6月29日(土)と7月6日(土)は、里山体験プログラム「ホタル狩りと暗闇体験」で寄居です。参加者は、29日がキッズ3名+ファミリー12家族39名の42名で、アシスタントはじゅん。6日はファミリー10家族34名で、さち婆も同行しました。最終的にキャンセル待ちの方は0になってよかったですね。現在245名の会員の内3割以上の方が参加してくれたわけで、やはりホタルは人気があります。
送迎組は、まずは風布川へ。ホタルだけではもったいないし、軽食やトイレを済ませておくのにもちょうどいい距離ですからね。採集道具やポスカ等は各自持参の上、生きもの探しでもストーンペインティングでも軽食タイムでも、自由に過ごしてもらいます。現地組も何家族か遊びに来てくれました。
風布川での№ワンダーは、29日に子どもたちが見つけてくれた羽化したばかりのオジロサナエだったでしょうか。お腹がちょっと心配ですが…。
昆虫カメラマンもご登場!? コンデジならたか爺でも撮れるぐらいだから、ワンダースクールにこういう子どもたちが増えてきてもおもしろいことになりそうです。まずはマクロモードとストロボの使い方をマスターして、どんどんチャレンジしてみてくださいね。
ミヤマカワトンボが多い時期ですが、ニホンカワトンボもまだ見られます。
これは多分フタツメカワゲラ属のカワゲラ。風布川では幼虫も見つかっています。水生昆虫は幼虫も成虫もまだまだ未知の部分が多い生きものなので、将来昆虫の研究をしたい子には狙い目の分野かも!?
こちらは将来のアーティスト!? こうたとしおりの作品です。
ラミーカミキリは、撮る前に逃げられてしまったので採ってから撮りました…。水の中の生きものたちも採らなければ撮れませんよね。飼ってみると、水の中での動きや暮らし方もわかりますが、風布川の生きものは飼うのはちょっと難しいです。
ホタル狩りの前にゲンジボタルを採ってくれたのは、キッズアシスタントのじゅん。ビーティングネット持参です。第6・7腹節に発光器があるのでオスですね。風布川でもホタルは見られますが、今まで幼虫が捕まったことはないので、さらに上流部か風布川へそそぐ流れで育つのかな?
この風布川のゲンジボタルは、観察ケースに入れたまま忘れて家に連れてきてしまって、6日に帰してあげようと思っていたら、また持っていくのを忘れてしまいました…。砂糖水だけで10日現在も生きているので、12日目ですね。試しにあげてみたモモは砂糖水より好きで、メロンには見向きもしませんでした。
19時にはトンボ公園の駐車場に全員集合。明るいうちに、新井さんはホタルのお話、奥さんは怖ワ~いお話です!?
29日には、オオミズアオが梅の木の葉っぱに産卵中でした。アシスタントのじゅんが見つけてくれましたね。
沢沿いのハイキングコースは、木の葉にさえぎられて月明かりも届かないので、暗闇体験には最適です。
時代劇の首切り場のような竹の柵がある場所…。
お父さんに抱っこしてもらっていた幼児たちも多かったですね。今年は両日で76名の参加者の内、子どもは40名。4・5歳児中心に幼児が15名、1~3年生中心に小学生が23名、中学生が2名という内訳です。今年は自分の網でホタルを捕まえていた3・4歳児もいて、頼もしい限りでした。
でも、ここのゲンジボタルは、数年前から見られなくなってしまって残念…。途中から引き返します。
トンボ公園のホタルは、29日はゲンジ中心に30頭以上、蒸し暑くてホタル日和になった6日には、ヘイケも増えて50頭以上という感じだったかな。
昨年の2回目は雨天中止だったし、ホタルは毎年見られるかどうか本当にヒヤヒヤものです…。今年は雨不足でかなり心配しましたが、予想以上に見ることができてよかったですねぇ~。
大人も子どももご家族で楽しんでもらえたようで、ホッとしました。
でも、7日(日)の追加開催は、急遽たか爺の伯父さんの告別式になってしまって中止です。ごめんなさいねぇ…。子どもの頃は毎年夏休みにあちこち遊びに連れて行ってくれた人なので、最後の顔ぐらいは拝んでおかないとね。昔から「仏の〇〇」と言われていた人ですが、90歳の大往生でした。8時すぎに家を出て名古屋まで日帰りでしたが、仙人暮らしの身には慣れないスーツにネクタイ、革靴で電車に乗ったり人ごみの中を歩いたりすると、やっぱり疲れてしまいましたね…。
最後に一首。
在りしより仏とよばれし翁逝きホタルたのしむ通夜とはなりぬ 優