進化の過程にプログラミングされていた

人は人類だ。
そして、人類には本能があるらしい。
そんな本能のひとつをオックスフォード大学の脳科学者が実験でたしかめたという。

◆人類には種の保存のため、無力で無防備な幼児を見ると手を差し伸べたくなるようにプログラミングされている
　実験のあらましはこんなところだ。
　・わずかな硬貨を入れた財布を２４０個用意し、４０個ずつの６グループに分ける。
　・それぞれのグループに、写真等を入れる。
　　①笑顔の赤ちゃんの写真
　　②かわいい子犬の写真
　　③幸せそうな家族の写真
　　④仲の良さそうな老夫婦の写真
　　⑤慈善事業に寄付したことを示すカード
　　⑥何も入れない
　・これらを通行人に拾われるように路上に落としておいた。

　結果には明確に差が出た。
　　①９０％が返ってきた
　　②４８％が返ってきた
　　③５３％が返ってきた
　　④２８％が返ってきた
　　⑤２０％が返ってきた
　　⑥１５％が返ってきた
　
　このことは、人類の進化の過程に隠されているのだという。
　人類は種の保存のため、
　無力で無防備な幼児を見ると無条件で手を差し伸べたくなるようにプログラミングされているということだ。
　赤ちゃんの写真を見た人は、「これは持ち主に返してあげなくては」と無意識に行動するらしい。

　ほほう。なかなか興味深い実験ですね。
　忘れ物落とし物をしやすい人は、赤ちゃんの写真を入れておくといいのかもしれませんね(⌒∇⌒)。