温泉ドラえもんのブログ

全国の秘湯巡り、昆虫、野鳥、植物、野菜づくり、小さな実験室などを中心に写真とともに掲載します。

マユタテアカネ(眉立茜) 真っ赤なオス!

2021年10月31日 | 昆虫
① カラスウリ(烏瓜)の赤さが目を引きます。

② カラスウリの赤に負けない小型の赤とんぼをよく目にします。

③ マユタテアカネ(眉立茜)のオスです。
 特徴は、腹部先端が反り返っています。
卵で越冬しますが、成虫は結構寒くなっても生きています。

④ 正面から見ると、名前の由来となった顔の額上部に、眉班(びはん)と呼ばれる黒色の「眉を立てたように見える」斑点が2つ並んでいます。
 私には、鼻の穴に見えますが。


クロマダラソテツシジミ(黒斑蘇鉄蜆蝶) ソテツに雌雄舞う!

2021年10月30日 | 昆虫
① 久々に、火災後に再建された「乾坤院」へ行きました。

② 両脇に火災で焼けた痕跡のあるソテツ(蘇鉄)がありました。
 ソテツの葉の上に、初めて出会う「クロマダラソテツシジミ(黒斑蘇鉄蜆蝶)」がいました。

③ クロマダラソテツシジミ(黒斑蘇鉄蜆蝶)のオスは、翅を広げると全体が綺麗な青色です。

④ メスの翅は、周辺が黒色で中心部が青色です。

⑤ 「クロマダラソテツシジミ(黒斑蘇鉄蜆蝶)」は南方系の蝶ですが、1990年代に沖縄で初めて発生しました。
 その後、北上し、2010年ころには関東でも確認されました。
 幼虫は「ソテツ(蘇鉄)」の新芽を食べるので、蘇鉄が植栽された場所で見ることができます。

⑥ ちなみに、翅裏の模様が似ている「ウラナミシジミ(裏波蜆蝶)」です。
見慣れると、容易に識別できそうですねえ。
 
 




ウスグモスズ(薄雲鈴) ノブドウの生る土手で!

2021年10月29日 | 昆虫
① 秋晴れの土手でノブドウ(野葡萄)が一杯生っていました。
 白色の果実が本来の実の色で、食べても不味いです。

② 綺麗な青や紫の果実は、虫が寄生した「寄生果」です。
 色彩が良いので、美味い果実だったらイイのにねえ。

③ そばの葉にとても小さな(7mmほど)の昆虫を見つけました。
 初めて出会う「ウスグモスズ(薄雲鈴)」です。
 源氏の「薄雲」がつく洒落た名前ですねえ。

④ よく見ると、産卵管があるのでメスです。
 コオロギの仲間ですが、オスも鳴きません。
 1960年代に関東で発見され、現在は九州まで広がっている外来種です。
 しかし、原産地が不明と言う変わった昆虫です。


アカタテハ、ルリタテハ、オオスズメバチの女王 命を繋ぐ樹液!

2021年10月28日 | 昆虫
①クヌギの樹液(白色)が出ているところに、成虫で越冬する昆虫たちが集まっているのを見つけました。
 写真には、ルリタテハ4頭とオオスズメバチの女王がいます。

② アカタテハもやって来て吸蜜を始めました。



③ 最も驚いたのは、ルリタテハが6頭もやって来たことです。
 夏場でも沢山のルリタテハが集まっているのを見るのは希です。



④ よく見ると、窪みにゴキブリたちもいました。
 今後、冬場の樹液にどのような昆虫が集まるか楽しみですねえ。


カワウ(河鵜) 巣作り、抱卵、給餌!

2021年10月27日 | 昆虫
① もえさんの情報でオシドリを見にいきましたが、まったく姿を見せませんでした。
 そこで、カワウ(河鵜)のコロニーを眺め続けました。

② カワウ(河鵜)は、春と秋の2回の繁殖期があります。
 コロニーの中では、巣作り、抱卵、給餌という色々な段階の様子が見られました。
 オス「お~い。枝だよ!」 巣材運びは、オスの役目です。
 メス「はい!ありがとう。」

③ 抱卵(1か月程度)は、雌雄交代で行います。

④ 親が胃で消化し、食べやすくなった餌を与える「給餌」は、雌雄共同で行います。
 雛が親の嘴の中に顔を突っ込む姿は、親に食べられそうに見えますねえ。

⑤ 雛の「喉袋」は白く垂れ下がり、喉袋を震わせて鳴き、餌をねだります。

⑥ 補修用の枝を持ってきた親に餌をねだります。
 親「これは、餌じゃない!」
 

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