私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

ベストセラー機関砲

2018-04-08 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 その搭乗は1959年からというから、現在まで既に70年近い歴史を持つのが、米GE社が開発したというM61バルカン20mm機関砲だ。発射速度は毎分4千~6千発で、弾初速1050m/s、弾素材は米国は劣化ウラン、日本ではタングステンが使用されるという。なお、日本では住友重機械工業にてライセンス生産されるという。  なお、高速連射を行えるが、スピンアップのため、発射開始から1秒程度はスペックの発射速 . . . 本文を読む

ドエルアングルの昔話

2018-04-07 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 またまた「偉そーにと」と叱られるが、数年前に記したアナログ車のメカに触れた記事を紹介したい。ドエルアングルのことであるが、今や「なにそれ?」と聞かれる様な言葉であろう。しかし、ECUだデジタルだ、ソフトウェアだといっても、つまるところは信号処理の話であって、最終駆動はアナログ処理であり、点火系も例外ではない。つまり、DIのコイル駆動はパワートランジスタでON、OFF駆動しており、OFFの瞬間に自 . . . 本文を読む

力に関連して

2018-04-07 | 技術系情報
 またまた上空高くからの話をお許し戴きたい。  整備士試験じゃないが、昨今(かなり前からだが)は重量と区分する意味で力はN(ニュートン)で表している。このNとは、1kgの質量に1m/sの加速度を生じさせる力と定義されている。F=m・α(F:力、m:質量、α:加速度)  ボールジョイントを切り離すために、ハンマー打撃を行う場合を考えてみる。大型車のごっついボールジョント嵌合部にヘッド重量0.5kg . . . 本文を読む

貨物車の橋桁衝突事故

2018-04-06 | 事故と事件
トラックの積み荷やダンプのベッセル下降を忘れたままでの高所に衝突する事故というのを時々聞く。1枚目の写真は、今年3月30日に新潟で高さ制限3m60cmのガードで生じたパネルバン(ウイングボデー)の事故だ。僅かに高さが足りずに引っかかり立ち往生したらしい。それでも、ウイングボデーはルーフ中央にヒンジ機構があり、防水シートがシーラー止めで装着されているから、それらを修正するとなると結構な工数が見込ま . . . 本文を読む

ロータリーの父が亡くなっていたことを今更知る

2018-04-04 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 ロータリーの父とは、マツダ(元東洋工業)の元社長で、ロータリーエンジンの開発設計者であった山本健一氏のことだ。ご存じの方も多いのかもしれぬが、平成29年12月20日に亡くなってたいたことを私は今更知る。享年95だったという。  今や市販車のラインナップにおいては、ロータリーエンジンの姿はない。それは、原油価格の高騰すなわちガソリン価格の上昇そしてエコカーに象徴される燃費の良さが向かい風となった . . . 本文を読む

変わったホイールの損傷 再掲載

2018-04-02 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
変わったホイールの損傷  だいぶ以前に見かけたアルミホイールの損傷で、こういう損傷もあるのかということを知り、ちょっと驚いて書き記した記事を紹介してみる。 変わったアルミホイールの損傷 追記  一部の方より、私の記事を繰り返し批判されている方がいる。批判自体は言論の自由であり、批判を受ける方にも、その様に受け取られる内容があるのであれば、記事の未熟さが招いたのであろうから反省しなければならぬ . . . 本文を読む

リーダーの言葉 小倉昌男(ヤマト運輸元社長)

2018-04-01 | コラム
 当方、まあまあ本を読むのが好きな方で、だいたい小説は歴史物で、好きな作家にほぼ限定して読んでいる。また、一般的なビジネスのハウツウ本みたいなのは、昔は出張の都度、新幹線や航空機の搭乗中に読んだが、昨今は読むことは少なくなった。それよりも最近は、経営者とか軍事指導者、いわゆるリーダー達のことを書き表した本を好んで読むことが多くなった様に思う。それは意識している訳ではないものの、それなりに知名度が高 . . . 本文を読む

クレイのこと

2018-04-01 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 またまた技能五輪で実物を見て感心を持ったことの話です。クレイとは粘土のことで、これでデザイナーがスケッチした2次元イメージを3次元のクレイモデルとして立体化させ評価するためのモデリングを行います。技能五輪では競技でなく、デモンストレーションとしての実演展示されていたものです。  若いお兄さんはスズキのモデラーで、毎日クレイモデル作りに励んでいるとのことでした。実際のクレイ素材にも触れさせてもら . . . 本文を読む