日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

シオン(紫苑)

2021-10-12 07:00:00 | 植物

畑の片隅が一面の薄紫色になっているのが見えた。

シオン(紫苑)が咲いていたのだった。

シオンは背丈が人の伸長と同じくらいになるほどの花。

庭で育てられていることが多いけれど、野草なんですよね。

以前にどこかの野草園で見たことがあったと思う。

 

 

 

今昔物語に出てくる花なので、平安時代末期には日本にあったのでしょうね。

今昔物語の中では、父の死をいたむ兄弟の物語がある。

『父の死後、兄弟それぞれが墓前に花を植えた。

兄は忘れ草(カンゾウ)、弟はシオンを植えた。

時がたつにつれ、兄は墓参りをしなくなったが弟はずっと墓参りを続けた。

墓の中には父の屍を守っていた鬼がいて、その鬼が感心な弟に予知能力を与えたため、弟はそのおかげでずっと幸せに暮らした。』という話。

その後は忘れたくないことがあるときには紫苑を植えると良いと語り伝えられている。

そこから来たのかどうか、シオンの花言葉は「追憶」「君を忘れない」「遠方にある人を思う」などとなっている。

 


 

学名:Aster tataricus

英名:Tatarian aster

別名:オニノシコグサ(鬼の醜草)、ジュウゴヤソウ(十五夜草)

科・属名 :キク科 シオン属

原産地: 日本、シベリア、中国、朝鮮半島

 


 

[9月初旬のシオン]

 

[10月初旬のシオン]

 

開花期間が長いためなのか、9月には蕾が多かったものが、10月にはほとんどが開いていた。

 

 


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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (らむぶる)
2021-10-12 16:25:35
と言えば、宝塚 紫苑ゆう。野草で丈夫で、丈高いので芸名にしたと、読んだ覚えがあります。照れかくし、入ってますよね、爽やかなきれいな花ですもの。

フラワーフェアリーにも入っていたような。昔の記憶なので。
レッドアドミラル という蝶と一緒に描かれていませんでしたっけ。でも、日本古来の花なんですね。
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Unknown (warata)
2021-10-12 17:36:00
こんにちは!
らむぶるさんは博識ですね。
私は宝塚のことはあまり知らないんですよ。歌劇を見に行くわけではないのですが、宝塚にはよく行きます。花の道を歩いていると、劇場の前で出待ちしている人をよく見かけます。皆さん熱心だなぁと思いながらスルーしています。
フラワーフェアリーはミカエルマスデイジーのことでしょうか?
あの絵にも蝶がいましたね。
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Unknown (らむぶる)
2021-10-12 19:46:39
きゃーそうそう!
ミカエルマスデージ-ですぅー。
ありがとうございます。あの花、紫苑ですかしら?
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Unknown (らむぶる)
2021-10-12 20:00:38
聖ミカエル祭って知りませんが、9月29日の花。紫苑ではなくて、友禅菊だそうで、28日に、ご紹介でしたわね。

今、調べるの、楽ですよねぇー
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Unknown (warata)
2021-10-12 20:22:59
友禅菊も紫苑も英名にasterと入っているので同じようなものなんででしょうね。私もクリスチャンじゃないので聖ミカエル祭のことはよく知りません。スペインでバルのマスターが腕にカタカナでミゲルと入れ墨をしていて、「これは神様」と言っていました。ミカエルってスペイン語でミゲルなんですよね。その時にそのお祭りのことを聞いたんですが、スペイン語だったので理解できませんでした。
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Unknown (らむぶる)
2021-10-12 20:42:13
スペインのバル!本場だぁ。早くコロナ禍が終息して、行けるようになるといいですね。
 収束か終息か、どっち使うんでしょうか。?
聖ミカエルって、中村光の『聖☆おにいさん』のキャラクター。
アスターって、蝦夷菊とも言いますよね。
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Unknown (warata)
2021-10-12 20:55:38
「聖☆おにいさん」、若いですね。私は漫画はとっくに卒業してしまいました。
収束はおさまって落ち着くこと、終息は完全に終わることですね、早く終息しないかな〜。
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