アラ還のズボラ菜園日記  

何と無く自分を偉い人様に 思いていたが 子供なりかかな?

真説 国定忠治 年譜補足

2013年09月10日 | 近世の歴史の裏側

 

〇忠治の年譜の補足


【ひき】

織物の長さを表す単位。反物2反分の長さを1疋という。

並幅(約36cm)で,長さは22m前後。1疋でおとな用の着物と

羽織を対(つい)にして仕立てることが出来きました。

忠治の身長が、5尺五分で、152cm位になりますので、

当時の平均身長は160cm位前後と言われております。

 なを、長さは、地域、機織りをする方の横糸打ち込方により

大きく異なります。


貨幣価値について

大判=10両、小判1両=4分、1分=4朱、1朱=250文

 現在の貨幣価値で、小判1両が約10万円前後ですが、現在同様に

物価変動及び各地により異なります。

 

一貫文は一千文です。1000枚の一文銭を「さし」という

紐(ひも)に通した形で流通していましたが、

それには、銭俵などが必要でした。

 

旅篭の宿料150から200文。 渡し銭は、80から90文。

人夫の背、馬の背、駕篭、瓦判1枚3から4文。 

蕎麦、16文から24文。 薬箱を持った供を連れて歩いて

来る徒歩医者で、1服2分。

長棒の駕篭で往診する乗物医者で5分。ただし、

どちらも盆暮れの届けをしての金額です。

太夫との一夜の遊びで1石から10両。

京都の島原なら10から15両。

その下の天神で1両。2分、1分ときて、2朱が一番下。

風呂の湯銭は8文。 髪結は、大人32文、子供24文。

 

参考引用文献

 河出文庫『考証江戸奇伝』稲垣史生 

 河出文庫『間違いだらけの時代劇』名和弓雄


                つづく