日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

アオダモ

2021-04-10 07:00:00 | 植物

近所の家の庭にあった木、遠目に見た時、白いライラックかと思ったら「アオダモ」だった。

 

 

以前、富山県砺波市に行った時にこの木のことを知った。

というのは、砺波市にある福光地域はバットの生産地として有名で、バット材として「アオダモ」が使われているということで、その時に「アオダモ」の木を見せてもらった。

堅さ、しなり具合、丈夫さなど、他の木にはないものが「アオダモ」にあり、バット材としては最高の素材らしい。

今ではプロ野球選手のバットはほとんどここで作られているということだった。

 

 

 

 

 

 


 

学名:Fraxinus lanuginosa form.serrata

英名:Japanese ash

別名:コバノトネリコ、アオタゴ

科名・属名:モクセイ科 トネリコ属

原産地:日本~朝鮮半島

 


 

「アオダモ」はかつてはシンボルツリーとして多くの場所で使われていたが、最近では類種の「シマトネリコ」の方に人気が集まってしまったらしく、あまり見かけなくなってしまった。

樹木もその時その時で、はやり廃りがあるようだ。

 

 

[シマトネリコ]

 

 

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道の駅 ローズマリー公園

2021-04-08 07:30:00 | 国内旅行

ローズマリー公園は千葉県南房総市にある道の駅。

ステイホームに我慢ができず、出かけようとしても他県に出るのはダメと言うことで、千葉県内の道の駅巡りに行ってみた。

「あずの里いちはら」、「鴨川オーシャンパーク」などに寄り、最後に寄ったのが「道の駅 ローズマリー公園」だった。

 

 

この道の駅のある場所は元々は千葉県安房郡丸山町だったが、合併して南房総市となった。

丸山町時代にここが地中海と同じ緯度だということで、風車とローズマリーの里」として開発され、20年程前に「ローズマリー公園」が開園した。

そして数年後にシェイクスピア・カントリーパーク」という名の有料のテーマパークとなったが、経営の行き詰まりにより閉園し、その名残りで建物だけが残っているということだった。

シェイクスピア・カントリーパーク」だった時は見学コースがあり、シェイクスピアが生きた時代の人々や町の様子、建物の内部などがそのまま再現されていたらしく、とても立派だったようだ。

 

右の建物が再現されたシェイクスピアの生家。

手作り帽子のお店が入っていた。

 

 

 

 

建物はきれいに整備されていて、周りには花がいっぱい植えられていた。

 

 

道の駅なので、入り口には農産物や花などの売店の「はなまる市場」があった。

このお店は農産物はもちろんのこと、千葉県の様々な種類の醤油が売っていて、テイスティングコーナーもあった。

 

 

 

 

 

 

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高遠城趾公園

2021-04-07 07:00:00 | 国内旅行

長野県、高遠は700年の歴史を持つ城下町で、そこにある高遠城址公園には約1,500本のコヒガンザクラが植えられている。

少し小振りでピンク色の濃い桜は「タカトオコヒガンザクラ」と名付けられ、高遠固有のものになっている。

 

桜の季節の城址公園はとにかく混んで人が押し寄せるため、朝早く行った。

まだ人もあまりいなく、入場料を払う場所からもう桜で埋め尽くされていた。

最初はやはり有名な「桜雲橋(おううんきょう)」へ。

橋に覆い被さって咲いている桜は本当に見事だった。

 

[桜雲橋]

橋の下に降りることができ、下から見上げる橋と桜の映像が人気になっている。

 

橋を渡って問屋門を通り、本丸跡へ向かった。

 

[問屋門]

現在の高遠城趾には当時の建物はなく、唯一この問屋門だけが残っている。

 

[本丸跡からの桜]

ここは桜の向こうに中央アルプスが見渡せる絶景ポイントなのだが、あいにくと天気が悪く、アルプスはかすんでいた。

 

[太鼓櫓]

本丸跡の近くにあった変わった形の櫓の「太鼓櫓」はは明治以降に立てられ、当時の太鼓が置かれていたらしい。

 

[駐車場の周りの桜]

 

高遠のコヒガンザクラはそれほど樹高がないため、すぐ目の前に花がある。

だから花を堪能するには最高の場所になっていると思う。

 

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カタクリ

2021-04-06 07:00:00 | 植物

 

古来から日本にあったとされる「カタクリ」の花。

万葉集の中に、たった一首だけ、大伴家持の歌が残っている。

「物部(もののふ)の 八十(やそ)少女(おとめ)らが 汲(く)みまがふ 寺井(てらい)の上の 堅香子(かたかご)の花」。

この時は「堅香子(かたかご)」と言う名前だった。

堅香子という名前の由来は、カタクリの花が傾いたかごのように見えるからという説がある。

 

かつては里山であれば簡単に見つけることができた「カタクリ」だが、現在は見られる場所は少なくなっている。

ところが、近くに「カタクリ」の群生地があることを知り、行ってみた。

ほんの少しの場所だったが、地元の保存会が管理しているらしい。

 

 

 


科名:ユリ科

学名:Erythronium japonicum

和名:片栗

原産地:日本 朝鮮半島 サハリン

 


 

カタクリの花は、種が根付いてから、花が咲くまで7年間もかかるらしい。

また、カタクリの花は、キクザキイチゲ、ニリンソウと合わせて、「スプリング・エフェメラル」や「春の妖精」とも呼ばれている。

 

 

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カイドウ

2021-04-05 07:00:00 | 植物

今日の散歩中に見つけた花---カイドウ

 

 

 

 

 

 

桜が終わったと思ったら、桜より少し濃いピンク色で、花の重みでしなだれるほど見事に「カイドウ」が咲いていた。

ハナカイドウとも呼ばれている。

桜ばかりに目が行ってしまい、陰に隠れているようだが、「カイドウ」も春にふさわしい花だと思う。

華やかさの中にも少しうつむき加減に咲く、何とも言えない奥ゆかしさを感じる花で、原産地の中国では楊貴妃が眠る姿とし、美人の例えに使っているらしい。

 


植物名:ハナカイドウ

学名:Malus halliana

英名:Flowering crabapple、Hall’s crabapple

科・属名:バラ科・リンゴ属

原産地:中国中部

 

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