ウォーキング中に見つけたちょっと珍しい木。
葉っぱだけの時はてっきりシャクナゲだとばかり思って、いつも素通りしていた場所だった。
ところが、ピンクの花が咲きだし、それがツバキにそっくり。
葉っぱはシャクナゲ、花はツバキ、これは?
どう見ても葉っぱはシャクナゲでしょう。
でも、蕾はツバキっぽい。
開いた花の形はツバキよりもシャクナゲっぽいかな?
約5~8㎝ほどのローズピンクの花が、房状に集まって下向きに咲いている。
初めて見た花(木)、さっそく調べてみた。
グーグル検索でヒットした。
これは「ロドレイア」だと。
東南アジアから中国南部の原産なので、どちらかというと南国の花らしい。
花の形や付き方、葉がシャクナゲに似ているので、シャクナゲモドキという名前で呼ばれているようだ。
でも、シャクナゲとは全く関係がないとか・・・
きっと最初に名前を付けた人は絶対にシャクナゲだと思ったんでしょうね。
でも、そのあとちょっと違うし、どうしようかと思ってモドキ(擬き)をつけ足したのかな?
現在日本にあるロドレイアの種類は2種類で、ヘンリー(henryi)とチャンピオニー(championii)というもの。
そのうちのヘンリーはある程度の耐寒性があるので、日本の暖地での栽培が可能だとか。
でも、チャンピオニーは寒さに弱いので庭に植えるにはちょっと難しいらしい。
今回見つけたものはどっちのロドレイアなのか?
2種類の違いは、ヘンリーは葉先が尖鋭形で葉脈が鋭角、花序柄が短い、チャンピオニーの方は葉が広めの楕円形で花びらの幅も広い、となっていたが両方を見た訳ではないし断定できない。
取りあえずロドレイアで・・・
地植えになっていたのだから、多分ヘンリーでしょうね。
学名: Rhodoleia
英名:Hong Kong rose
別名:シャクナゲモドキ
科名・属名:マンサク科 シャクナゲモドキ属
原産地:中国南部、ベトナム、ミャンマー、マレーシア
ロドレイアは「幸福の再来を願う木」と呼ばれ、香港では旧正月の飾りに欠かせない花とされているらしい。
縁起の良い木で、あまり手入れをしなくても簡単に生育するようなので、他とはちょっと違ったシンボルツリーとしてオススメかも。
今まで見たこともない樹木や花を見つけ、それについて調べ、新しい知識が得られた時は嬉しい。
でも若い時とは違って、それが頭の中になかなか残らなく、今日覚えたこともしばらくするとすぐに忘れてしまう。
花や木の名前でもカタカナ名のものなどは特にそう。
きっと「ロドレイア」よりも「シャクナゲモドキ」の和名の方がずっと残って忘れないと思う。