またまた「偉そーにと」と叱られるが、数年前に記したアナログ車のメカに触れた記事を紹介したい。ドエルアングルのことであるが、今や「なにそれ?」と聞かれる様な言葉であろう。しかし、ECUだデジタルだ、ソフトウェアだといっても、つまるところは信号処理の話であって、最終駆動はアナログ処理であり、点火系も例外ではない。つまり、DIのコイル駆動はパワートランジスタでON、OFF駆動しており、OFFの瞬間に自己誘導および相互誘導で高圧火花を飛ばすのは一緒だ。なお、現在のDIイグニッションは3本もしくは4本の入力線があるが、内2本はコイル駆動用だが、その他は失火検出用に利用している。
ドエルアングルの昔話(アナログ旧車の高圧点火系のこと)
ドエルアングルの昔話(アナログ旧車の高圧点火系のこと)