5月13日(土)は12時から、鹿沢万座パークボランティアの「植物相調査①」に参加。NACS-J(日本自然保護協会)と環境省の共同事業「モニタリングサイト1000里地調査」です。「全国の里山生態系の変化を長期にわたって把握し、生物多様性の保全施策へ活かすための事業」で、2023年からの5年間は全国203か所の調査地で開催されるようですね。鹿沢園地の調査区間は4ヶ所で、野草園の下の方がA区間となっていました。
キャンプ場の中のB区間へと続きます。
集合場所の鹿沢インフォメーションセンターが中継地点にもなっている感じでしょうか。
トウゴクミツバツツジ
C区間はセンターの裏からかえでの小径へ下りてすずらん橋まで。D区間はすずらん橋の脇から清流の小径へ入り、ショートカットして休暇村の裏までとなっていました。
ツルネコノメソウ
参加者は8名。大ベテランの師匠3名+たか爺たち研修生5名みたいな感じ!? 各区間ごとに見つかった「蕾/花/実/胞子嚢」の種名と「花・実の有無」をリストアップしていく調査になります。
ウリハダカエデ
写真はあまり撮っていませんでしたが、以下に少々。小雨降るなかTG-5でちゃっちゃかちゃっちゃか撮っていたので、ピンボケブレブレはご容赦のほどを…。
ヒメカンスゲ
こちらとはちょっとイメージが違う感じかな。
炭焼き窯のあとのようです。マユミ(蕾)、オニゼンマイ(胞子嚢)なども含めて、野草園内のA区間では14種でした。
フキ
クリンソウ(蕾)
これはキャンプ場内から見たジンヨウイチヤクソウやツルリンドウも咲く林内ですが、ニホンジカが下草を食べまくってしまって見通しがよくなったみたいです…。
流れ沿いにはシカの足跡や糞がかなり残っておりました。キャンプ場内のB区間はズミ(蕾)も含めて11種でしたね。
エイザンスミレ
これはC区間のここだけに。
ムラサキケマン
ムラサキケマンやカキドオシの花もC区間のみでした。C区間はツリバナ、オオツリバナ、ハウチワカエデ、オオカメノキなども含めて14種です。
D区間へ。
ヒゲネワチガイソウ
これもこの区間のみ。
ヒロハテンナンショウ
これはこの1株のみでした。それにしても、こんな写真しか撮れていなくて残念…。
モミの橋? 台風19号で流されて架け替えられたのかな。
イワカガミ
これもD区間のみ。D区間ではバッコヤナギ(実)も含めて11種でしたね。
シカによる食害…。
これは?
ツキノワグマの爪痕かぁ…。休暇村とボランティア宿泊棟の間あたりなんだけど!?
まだ花は少ないため、植物相調査は14時過ぎには終了。結局雨天中止となりましたが、翌14日(日)は親子でワンダー「小川の生きものさがし」があったので、そのまま練馬へと帰ってまいりました。
次回は6月9日(金)の予定。これまで来たことのない季節にいったいどんな花に出会えるのか、今から楽しみですねぇ~。今度は調査時間も2時間ではなく、予定通り4時間はかかるのかな。