日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

ヒメヒオウギ

2021-05-25 07:00:00 | 植物

今日の散歩中に見つけた花---ヒメヒオウギ

 

道路と縁石のほんの少しの隙間に頑張って咲いていたのが紅白の「ヒメヒオウギ」

こぼれ種で咲いたようだ。

 

 

 

球根の花なのに、種がたくさんできるので、こぼれ種でもどんどん増える。

以前、庭の隅に一株だけ植えたものが、あっという間に増えて、ほかの花を押しのけてしまったことがあった。

本当にかわいいのにたくましい花。

写真で花の上にある丸いものの中に種が入っていて、これがはじけると種がこぼれるようになっている。

名前にヒオウギと付いているけど、全く関係なく、ヒオウギに似た花を咲かせ、小さいという意味で付いたらしい。

 

 

 


 
学名:Anomatheca laxa
 
英名:Anamatheca
 
和名:姫檜扇
 
科名・属名:アヤメ科 フリージア属
 
原産地:南アフリカ
 

 
 
 他に「ヒオウギ」と名前が付いている花  

 

[ヒオウギ]

本家本元のヒオウギ。

7月ごろから咲いてくる。

厚みのある葉が何枚も重なり合い、扇を広げたように見えることから、この名前が付いた。

同じアヤメ科でもヒオウギ属になっている。

原産国は日本、中国、朝鮮半島、台湾、インドなど。

 

 

[ヒメヒオウギズイセン]

南アフリカ原産で、別名はモントブレチア、クロコスミア。

アヤメ科ヒメトウショウブ属(クロコスミア属)

 

[ヒオウギアヤメ]

名は花がアヤメに似て、葉がヒオウギに似ていることから名が付いた。

高山の湿地に自生している。

アヤメとの見分け方は、花茎が枝分かれすること。

 

 

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テイカカズラ

2021-05-24 07:00:00 | 植物

今日の散歩中に見つけた花---テイカカズラ

 

散歩コース上で、フェンスに「テイカカズラ」を這わせている家がある。

玄関側にはピンク、脇には白の「テイカカズラ」が一面に咲いていた。

そこを通るとほんのりと香りが漂ってくる。

 

 

 

 

「テイカカズラ」という名は謡曲の「定家」が由来とされている。

その話は、藤原定家の慕っていた式子内親王が病死した後、定家が葛(かずら)となって、墓石にまとわりつき、墓石を覆ってしまった・・・

という話なのだが、実は最近の研究で、式子内親王は本当は法然上人が好きだったという説も出てきた。

まぁ、そんな昔のこと、本当かどうかも分からないし、誰も見たこともないから。

せつない悲恋話にしておいた方が後々語り継がれる物語としていいのかも。

 


 

学名:Trachelospermum asiaticum

英名:Asiatic jasmine,Japanese star jasmine

和名:定家葛

科名・属名:キョウチクトウ科 テイカカズラ属

原産地:日本

 


 

この花も似たような花がある。

代表的なものは「スタージャスミン」

別名が「トウテイカカズラ」または「トウキョウチクトウ」で、中国、台湾原産の花。

花は長い花筒の先で5つに分かれ、プロペラのような形で、テイカカズラとよく似ている。

また、「ハツユキカズラ」という葉だけのもの。

これはテイカカズラの園芸品種で、赤みのある新芽が出た後に、緑に白いまだら模様の入った葉が出てくる。

そして、最終的に濃い緑色の葉になり、赤・白・緑の3色が楽しめるようになっている。

 

 

 

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キキョウソウ(追記あり)

2021-05-22 07:00:00 | 植物

今日の散歩中に見つけた花---キキョウソウ

 

「キキョウソウ」って和風な名前なのに帰化植物なんですって。

今までずっとこの花は単に「キキョウソウ」だと思っていた。

 

 

ところが、調べてみたら「キキョウソウ」「ヒナキキョウソウ」という2つの種類があるらしい。

その違いは、「キキョウソウ」はダンダンギキョウ(段々桔梗)という別名があるように、少しラッパ状の花が下から順番に上の方に向かって咲く。

茎の陵に毛が多く、葉は互生で広い卵型で茎を抱く。

 

 

写真は紛れもなく「キキョウソウ」

 

 

それに比べて「ヒナキキョウソウ」は多くのつぼみをつけるが開花するのは普通最上部の1つだけ、この花は全開して、ラッパ状ではない。

葉はキキョウソウに比べると細く、茎は抱かない。

 

これだけならば、「花がいくつか咲いていればキキョウソウで、一番上に1個咲いていればヒナキキョウソウなんだ」、と問題なかったのに、また難しいことが出てきてしまった。

それは、「キキョウソウ」と「ヒナキキョウソウ」の2種類は北アメリカ原産のキキョウ科の1年草の花、ところがそのほかに、「ヒナギキョウ」というものがあるらしい。

もー、紛らわしい。

そして、「ヒナギキョウ」はキキョウ科の多年草。

花は少しラッパ状に咲き、一番上に1輪だけ咲く。

キキョウソウヒナキキョウソウの形態を合わせたような形状の花なのだけど、葉が違っていて、茎の上部には葉がなく、下部にだけ平たくて細長い葉がある。

 

結局 ① キキョウソウ ② ヒナキキョウソウ ③ ヒナギキョウ と3種類あるのだとか。

どうしてこのような紛らわしい名前を付けたのだろう?

きっと、最初に①キキョウソウが見つかって、似たようなものがあったから②ヒナキキョウソウにして満足していたら、また同じようなものが現れたから③ヒナギキョウにすればいいんじゃない? とか、適当に決めたからこうなってしまったんじゃないかな?

こっちも適当なことを書いて、名前をつけた人、スミマセン💦

 

3種類全部見つけていないので、比較する写真がなくて申し訳ない。

分かりにくかったら検索すればたくさん出てくるので、そちらにお任せしたい。

やはり比較するにはビジュアル的なものが一番だと思うから。

 


  ここから追記  

 

「ヒナキキョウソウ」、見つけた。

 

 

花は上部に1個だけ、全開している。

あと、「ヒナギキョウ」を探さなければ。

 

 


学名:Triodanis perfoliata Nieuwl

英名:common venus' looking-glass

別名:ダンダンギキョウ

科名・属名:キキョウ科 キキョウソウ属

原産国:北アメリカ

 

 

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クララ

2021-05-21 07:00:00 | 植物

今日の散歩中に見つけた花---クララ

 

この花も今まで見たことがなかった。

初めて見たのがまだ蕾の時。

全体の背丈が1.5mくらいで、根元に近い部分は木質化し、上部にはクリーム色の小花が穂状に密生していた。

 

 

まだ花が開いてなかったので、蕾や葉の様子からてっきりエンジュかと思っていた。

数日後、開花したかな? と思い再び行ってみたら見事に花が開いていた。

すると、エンジュとは形が全く違った花になっていた。

 

 

 

 

何これ? と思い色々と検索ワードを変えて調べてみたが全く出てこない。

しょうがないから検索を諦め、花の名前を教えてもらえるサイトに写真をアップしてみた。

そうしたらすぐにレスがあり、「クララ」だと。

何てありがたいサイトなんだろう! 教えてくれた人ありがとう!

 

「クララ」と聞くと可愛いし、アルプスの少女の話を連想するので、てっきり外国名だとばかり思っていたら、全く違っていた。

何のことはない、根に苦みがあり、食べると目が眩む「眩草(くららくさ)」からとか、苦みを表す「苦辣(くらら)」にちなんで付けられたと。

日本語だったんだ。

 


 

学名:Sophora flavescens Aiton

英名:shrubby sophora

別名:マトリグサ、クサエンジュ

科名・属名:マメ科 クララ属

原産国:中国

 


 

環境省のレッドリストに入っていて、瑠璃色の羽が特徴の「オオルリシジミ」という蝶がいる。

この蝶の幼虫は「クララ」の花と蕾だけを食べるらしく、「クララ」がないと絶滅してしまうということで、「オオルリシジミ」の保護増殖を促進するために保存会を作り、「クララ」の移植作業をしている地域もあるらしい。

 

 

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ドクダミ

2021-05-20 07:00:00 | 植物

今日の散歩中に見つけた花---ドクダミ

 

この時期になるとどこでも見られ、誰でも知っている花、可愛い花なのに名前がねぇ・・・

と思ったら、この名前は花が毒じゃなくて、「毒を抑える」という意味らしい。

だから花には罪がなく、逆にとっても役に立つ花だった。

 

 

ドクダミの葉にある独特の臭気は「デカノイル‐アセトアルデヒド」という物質で、これが優れた薬効を持っている。

そのため、別名は十役、十薬(じゅうやく)などと呼ばれている。

 

 

ドクダミの花をよく見てみると、ガクと言われるものがない。

そう、この白い4枚の花弁のようなものは、「総苞」と言われるもので、中央の黄色い部分に本当の花(花序)が集まっていて、それぞれの花には花弁はない。

 

 


 

学名:Houttuynia cordata

別名:十薬(じゅうやく)、ドクダメ(毒溜め)など

科名・属名:ドクダミ科 ドクダミ属

原産地:東アジア

 

 

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