今日の社内連絡(ブログver)

sundayとかオリジナルテンポとかの作・演出家ウォーリー木下のつれづれなるままのもろもろ。

自動演奏楽器

2012-12-14 | Weblog
「グルリル」東京公演まで1ヶ月切りましたね。ぜひぜひ見に来てください。情報はこちらにも→http://www.parthenon.or.jp/
パルテノン多摩に先月お邪魔したときに、いろいろ館内を案内してもらったのだけど、その中にマジックサウンドルームという部屋がある。自動演奏楽器。いわばオルゴールの前身のようなもの。というと小さい箱を思い浮かべるかもしれないが、形は全くちがくて、それはどれも巨大で、どのくらいかといと、桐ダンスくらいはあるものから(自動大型オーケストラ楽器)、本物のグランドピアノを使ってたり(自動演奏ピアノ)、中にはバンジョーをそのままガラスケースに展示してあるものかとおもったら(もちろんそれは自動でバンジョーが演奏される)ものまで、多種多様。ほとんどのものが100年以上前に作られている。実際に音も聞かせてもらった。仕組みはオルゴールと同じなんだけど、まあ、なんというか、オルゴールのイメージからはかけ離れすぎてるので、説明するのももどかしい。ものによっては100人分のオケと同じ演奏をするものまである!一体全体こんな世界があったなんて僕は全然知らなかった。いったいどの情熱がこのマシンたちを100年も前に作り上げたのか。その途方もない音楽再生へのエネルギーにくらくらする。(正直、いつかこの機械たち職人たちの物語を書きたいと思ったくらい)。とにかくパルテノン多摩に来た際には必ずここに寄った方がよい。職員の方の説明もまた自動演奏的にいとおかしいのも魅力。