官僚達の夏の時代 2018-04-20 | コラム 「官僚達の夏」は城山三郎氏(故人)の1975年に出版した、ある程度事実に基づいた小説作品だ。国の行き先を憂い、活躍する通産官僚の活躍を描くという、今では考え難い内容だ。作者の城山氏も晩年、官僚の堕落ぶりを嘆き続けていた。もしかすると官僚賛歌たる本作を書いたことを後悔していたのかもしれない。 さて、物語の中では、特振法という貿易自由化に対応するため日本の産業を整理統合する法案作りに没頭するが結 . . . 本文を読む