鉄カットモデル、旧茨城交通のキハ22 も保存されています。 

 おしらせ
このたび、ワシクリ撮影地情報のページを大リニューアルしました。
ぜひご覧ください! 

※地元・地主の方の要望でページに入る前に意思確認を行なっています。


リニア・鉄道館を初訪問。

2014年06月13日 12時15分34秒 | 保存車両・懐古話



6月9日にJR東海のリニア・鉄道館を初訪問しました。
車両の展示の仕方が大宮の鉄道博物館と比べてシンプルで、
撮り鉄からみて大変好感が持てる博物館でした。

まず、入ると驚くくらい真っ暗な空間が。
そして、ライトアップされたC6217と300X、MLX01が出迎えてくれます。

(クリックすると拡大画像をご覧いただけます)


C62 17(クリックすると拡大画像をご覧いただけます)
 

300X 


MLX01-1

さて、さらに奥に入ると、メインの展示ゾーンとなります。

300系、100系、0系の3並び 

    
左から0系、ドクターイエロー922形、381系、113系 

   
左からキハ181、屋外展示の117系、キハ82とキハ48000、クロ381系と165系 

そして・・・いよいよ・・・ 

EF58157 

2008年7月以来(記事はこちら)のご対面です。
晩年は特急色塗装でしたが、ぶどう色に塗りなおされていたわけですね。 

正面 


さながらホームから撮影したようなアングル。架線が再現されればなお良かったが・・・ 


C57139との並び 


おいらん車こと検測限界測定車のオヤ31 


名古屋駅を再現したと思われるHOゲージジオラマ 


2Fより新幹線の4並び 

展示車両をかいつまんで掲載しましたが、このほかにも多く展示車両が保管されています。

それにしても、JR東海の東海道新幹線に見てとれるようにシンプル・明快さが
博物館デザインや展示手法によく表れている印象でした。

大宮の鉄道博物館は何かと注意を促す看板が多くあり大変不快ですが、
こちらは必要最低限で、車体周りがさっぱりしていて本当に素晴らしいです。
まぁ、JR東日本は安全ごり押し(悪いことでは決してないのだが)なので、
そういう企業体制が博物館にも現れてしまっているのでしょう。
そんなことを考えると、梅小路にできるJR西日本の鉄道博物館も
どんな感じに仕上がっていくかなかなか興味深いところです。


ロクイチ最後の団臨から 5年…。

2012年06月17日 12時00分00秒 | 保存車両・懐古話

2007年6月17日、僕らの夢、ロクイチことEF5861が牽引する団臨が実現した。
あれから、今日で5年―――。


校章も誇らしげに横川に入線するロクイチ団臨 T氏撮影 

当時、実行委員長を務めていた自分は、今思えば「若かった」。それに尽きる。
もう一度、と言ってももうこの編成はもう二度と実現しないが、
もし同じ規模で委員長をやることになっても、最後までまっとうすることはできないだろう。
それだけに、この団臨を走らせるための想いは大きく、強かった。


団臨を仕立てた実行委員たちとロクイチの記念写真  K氏撮影 

列車はミステリー列車として運行し、品川~横川~上野の経路で走行した。
経路は非公表だったが、高崎線・信越線は多くのカメラマンが集結していた。
今日は知り合いから頂いた、この団臨の走行写真を紹介したい。


信越線有名撮影地安中鉄橋を渡るEF5861牽引ミステリー列車  S様撮影 

EF5861が乗客を乗せて客車を牽くのはこれが最後だった。
(ジョイフルトレイン「ゆとり」の牽引はこれが最後)



横川到着後は一旦高崎への回送措置が取られた  S様撮影

このころ、碓氷峠鉄道文化むらでは、EF58172に会旗を掲出された。
このことはこちらの記事でも詳説している。


現役会員(当時)撮影 


短区間ながら正調ヘッドマークを掲出して横川へ向かう回送列車  S様撮影 


ロクイチが掲出したヘッドマークもこれが最後となった 


正調ヘッドマークを掲出し、乗客を乗せて”謎”の終着駅を目指す  S様撮影 
 
実のところ、ヘッドマークが往路で前後逆に付けられてしまい、
幸い高崎で取り替えてもらえたため、信越線内では4回違った顔の撮影が楽しめた。

最後に、「ロクイチが走るまで」の第一章「団臨への基礎知識」を特別公開しようと思う。


来年で法政大学小金井鉄道研究会は60周年を迎える。
また新たな夢と希望を乗せた列車が企画され、走るかもしれない―――。


485系の話題

2012年02月26日 21時08分57秒 | 保存車両・懐古話

地味ではありますが、2月25日はJR東の485系にとって一つの節目でした。

磐越西線のあいづライナーが、国鉄色から元東武乗り入れの車両に変更されました。

会津若松のライブカメラの模様。セレモニーのため、旧あいづと新あいづが並べられた 

元東武乗り入れ車は、もともとは上野~喜多方直通の特急あいづでスタートしたので、
JR・東武鉄道相互直通という大役を終えて戻ってきた、ということになります。

2005年夏に走った特急あいづ。この小改造のスタイルは短命に終わった 

国鉄色の485系が今後どのような扱いになるのか、注目したいところです。



一方で、上野~金沢を結ぶ臨時列車の急行能登も運転が終了となりました。
編成がJR西の489系からJR東の485系に変更され、臨時列車として細々と残っていましたが、
今度の春臨で設定はなく、25日発をもって事実上の完全廃止となる模様です。

2011年大晦日の上野駅にたたずむ急行能登 

能登に使われた編成は今後ムーンライトえちごとして使用される予定です。

 おまけ

****M 485系K60編成 2012/02/25 9:09 東北本線東鷲宮~栗橋間


EF58 61を想う。

2010年08月29日 18時23分33秒 | 保存車両・懐古話

昨日28日のTK公開で姿を見せたロクイチことEF5861。
今日は昨日撮った画像と、3年前執筆した資料、他をUPすることにしましょう。



実写と昨年末に制作したEF6861。アングルがそろった 

EF5861復活プロジェクト 一覧 はこちらをクリック

大宮工場が独自に調合した塗装により、陽の当たり具合によって見え方が異なる。



晴れた日にはエレガントなブラウン、曇の日にはシックなブラウン 

東京総合車両センター夏休みフェア2008 の模様はこちら


前照灯が点き、パンタグラフを上げ、動き出す日は・・・もう来ないのか。


大勢の乗務員を乗せ、最後の自走をしようとするロクイチ(2008/06/20) 

東京総合車両センターまで、“最後の自走”したときの記事はこちら

3年前、サークル誌発行の際に執筆した記事を特別公開します。

(クリックすると拡大画像をご覧いただけます)

過去を振り返ったとしても、ロクイチが復活することは、きっとないでしょう・・・。


夢空間、陸送準備完了

2009年05月31日 20時44分48秒 | 保存車両・懐古話

29日に輸送された『夢空間』2両(記事はコチラ)が、越谷貨タで陸送準備が完了していました。

越谷貨物ターミナル内で陸送準備が整った夢空間2両と車輪
(クリックすると拡大画像をご覧いただけます。)


運転には相当な技術が必要なんでしょうね…。なんか教習所を思い出します(笑)


奥のトラック2台には車輪が積載されています。

さて、この夢空間。どうやら、今秋、新三郷駅前に完成する“ららぽーと新三郷”にて
飲食店?として使われる模様で、建設中の店舗前にはすでにレールの準備ができてるとか。

このような鉄道車輛の再利用は、非常に微笑ましく思えます。


10月14日、鉄道の日

2008年10月14日 21時40分27秒 | 保存車両・懐古話

今日は鉄道の日です。昨年開館した鉄道博物館に、一身上の都合で行ってきました…

赤プレがきれいなC57135


これは貴重。これまで見逃していました。。。


もう、二度と走ることのない「エルム」


20年前、来日したオリエント急行を復活初運行のD51498が牽引した際に掲げたHM

このHM、私は小さい頃から知っていて、というのはガキの頃、子供向けの本で見ていて、ずっとカッコいい~と思っていました。これが使われたのは20年前のクリスマス、ちょうどバブルの時期ですから、さすがに豪華な作りですね。

これをD51498が掲げて、しかも今や引退したEF5861と重連で、オリエント急行を牽いて激動の復活を遂げたというのは、まさに伝説でしょう。区間は、いまでは絶対にありえない上野~大宮間。あと20年早く生まれていたら、きっと徹夜でもして撮影したに違いありません…笑

オリエント急行は日本全国を走りましたが、その際は、写真右に写る普通のマークだったようです。こんな貴重なマークが、ここに所蔵されていたんですね!

さて、このマーク、個人的にベストオブHMなわけで、シンプルかつ大人っぽいリッチな雰囲気が最高に好きです。そんなことから、2007年6月17日の団臨でEF5861に掲げるHMのお手本にさせていただきました(笑)


D51がオリエント急行を牽引した際に掲げたHMを模したHM

この団臨のHMは、法政大学の校章で、もちろん登録商標ですから使用にあたってはきちんと許可を得て制作しました。JRにとってHMはうざい存在のようで、往路で付け間違いが発生したのは、ここでは省略しましょ…汗

本当は、校章部分を金で印刷するか、真鍮板?でも貼りたかったのですが、今はJRが認めた会社が作るものしかダメなので、断念せざるをえませんでした。(実際、作れたが相当お金がかかるのでやめた)

おっと、鉄道の日にあやかって、一人で鉄道話に華を咲かせてしまいましたが(笑)、鉄道博物館には、このブログをご覧になっている皆さん、一人ひとりにとって何か関係深いものがもっともっと所蔵されているかもしれません。
10月末までは、お帰りの際に、硬券(ただの厚紙ですが)をいただけるので、新たな発見を見つけに訪れてみてはいかがでしょうか(無駄な宣伝でした…)


“ロクイチ”を想う…

2008年06月17日 17時27分04秒 | 保存車両・懐古話

 6月17日は特別な記念日

昨年の6月17日は日曜日。
 今日みたいに晴天でしたね。その青空の下、EF5861が牽くお座敷客車“ゆとり”(後補機にEF6439)が関東路を快走しました。その姿は、まさかこれが最後の営業列車になってしまうなんて予測・想像すらできないほど勇敢で、これからの活躍も大いに期待できるものでした。撮影された皆さんも同じように思われたことでしょう。


品川で発車を待つ9999レ。ホーム先端はファンで埋め尽くされていた。撮影K氏

 鉄道ダイヤ情報には、ミステリートレインならではの○○表示で行路が掲載されましたが、事前にいくつかの鉄道掲示板で○○箇所を穴埋めされた正式な行路が書かれてしまい、結局はミステリートレインの意味はありませんでしたね。まぁ、誰でも想像できるスジでしたけど…。
 当初は武蔵野線や田端操など複雑な行路を計画しましたが、EF58の車軸配置やJR発生料金の関係で走行路線が決まってしまい、車両の方向が逆にならないようにしたら直行直帰しかできなくなりました。


往路の発車を待つ9999レ。全区間で上野方にEF6439を連結。撮影S氏

 横川には碓氷峠鉄道文化むらがあるので、JRにとってはちょうど良い行路なのでしょうね。我々は、文化むらでもEF58172に旗を掲出したりとイベントを開催し、乗客の皆さんには大変好評な団臨となりました。

 私は実行委員長として、朝から車掌業務に従事しましたが、復路の車内に差し込む夕日はかなり印象に残っていて、それを思い出すと感慨深いものがあります。今日の夕日も、ちょうど1年前と同じような感じですね。あの時は、とても満ち足りた気持ちでした。

 元気と思われていたEF5861ですが、昨年秋頃行なわれた全般検査で不具合が見つかり、今年3月には廃車対象の保留車という扱いにされました。これはJR東日本の正式決定のようで、もう二度と営業列車を牽くことはなくなったということです。

 その上、EF5861との組み合わせに絶大な人気を博していたゆとりまでもが3月中に引退。これで、JR東日本からJT客車が消滅しました。

 1年でこれだけ大きな変化が起こるのは、JR民営化後初めてのことではないでしょうか。(前半の方は私は幼少だったので知りませんけど…)


この編成、もはや模型の世界でしか実現できなくなりました…。


EF6439も、ここ最近はほとんど動きなし…。除籍・廃車も近いのでしょうか。


EF5861は廃車対象だが、どこかで“静態保存”されることを強く切望します。


私にとっては、この団臨は生涯忘れえぬ大切な思い出です。

 この経験を後世に残すために、『“ロクイチ”が走るまで』を制作し発行しました。←残念ながら頒布は終了しています。


クリックすると「“ロクイチ”が走るまで」のサイトへジャンプします


鉄道博物館へ。

2008年05月26日 23時21分00秒 | 保存車両・懐古話

今日は鉄道博物館に行きました。運動会の振り替え休日なのか、混んでいました。。。

EF5889。とにかく館内は暗い…。ISO1600で撮影…。


パックの運転台。EF65とかとは運転方法が全く違うのでしょうね。


この機関車が現役で動いているのは、1回だけ見たことがあります。遠目で…。

EF5889を初めて撮影するチャンスが私に訪れたのは1998年のクリトレでした。
ところが、直前に不具合とかで、EF5889からEF651118に変更になってしまいました。
それ以降、EF5889は運用に入ることはなく、そのままJR東日本から除籍となりました。
でも、今、こうして博物館入りしたのですから、幸運な機関車ですよね(笑)


マイテ39 11。車内も外観も雰囲気も、イイ味出していますねー!


FASTECH360Sの試運転があると思いや、なかったらしく…。
200系国鉄色のK47がやってきました。良かった良かった…。

↓↓  今日撮影した写真など、約50枚をUPしました!  ↓↓

どうぞご覧ください!


ロクイチのヘッドマーク

2008年03月30日 21時18分42秒 | 保存車両・懐古話
今日は2007年6月17日のロクイチにとっての最後の団臨、そのときのヘッドマークについての裏話を書きたいと思います。
あれは、私が代表でデザインしたものです(笑) 走るEF5861が掲げた最後のHMは私のデザイン。夢のような話ですよね。

さて、我らが法政大学小金井鉄道研究会は4月1日で55周年を迎えます。昨年の団臨はこれを記念して企画立案しました。法政にもう1つある市ヶ谷鉄研は同じく4月1日で38周年になりますので、それら兼ね合いから運転が早まって昨年実施となりました。
今年だったらもう何もできませんね。EF58もゆとりも3/15で引退したのですから…

当初、55周年企画だったのでEF55 1牽引の予定でしたが、前述のとおり市ヶ谷鉄研は37周年。そのため、EF5861牽引になりました。
実行委員会を組織して、案外あっけなく決まったHMデザイン。今日はそのお話です。

最初は“踊り子”や“そよかぜ”などの既存のHMを真似したデザインも考えましたが、OBのO氏が「法政の校章」を提案。そのまま、ロクイチは校章に決まりました。(HMをデザインするにあたって大学側から正式に使用許可を得ました。)

平行して、私が知ってるHMの中でも、とりわけかっこいいと思っていたやつ。それが、オリエント急行を牽くD51498が掲げていたHM。生でみたことはありません、絵本で見ました。笑

この2条件が融合したHM。それが↓です。(転載一切禁止!個人使用も禁止!)

EF5861に付くのですから、渋い方がいいですよね。もうちょっと色を増やしたかったのですが、背景色は1色にしなくてはいけないらしく、こうなりました。。。

そして、後補機EF65用(当初ではEF65だったが、直前にEF64になった)のHMは↓。

法政の駅伝カラーを意識。ブルーとオレンジがなんとなくEF65に似合いそう?笑
「H」でかなりのインパクトを与えます。どうせ、先頭になるのは復路だけですから…

今は、自家製HMを列車に掲げることはできませんので、制作はすべてJRに認可された会社。そのため、私は直径660mmのデザインをつくるだけ。完成品は当日の品川入線まで見られません。。。

そして、当日。

OBのM氏提供。入線時、私は叫びました。。。ヘッドマークが違うのですから。。。
ロクイチ用はEF64に付いてましたがびーん

ありゃりゃ。。。似合わないなぁ…
このあと、高崎へ回送。付け替えてもらえました。良かった良かった。

ロクイチに見事にマッチしたHM。これが正調ですからね…笑

校章部分を金色にしたかったのですが、HMはただのシールなので黄土色となりました。これでも5万かかってます。
でも、これが最後のHMとなると知っていれば、完ぺきなものを作れば良かったですね…。10万は裕に超えますが。笑

こちらも正調。結局「H」が往復とも正面でした…。校章が前になったのは回送時のみ。法政さん、ごめんなさい…笑

今、ヘッドマークを掲げたいと思っても、なかなか牽く車両がないですよねぇ。。。

私の家には2つのヘッドマーク(鉄板)があります。いや~宝物ですね。
長々と閲覧ありがとうございました。みなさんは、この団臨、撮影されましたか?

本を作るにあたり、沿線で撮影された方から写真を集めて掲載したかったのですが、制作期間が1ヶ月なかったのでできませんでした。。。
今さらですが、みなさんの撮影された写真を行路順に一覧表示させるページを作ってみたいですね。(写真をクリックすれば掲載サイトにリンクするシステムで)笑

この団臨を走らせたことに関して、1冊の本を出しました。
“ロクイチ”が走るまで』 ※頒布は終了

他にも以下のサイトで団臨について紹介しています。
実行委員長敬白
編集長敬白
法政ジャーナル
あわせてご覧ください!


追憶…ロクイチ+ゆとりミステリー

2008年01月13日 23時10分25秒 | 保存車両・懐古話

2007年6月17日に実施した、EF58 61+ゆとり+EF64 39編成によるミステリー列車。

9316レ 復路発車前  2007/06/17 信越本線横川

まぁ、私が企画して走らせてしまったわけですね…。
ホント夢のような話でした、今思い返すと。。。

ということで!!

その公式紹介ページを大更新しました↓(画像をクリックしてください)

実行委員長敬白 ― 法政大学鉄道研究会ミステリー号

その列車を企画する段階から走ったまでを綴った本↓(画像をクリックしてください)

“ロクイチ”が走るまで


今回はアニメーションGIFも作ってみました(笑)

宣伝失礼しました。見てくださった方、ありがとうございましたm(__)m