日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

ウラシマソウ

2021-04-01 07:00:00 | 植物

今日の散歩中に見つけた花---ウラシマソウ

 

ちょっとグロテスクのように見える花、「ウラシマソウ」

あちこちで見かけるが、絶滅危惧種に指定されているらしい。

名前の由来は花の先にある細長いヒモ状のものを、浦島太郎の釣り糸に見立てて付けられたらしい。

(浦島太郎っていつの時代に作られた話なんだろうか)

葉の下に肉穂花序(にくすいかじょ)と呼ばれる、穂のような花をつける。

花はサトイモ科の植物に見られる、仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる苞(ほう)に包まれていて、苞の先から細長いヒモ状のものが出ている。

 

 

 

 


 

学名:Arisaema urashima

和名:浦島草

科名・属名:サトイモ科 テンナンショウ属

原産地:日本

 


 

学名の Arisaema はギリシャ語の「aris(植物名)+haima(血)」が合体したもので、血のような斑点植物といった意味。

学名には「urashima」という言葉が入っているように日本固有種らしい。

ウラシマソウは雌雄異株で、性転換する植物として知られていて、元気な株は雄花となり、弱い株は雌花になるので、だから毎年どちらかの花をつけるのか変わってくるようだ。

花は苞の内側にあり、雌花はトウモロコシのような姿で、秋になると真っ赤になる。

また、ウラシマソウ全体には、サポニンという毒が含まれているので、毒草となっている。

 

[苞の中の雌花]

秋になると赤くなる。

 

[雄花]

雄花は粒がまばら。

 

 


桜の時期の散歩道は歩くのも楽しい。

 

今日の散歩道は桜も散り、花びらの絨毯になっていた。

 

 

 

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