山梨県立博物館で周辺の遺跡情報を手に入れたので、博物館を見終わった後は遺跡見学。
まずは、この地域では時代が古いとされる方墳の「竜塚古墳」へ。まだ調査しただけで、整備までは行われていないという感じの状態でした。入口は県道に表示が出ていたけど、行ってみるとまだ畑の中に墳丘があるって感じで、分からない人は気がつかずに通り過ぎてしまうのではないかと思ってしまう。畑の中の農道に車を乗り入れて、そこから少し歩いて古墳に行く。まだ駐車場は作られていないみたいだ。たぶん、この農道の続きに作る予定はあるのだろう。東側に2010年の3月に作られた説明板があった。
そしてこっちが、その近くにあり、整備の終わっている「岡銚子塚古墳」前方部の長い前方後円墳だ。ここは八代ふるさと公園として駐車場も完備されていた。古墳には芝が貼られ、周溝もきちんと砂利が敷き詰められている。公園では子どもたちがボール遊びをしていた。サッカーボールを蹴りながら古墳に登っちゃいけません(笑)
「ここはお墓なのだから、大騒ぎしちゃダメ」という声がした。「だれのお墓?」「昔のえらい人の」という声がしていた。親が注意したらしい。
そこで、ちょっと凶悪なことを考えた。「隣にある盃塚古墳という円墳と合わせて、ゴルフコースだったら?パー4くらいかな。」勿論、ピンは岡銚子塚の後円部中央ということで。第一打は盃塚の墳頂から岡銚子塚の前方部に載らないといけない、前には周溝というバンカーがある。そして前方部のフェアウェイを第二打で。後円部の直近へつける。そして第三打は後円部に打ち上げてグリーンを狙う。グリーンが見えていないため、これが超難しいショット。うっかり強く撃つと反対側の周溝に落ちてしまい、これをやると絶望的になる。グリーンへのせたら、あとはパット。で、パー4でどうでしょう? プロなら第2打でグリーン狙ってバーディトライかも(笑)
公園内で発見したもの。門のようなところに何かが吊るされている。何だろうと思って、見に行ったらこんなものが。まさか銅鐸!?・・いや、時代が違うし。でも銅で出来た銅鐸状のものだった。中に舌が入っていて、紐を引くとカーンと、銅鐸をならした時のような音がした。表面には前方後円墳のマークが書いてある。意味不明なものだった。いいのか?
さて、おまけの一枚。博物館から古墳へ向かう途中でカーナビに「小山城跡」と表示が出たので「何だろう?」って行ってみた。土塁が約50m四方に方形にめぐる単郭式の城だった。土塁の高さが4~5m残っていて、こんなによく残っている土塁を久々に見たって感じだった。もうひたすら「凄い!凄い!」を連発しながら見て回った。土塁の上には隅櫓がいくつか建っていたようで、礎石の残る部分もあった。堀もしっかり残っていて、シンプルな作りだけど立派なモノ。地元の高家地区が管理していて、清掃や草刈りなどもやっているのだろう。とにかく、きちんと整備されている。土塁の上には景色を楽しむことが出来る見晴らしの良さ。ここは、ガイドブックにも出ていないけど、桜の木も多いし、季節になれば地元の人たちの名所になっているのかも・・という感じがした。