つぶやき、遊び・仕事・日常

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話を盛る

2019-12-02 08:56:10 | 日記
世に自己啓発本の類は多い。
それだけ需要が多いということなのだろう。
世に、悩めるビジネスパーソンが多いということでもある。
だが多くなれば、質にバラツキが生じるのは、これも必然のことだ。
そんな自己啓発本の筆者側の事情について、コンサルタントの弓場隆一氏という方が、こんなことを書いていた。

◆作家とはこんなもの
 一流の人は、ほんの少しの違いを大切にします。
 自分の付加価値を見つけて、声高く主張するのです。
 それは、大きな事である必要は全くないのです。

 また、作家とは巧みに話を盛る(誇張する)存在でもあるのです。
 実際には、テレビを見たり爪を切ったり居眠りをしていても、昨夜は徹夜で朝の6時まで書いていました。
 20時間ほど机の前に座りっぱなしでした、などとさらりと言えます。
 ですので、内容についても同様の技術が加わっているものです。

 著者は、自分にできない事を書くのです。
 自分の出来ることだけを書いていては本は書けないものです。
 それでも、書かれた本は衆生の大きな役に立つこともあります。

 なるほど、作家が決して聖人君子でないことは良くわかりました。
 ただ、どのように書かれた本であっても人の心を打ち、一念発起を呼び起こせばそれはそれで素晴らしいことです。
 であれば、それは詐欺師でも詐話師でもなく、立派なメンターと呼べるのでしょうね。