高山植物の「キンロバイ(金露梅)」を見つけました。
昔、八ヶ岳に登ったときに見たことがあった花でした。
高い山で他の植物があまりないような岩場に咲く花。
見つけたのは石垣の間から出ていた1本の木で少しだけ花が咲いていました。
ウメに似た小さな黄色い花、元々は高山植物なのに、最近では栽培品として売られているようです。
そして高山では6月~9月頃に咲く花なのですが、平地で育てるから早く咲いているのでしょうね。
見つけた木は花の数が少なく、ポチポチと咲いている状態でした。
でも、本来この木はよく枝分かれして葉が密集し、花が株全体に付き、とっても見映えが良い木なのです。
そのためか最近では特に盆栽として人気になっているようです。
この花に限ったことではないのですが、こうして人気になってしまうとどうしても自然のものが採取されてしまいます。
そうなると自然界の個体数が減ってしまって、レッドリスト入りになってしまうんですよね。
この花(木)も今では絶滅の危機が増大している、絶滅危惧種2類に指定されてしまっています。
ただ、黙ってそっと見ているだけにして欲しいですね。
学名:Dasiphora fruticosa
英名:Bush cinquefoil
別名:キンルバイ、ポテンティラ
科名・属名:バラ科 キンロバイ属
原産地:北半球