ミャンマー・日本語学校ブログ

ミャンマーでの生活、教育、ビジネスなど
ヤンゴン在住12年の作者がお届けします。

さむらい寿司II

2008年02月16日 | レストラン・食べ物情報
以前のブログで紹介したミャンマー人が経営する「さむらい寿司」の2号店がヤンゴン市内のシュエゴンダイン地区に開店した。

日本人経営の日本料理レストランが次々と閉店していく中で、まさに破竹の勢いで事業拡大している。

今回初めて2号店を訪ねてみてびっくりした。

1号店が手狭なのに比べて、3倍くらいの広さがある。
100人位お客さんを収容できそうだ。
ホール担当の女の子が4人もいる。(うち一人は教え子だった。)

1号店の経営者がテアンジョーさん一人なのに対して、2号店はミャンマー人三人による共同経営だそうだ。

私は以下のような点ですごいと思うのである。

1.ミャンマーでは寿司ネタが少ないのに、彼自身が魚市場を探し回って新鮮な魚を見つけて来る。目利きがすごい。

2.日本人経営の店より寿司全体としての味が良い。日本人より日本料理をよく知っている。(さすがに東京で15年間修業しただけのことはある)

3.ヤンゴン滞在の日本人が少ない(500人くらい?)という決定的なハンディを乗り越え、他の外国人やローカルのミャンマー人の固定客を獲得している。

4.電気事情の悪いミャンマーで寿司ネタをきちんと鮮度を保って保存管理できている。

改めて、彼の才能に敬服する限りである。

<にぎり寿司単品>
サーモン 2500チャット   うなぎ  2000チャット
たこ   1000チャット   鯛    1000チャット
かつお  1000チャット   まぐろ  2500チャット
海老   2000チャット
ツナサラダ軍艦巻き 1000チャット
カニサラダ軍艦巻き 1000チャット

<刺 身>
刺し身盛り合わせ 12000チャットより
ひらめ刺身 3000チャット
アジ刺身  1500チャット
などその他いろいろあり。

NO.247/269(B), ROOM 001 BUILDING C, DELTA PLAZA,
MIDDLE SHWEGONEDINE STREET, BAHAN TOWNSHIP, YANGON
TEL:552772    営業時間:11:00~22:00
(写真の人物は経営者の一人です。)

バレンタインデー

2008年02月15日 | ミャンマーでの生活
昨日はバレンタインデーだったが、ミャンマーでもバレンタインがだいぶ浸透してきた。

授業のとき「今日は何の日か知っていますか。」
と生徒に質問したところ、どのクラスでも
「はい、きょうはチットゥーミャーネ(恋人たちの日)です。」
と答えが返って来た。
また、「バレンタインデーです」という答えもあった。

11年前にミャンマーに来た頃は、バレンタインという日があることなど誰も知らなかった。
この日、スーパーに行ってみたところ、バレンタインコーナーがしっかりと設置してあった。
日本と違ってミャンマーでは男性から女性に贈り物をすることになっている。
義理チョコのように恋人以外の人にプレゼントする習慣もない。

並べられている品物は、バラの花束が一番多く(全部萎びていたので買わなかった)、次いで造花、マグカップ、チョコレート、お菓子、ファンシーカードなどであった。

写真はバレンタインコーナーに置いてあったマグカップ(3520チャット、中国製)。
一応、妻への贈り物です。

ついに発電機購入!

2008年02月14日 | ミャンマーでの生活
いっこうに電気事情がよくならない。

先週の1週間、自宅は平均8時間の停電。
学校は平均10時間の停電。(授業中は90%停電だった)

もうこちらに来て11年になるが、いくら待っても電気事情が改善されないので、もう完全に見切りをつけた。

今回買ったのは5KVAのガソリン発電機(中国製の中古)で日本円で約10万円もかかった。
(それでも日本製の新品は80万円くらいだからかなり安い)

今まで使っていた小型の発電機は1KVAの小さなもので、エアコンを動かすことができなかった。
テレビをつけただけで、苦しそうな音になる。

今回買ったものは、エアコン2台を動かすことができる。
そして、メインブレーカーに接続させたので、部屋の中の電気全てが使えるようになった。

さらに始動が楽になった。
車の始動と同じように、キーをひねるだけで始動する。

前の小さな発電機はひもを力いっぱい引っ張らなければ始動しなかった。
しかも機嫌が悪いときは、何度引っ張っても動いてくれなかった。
最悪の記録はなんと108回だった。(108の煩悩が溜まっていたということか....)

新しい発電機は先日行なったお祈りの会(40人集まった)で早速、大活躍してくれた。

しかし、燃費が高い!
販売店のインド人おじさんの話では1ガロン(4.5リットル)で4時間という話だが、エアコン2台つけた場合、3時間ももたない感じがする。

停電時間を8時間として、その間ずっと発電機を稼動させたと仮定すると、
1日に最低2ガロン、ガソリンを消費することになる。

1ガロンは5000チャットだから、1日で10,000チャット燃料費がかかることになる。
それに1ヶ月(30日)を掛けると30万チャット(3万円)になってしまう。

普段の電気代はクーラーをフルに使ったとしても3万チャットほどだから、光熱費が一気に10倍に跳ね上がってしまうのだ。

しかし、ウチはまだ良い方だ。

近所にある大型スーパーでは400KVAのデンヨー製の超大型発電機を使っている。
デンヨーのカタログによると400KVAの燃費はだいたい50リットル/時間ということだから、8時間では400リットル。

1リットル100円として、1日に4万円も費やしていることになる。
1ヶ月にすると実に120万円にもなる。

これ、本当だろうか。
こんなに燃料費をかけて、スーパーは儲かっているのだろうか。
とても不思議な話である。
(どこか計算が間違っていたら指摘してください。)

追伸:日本製400KVA発電機の新品は1500万円もするのですね!これにもびっくり。

連邦記念日のお休み

2008年02月13日 | イベント・行事
昨日はミャンマーの祝日(連邦記念日)のため、娘が通う日本人学校も自分の仕事も休みだったので、市内の「ドピーダー遊園地」に遊びに行った。

この遊園地は日本のある企業とミャンマー政府系の会社が合弁で経営しているらしい。
遊具も日本から輸入された中古機械ばかりである。

ジェットコースターなど、日本では何代前のものだろう。
宙返りするような絶叫マシーンではなく、日本の子どもたちが乗れば「ぜーんぜんつまんない」ものだが、こっちの人たちは大人たちも「わ~、きゃ~」と大騒ぎになってるのを見ると微笑ましい。

最後にブレーキがかかるところで、「ギギ~」とすごい音が出る。
たぶん、潤滑油をきちんと入れていないか、部品が磨耗しているからだろう。
そのほうが見ていてハラハラする。

遊園地のあとは、カンドージー公園に行き、ミャンマーHIP HOPのコンサートを見た。
休日ということもあって、すごい人手だった。

(写真のモデルは5歳の娘です。)

コカスキ(COCA SUKI)レストラン

2008年02月12日 | レストラン・食べ物情報
サミットパークホテル内にあるコカスキレストランで、ある中国系ミャンマー人の息子さんの誕生日パーティーがあった。
中国系の人は子供が1歳になる誕生日は特に盛大にパーティーをするのだそうだ。

この店のホットポット(火鍋)は味付けが塩辛くなく、薄味なので問題なくおいしく食べられる。(他のローカルの火鍋はしょっぱくて食べられない)
この店はミャンマーの火鍋の第一号店といってよい。

パーティーも盛大で楽しかったし、料理もおいしかったです。

海老、カニ入り食べ放題  15,000チャット
海老、カニなし食べ放題  12,000チャット(現在、ランチに限り40%割引、7500チャット)2月29日まで

2月14日はバレンタインデーサービスとして次回来店時無料となるチケットがプレゼントされる。

COCA SUKI RESTAURANT
350 AHLONE ROAD, DAGON TOWNSHIP, YANGON
TEL:229904, 229905

コカスキレストランはタイで創業され、今ではオーストラリア、インドネシア、マレーシア、シンガポール、台湾、タイ、ハワイなど世界中に進出しているそうだ。

日本でも銀座に店があるそうです。

流行の金糸

2008年02月11日 | ミャンマーでの生活
「金糸」と書いたが、それはミャンマー語の直訳である。
日本では見たことがないので、正確には何というのか知らない。

ヤンゴンの若い女性たちの間で今、流行っているのが写真のように髪の毛の一部に金糸を貼り付けて、髪をピカピカさせるスタイルである。
1本300チャットでだいたい10本くらいをまばらにつけるそうである。

初めて見たときは、若いのに白髪が目立ってどうしたんだろうと思っていた。
このスタイルは韓国ではなく、タイから入ってきたものだと最近のジャーナル誌に書いてあった。

ヤンゴンの若者たちは今、ジーンズにスニーカーそしてこの金糸。
流行に後れないように、みんな必死である。

日本でも流行っているのだろうか?

民主化への道

2008年02月10日 | ミャンマーでの生活
報道されているように、大きなニュースが入ってきた。

以下抜粋
ミャンマー軍事政権は9日夜、新憲法の起草作業がほぼ完了したとして今年5月に草案の是非を問う国民投票を実施し、2010 年に複数政党による総選挙を実施すると国営テレビ放送を通じて発表した。
(抜粋終わり)

民政移管へのスケジュールを発表されたのは、これが初めてのことである。
いよいよ、ミャンマーに民主主義が実現されるのかという期待と不安が入り混じっている。
これからの3年間、ミャンマーの歴史の大きな転換点になりそうだ。
混乱なくスムーズに民政移管されることを心から願っている。

このブログでも民政移管への過程を伝えていければと思う。
そして3年後にはみんなで「万歳!」が叫べるようになってほしい。

少し涙ぐんでしまいました。(早過ぎましたね。)

昨日の夜は興奮してなかなか寝られなかった。


アカデミー賞の発表

2008年02月09日 | ミャンマーでの生活
先日行なわれたミャンマー映画界のアカデミー賞について、各ジャーナル誌がトップニュースで報道している。

1.最優秀主演男優賞 ヤンアウン(6回目)
2.最優秀主演女優賞 ナンダーライン(2回目)
3.最優秀助演男優賞 ポーチョー(初)
4.最優秀助演女優賞 メーティンザーウー(2回目)
という結果だった。

全体の印象としてはサプライズもなく、つまらなかった。
特にヤンアウンは6回目ということで、「ああ、またか....」という感じ。

助演女優賞として初受賞が期待されていたナワラッさん(一部の日本人に人気がある)
が選ばれなかったのが残念だった。

授賞式の様子は国営テレビで生中継され(午後5時半から9時までのゴールデンタイム)、たぶん視聴率は80%に達していたのではないか思う。

全国民注目のアカデミー賞ではあるが、生徒たちに聞いてみると意外に関心がない。
他に見る番組がないから、仕方なく見たということだろうか。

ここにミャンマーのポータルサイトのPLANETが行なったネットアンケートがある。

質問:2006年アカデミー賞の授賞式が間近だが、どう感じているか。

1.自分がもらうのではないから関心がない。 10204票  87.01%

2.まあまあ興味はあるがだれが受賞しても称えたい。 689票  5.87%

3.だれが受賞するかどきどきしている。自分が好きなスターに取らせたい。 238票 2.03%

http://www.planet.com.mm

という結果だった。

ネット世代の若者たちは冷めた見方をしていることがわかる。

ミャンマー映画界はもっとフレッシュな新人を抜擢して若返りを図らないと若者たちが離れてしまうのではないか。

なぞの氷

2008年02月08日 | ミャンマーでの生活
朝、モヒンガー(ミャンマー風そうめん)を食べに行くとき、途中の道ばたに氷が置いてあるのをいつも見かける。
最初は何とも思わなかったが、よく考えてみると変だ。
付近には所有者らしき人はおらず、そのまま放ってある。
しかも、氷の下には敷物など何もなく、直に地面の上に置いてあるのだ。
ときどき犬が近づいてきて、おしっこをかけている。
(写真の犬ではありません)

この氷は一体、何のために使うのだろうか。

生徒に聞いてみてびっくり。
これはジュースなどの飲み物に入れるのだそうだ。

ええ~!? さっき犬がおしっこしていたよ。
地面には犬がうんちしたり、どぶからさらった泥があったりで汚いと思うけど。

妻に聞いてみたら、これはミャンマーでは普通のことで珍しいことではないのだとか.....
氷をくだくときに、水で洗うから汚くはないとのこと。

日本人からすれば、少なくとも地面にゴザを敷くとか専用の受け台でも置いてほしい。

それにしても、なぜ氷屋はいつもこの道ばたに放って行くのだろうか。
すぐ近くに喫茶店があるのだから、そこで受け取ってもらうことができないのだろうか。
受け取る人がなぜ立ち会わないのだろう。
お金の受け渡しはどうやっているのだろう。
謎は深まるばかりである。

タクシーメーター見っけ!

2008年02月07日 | ミャンマーでの生活
昨日、久しぶりにタクシーに乗った。
このタクシーにはメーターの機械が取り付けてあった。
(まだ稼動していないが....)
日本のタクシーメーターよりかなり小さめ。
レシートも発行されるようになっている。

いよいよメーターが導入されるようだ。
私のような外国人にはメーター制のほうが絶対有利だからうれしい。

いくらミャンマー語でしゃべっても、顔とか雰囲気で外国人であることがバレることが多い。
ばれた場合は、外国人料金として20~50%相場より高い運賃を要求してくる。
でも、値下げ交渉するのが面倒なのでそのまま乗っている。
この11年の間、かなり損しているのではあるまいか。

家族でタクシーを利用する場合は、自分ひとりが物陰に隠れて、妻に交渉してもらう。
やっぱり妻が交渉するといつもの料金より20~50%安い!
交渉がまとまると、ぬっと物陰から現れるのだ。
(運ちゃんは嫌な顔をしているが....)

メーター制になれば、もうこんなことしなくて済む。

早くメーター制が始まってほしい。

新パスポート出来!

2008年02月06日 | ミャンマーでの生活
先週、日本大使館で申請した新しいパスポートが交付された。(写真左)
新しいパスポートは有効期間が10年でICチップ入りのもの。

古いパスポート(写真右)は「This passport is not machine readable」とあり、機械で読み取れない方式のものだった。
写真も直に貼ってその上に透明シールがしてあるだけで、10年経ったのでもう色褪せている。

大使館の領事部でパスポート受領の際にICタグの内容をパソコンモニターに表示させて、その内容が正しいかどうか確認を求められた。
名前、生年月日、発行日、本籍地、写真、などがICタグに記録されていることがわかった。

ちなみに発行手数料は10年物で800チャット(わずか75円!)だった。
これはたぶん世界で一番安いパスポートではないかと思われる。

公定レートを基準に計算していることが原因だと思われるが、安いことで文句を言う人は誰もいなく、このような低価格が少なくとも25年前から続いている。

日本大使館は公の機関だから、闇レートを採用するのは不適当で公式レートを使わざるを得ないのだろう。
しかし、実際には全ての経済活動は闇レートで動いている。

逆にチャット基準で価格が決まっているものを公定レートで計算すると大変なことになる。
例えば、ヤンゴン市内のタクシー初乗り料金やミャンマービール1本が166ドル(1万8千円)になってしまう。

お隣のタイ、バンコクの日本大使館でパスポートを発行した場合は5200バーツ(約16000円)ということだから、日本の発行手数料と変わらない。

パスポートに関してはヤンゴン在住者はかなり得をしているといえる。

チャイナタウンの賑わい(2)

2008年02月05日 | イベント・行事
中国の旧正月前に大量に売られているのが、「イクィ」と呼ばれる中国お菓子。

前から気にはなっていたのだが、見かけがブヨブヨしてあまりおいしそうに見えないので、食べることはなかった。

写真のイクィはヤシ砂糖入りなので茶色であるが、白いものもある。

ちょうど昨日、妻の友人がこのお菓子を持ってきてくれたので、ちょっと食べてみた。

あれ? これはまさに「名古屋ういろう」と同じじゃないの。
食感も味もそっくりであった。

チャイナタウンの賑わい(1)

2008年02月05日 | イベント・行事
中国の旧正月を間近に控えてヤンゴン市内チャイナタウンが活気に溢れている。

マハーバンドゥーラ大通りは普段は4車線の一方通行道路だが、2車線が歩行者天国と青空市場に変身している。

昨日のお昼に行ってみたのだが、ものすごい人手で歩くのもやっとだった。

昼はまだいいほどで、これが夜になるともっともっとすごい人になるのだそうだ。

ブログ1周年達成!

2008年02月04日 | ミャンマーでの生活
今日でこのブログも1周年になりました。

途中、例の騒乱でネットが遮断されて更新できなくなる事態もありましたが、何とか続けることができました。
ミャンマー政府によって中止命令が出ない限り続けていきますので、どうぞ応援してください。
目標は20周年までですから、あと19年あります。
そのあとは、娘にバトンタッチする予定です。

19年後、ミャンマーはどうなっているか、予測です。

1.民主主義制度が実現して普通選挙が行なわれている。
2.日系企業が1000社進出している。
3.停電がなくなり24時間電気が供給されている。
4.ヤンゴンとマンダレー間に新幹線が開通している。
5.ミャンマー人がビザなしで日本に渡航できるようになっている。

さて、このうちいくつ実現するでしょうか。
楽しみです。

(写真は記事とは関係ありませんが、インヤー湖に沈むサンセットです。
とても都会とは思えない長閑な風景です。)

結婚式に出席

2008年02月03日 | イベント・行事
今年になって2回目の結婚式に出席しました。
新郎はいつも通っている教会の牧師さんの息子さん。
彼は英国領事館に勤めているそうで、英語が堪能な青年。

新婦は彼と同じ教会の聖歌隊の一人で、ソロでもよく歌っている女性。
もちろん二人ともキリスト教徒なのです。

両親共に同じ教会の関係者ということもあり、お似合いの円満カップルになりそうです。
5年以上の長い付き合いの末のゴールインということでした。

結婚式も披露宴も同じ教会内で行なわれました。
披露宴は昼食としてダンバウ(鶏肉ピラフ)が出されました。
出席者は千人以上の盛大な会でした。

式には有名歌手のピューピューチョーテインも見かけました。
食事もおいしかったし、新婦さんもとてもきれいで、いい結婚式でした。

この結婚式でおもしろいと思ったのは、何人かの仏教徒のお坊さんが招待されて出席していたこと。
ミャンマーでは異なる宗教同士もいろいろな交流があります。
キリスト教徒の若者も仏教徒の聖地シュエダゴンパゴダを見学したりします。

こういう寛容性はミャンマーらしくていいと思いました。