世界の終わりの日は昼からとあるミーティング。関西演劇界の重鎮的な人たちに囲まれて、意見を言ったり聞いたりする。そのあとは梅田で三月の妄想。妄想は形になり、形は新しい妄想をうみ、そこで見つかる問題を解いたり、新しい問題を考えたり。そのあとは三ノ宮。ニューヨークから一時帰国のしげと四方山話。彼女は世界中を飛び回るカメラマンだったのだけど、8年前からニューヨークに住んで、そのあと結婚して子供も生まれた。神戸大学の吉田ゼミ第1期生。あのゼミは自分の人生のある種のターニングポイントだったかもしれないし、必然だったのかもしれない。遅めの電車は酔っ払いであふれていて、酒の力で人はここまで変わるのか、と驚く。世界の終わりを謳歌してるのか。sundayの稽古も再開。話をすることで妄想は形になる。東京公演は新しいグルリルになりそうだ。形のないものを形にしていくのが仕事なんだけど、形のないまま形にしたいとちょっと思う。そして世界はもちろん終わらないまま怒濤のクリスマス、年末、お正月へとなだれこむ。