温泉ドラえもんのブログ

全国の秘湯巡り、昆虫、野鳥、植物、野菜づくり、小さな実験室などを中心に写真とともに掲載します。

キムネクマバチ(黄胸熊蜂) オスの役目は終了!

2021年05月31日 | 昆虫
① 庭でキムネクマバチ(黄胸熊蜂)の死骸を見つけました。

② 正面から見るとキムネクマバチ(黄胸熊蜂)のオス特有の三角形の頭盾(黄色)が見えます。
 この時期よく見かける道に転がっている死骸は、オスです。

③ 口吻を刺し込んで吸蜜するメスの顔には、三角形の頭盾(黄色)がりません。

④ 空中でホバリングし、メスを待続け、交尾に成功したオスです。

⑤ 交尾をし、子孫を残すことに成功したオスは、役目を終えて死にます。
 メスは、枯れ枝にトンネル状の巣を作り、子育てをして冬を過ごします。
 キムネクマバチ(黄胸熊蜂)のオスでなくて良かったねえ!
 


赤い実とカノコガ(鹿子蛾)

2021年05月30日 | 昆虫
① 今日は、気持ちの良い晴天ですねえ。
 西尾の生きものの里へ行くと、花菖蒲が綺麗に咲いていました。

② ナツグミ(夏茱萸)が、真っ赤に熟していました。
 小さいころの記憶が思い浮かび、食べるのはやめました。

③ 梅畑のウメの実も熟していました。
 我が家は、今年も「梅酒」を作りたいです。

④ 林の中では、ウスノキ(臼の木)の果実も真っ赤です。
 横から見ると、赤いチューリップのようにも見えます。

⑤ 名前のように、果実を手にしてみると「臼」のような形をしています。
 甘酸っぱい味です。

⑥ 草むらではヘビ苺も真っ赤ですが、不味いので口にしませんでした。

⑦ カノコガ(鹿子蛾)が2匹いました。
 鹿の子模様の翅が綺麗ですねえ。




オオイシアブ(大石虻) 髭面が不審者風!

2021年05月29日 | 昆虫
① 里山の入り口で出迎えてくれたのは、オオイシアブ(大石虻)でした。

② ムシヒキアブの仲間で、他の昆虫を捕らえ、口吻を突き刺して体液を吸ってしまいます。
 橙黄色の髭が、どう見ても不審者風です。

③ 人間を刺すことはありませんが、見晴らしの良い場所に止まって、他の昆虫を待ち伏せしています。


オオスカシバ(大透翅蛾) なぜ低い位置で羽化するのか!

2021年05月28日 | 昆虫
① 昨日の雨で庭の雑草除去がしやすくなりました。
 雑草を抜いていると、葉にオオスカシバ(大透翅蛾)が吊り下げっているのを見つけました。

② (8:13)翅を閉じているので、蛹から羽化した直後のようです。

③ (8:50)翅を広げました。
 翅は鱗粉で覆われています。

④ (12:30)鱗粉を落とし、翅が透明になってきました。
 13:00には、飛び去ってしまいました。
 鱗粉を落として飛び去るのに約5時間かかっています。
 この間、動くことができないので天敵の野鳥に襲われたら餌食になってしまいます。
 そのため、見つかりにくい草むらの低い位置で羽化するんでしょうねえ。

⑤ クチナシの葉には、すでにオオスカシバ(大透翅蛾)も幼虫も見られました。
 オオスカシバ(大透翅蛾)は、年に2回ほど発生するので、この幼虫も土中で蛹になるんでしょうねえ。


ラミーカミキリ(ラミー天牛) 外国から来た人面昆虫です!

2021年05月27日 | 昆虫
① 昨日の午後、Yさんから「小さくて綺麗なカミキリムシを捕まえ、瓶に入れて玄関に置いておきます!」という電話が入りました。
 これまでもYさんからは、面白い昆虫の情報をいただいています。
 瓶の中に入っているカミキリムシを観察しやすいようにヒマワリの葉の上にはわせました。

② 私の指と比べると分かるように、小さなラミーカミキリ(ラミー天牛)です。
私にとっては、2回目の嬉しい出会いです。

③ 胸部と翅に淡緑白色の独特な模様が綺麗なラミーカミキリ(ラミー天牛)です。
 胸部の黒点に注目すると、まるで黒服を着た人間のように見えます。

④ カミキリムシは、人間の存在を知ると、すぐに逃げてしまいますが、このラミーカミキリ(ラミー天牛)はじっとしています。
 横から見ると、腹部も淡緑白色があります。
 また、脚や触角の節にあるブルーの部分が綺麗です。

⑤ 小さくても正面から見ると、カミキリムシ特有の厳つい顔です。
ラミーと言う名前は、繊維を採るために導入された「ラミー」という植物と共に幕末から明治にかけて侵入した外来種だからです。
カラムシやムクゲを食草としますので、去年、庭のムクゲの葉を食べているラミーカミキリ(ラミー天牛)を見つけました。


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