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温泉ドラえもんのブログ

全国の秘湯巡り、昆虫、野鳥、植物、野菜づくり、小さな実験室などを中心に写真とともに掲載します。

アメリカセンダングサは、命の花! 北黄蝶、黄立羽、褄黒豹紋蝶、紋白蝶

2016年11月05日 | 昆虫
 先月(10月)は、忙しかったのでカキツバタ群落の動物調査ができませんでした。
 そこで、今日は、神社の清掃後にカキツバタ群落の動物調査に出かけました。
 穏やかな気候が幸いして、33種類の動物を確認できました。
 ① いつもは野外観察で迷惑なひっつき虫「アメリカセンダングサ」の花で、色々なチョウが吸蜜をしていました。
 一番多く見られたのは、キタキチョウ(北黄蝶)です。 
 成虫で越冬するので、迷惑なアメリカセンダングサも命の花ですねえ。



 ② その次に多く見られたのは、「キタテハ(黄立羽)」です。
 キタテハも成虫で越冬します。



 ③ また、ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋蝶)のメスも数頭 吸蜜していました。
 ヒョウモンチョウ類がほとんど年1回しか発生しないのに、ツマグロヒョウモンは、4月頃から11月頃まで見られ、その間に4、5回発生するといった変わり種です。
 すでに11月なので、このメスも、翅の欠損部分が見られます。



 ④ モンシロチョウ(紋白蝶)というと春のイメージが強いですが、3月頃から10月頃まで長い期間にわたって見られ、年に4-5回ほど発生します。



 ⑤ 野鳥も9種類見られました。



カナヘビの串刺し! モズ(百舌鳥)のはやにえ(早贄)

2016年11月04日 | 野鳥
 ① 梅の枝に白色のモノを見つけました。

 最初、梅 一輪の狂い咲きかと思いました。



 ② 近づいてみると、爬虫類(トカゲ)のようなモノが串刺しになって白い腹部が見えているのが分かりました。





 ③ 反対側に回って見ると、「ニホンカナヘビ(日本金蛇)」であることが分かりました。





 ④ ニホンカナヘビを串刺しにしたのは、モズ(百舌鳥)です。

 モズが、秋に初めての獲物を生け贄として奉げたという言い伝えから「モズのはやにえ(早贄)」と呼ばれています。

 猛禽類としては、鷲や鷹よりも足の力が弱いので、獲物を小枝や棘をフォークのように固定して使用しているのではないかとも言われていますが、本当のところ、何のために行っているのかよく分かっていないようです。




君を死ぬまで離さないぞ! コノシメトンボ(小熨斗目蜻蛉)の産卵

2016年11月03日 | 昆虫
① 池のそばの板にへばりつくように、コノシメトンボ(小熨斗目蜻蛉)のオスが翅を休めていました。

 透過光で翅が板に映って、翅が8枚もあるように見えますねえ。

 時には、12月上旬まで見ることができます。



② 近くの葉には、メスが止まっていました。



③ オスは、縄張りを守るためホバリングしながら巡回しています。



④ 幸運にもメスをキャッチして、連結したままメスを産卵場所へ連れて行きます。



⑤ 「君を死ぬまで離さないぞ!」と言わんばかりにメスの頭を捕まえたまま、打水産卵を始めました。

 この産み落とされた卵はそのまま越冬し、翌春に孵化し幼虫となります。

 時には、学校のプールでもヤゴが見られます。






赤色のキリギリスを写したい!  クビキリギス(首切螽蟖)

2016年11月02日 | 小さな実験室
① 葉の上に茶褐色の クビキリギス(首切螽蟖)を見つけました。




② クビキリギス(首切螽蟖)には、緑色のものもいます。

 しかし、中には赤色のものがいて「赤いキリギリス」として新聞に載ることがあります。

 私は、20年ほど前に一度赤色のクビキリギスを見たことがありますが、写真が手元にありません。

 ぜひ、赤い クビキリギス(首切螽蟖)を写したいです。



③、後脚を持って下から見てみると、まるで血を吸ったように口の周囲が赤くなっているのが特徴です。




④ また、顎の力が強く、噛みつかれた状態で強く引っ張ると、首の関節が細いので頭部だけが切れ残るので「 クビキリギス(首切螽蟖)」 という名前が付きました。

 春から初夏にかけて草本や樹上で変圧器のような音で「ジーーー」と鳴いていたクビキリギスも成虫のまま越冬します。

 白菜の葉の間で越冬しているクビキリギスを見つけたことがあります。




子孫繁栄に励む! コバネイナゴ(小翅稲子)の交尾

2016年11月01日 | 昆虫
 さあ!gooブログで本格的に開始ですねえ。よろしくお願いします。


① ヨシの中で、コバネイナゴ(小翅稲子)たちが交尾をしていました。

 背中に乗っている小型のモノが、オスです。

 中には、①画のメスのように交尾をしながらヨシの葉を食んでいました。



 ②、③ ざっと数えただけで目についたカップルは、18組でした。

 産卵(卵で越冬)は、腹部を土中に差し込んで行いますが、残念ながらその場面を見ることはできませんでした。






 ④ 背中は肌色、または緑色ですが、まれに④画のように紅色のもいます。



 ⑤ 福島の露店で見つけた「イナゴの佃煮」ですが、材料は、このコバネイナゴです。




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