去年新築した友人宅のシンボルツリーは「トキワガマズミ」。
この木は友人のお気に入りらしい。
曰く、丈夫であまり大きくならないし、花が可愛くて秋には実もなるから、植木屋さんにお願いして植えてもらったものだと。
数日前に行った時、花と赤い蕾が同時にたくさん付いていた。
葉っぱが白くなっているのはどうしてか分からないが、木全体に花がいっぱいついていた。
蕾が固いうちは赤く、少しずつほころんで淡いピンクになり、次第に白い花になっていく。
その変化する様子も楽しみの一つになっているようだ。
山にあるマズミは落葉性、でもこの木は冬になっても葉が落ちなく常緑性のため「トキワガマズミ」と和名がついている。
別名ではビバーナム・ティヌスとも呼ばれている。
「ビバーナム」とはガマズミ属の学名のこと。
日本にあるガマズミ属の植物で有名なのはオオデマリ、サンゴジュ、オオカメノキなど。
でも、「ビバーナム」というと日本産ではなく、外国種のもので春に白いボールの形をした花の咲く樹木を指すらしい。
そしてその「ビバーナム」にもたくさんの種類があるが主なものは「ティヌス」、「ダビディー」、「カールセファーラム」のよく似た3種類が有名になっている。
学名:Viburnum tinus
英名:laurustinus , laurustinus viburnum
別名:常緑ガマズミ、ビバーナム・ティヌス
科名・属名:レンプクソウ科 ガマズミ属
原産地:地中海沿岸
調べてみるとほとんどのサイトに開花期は3月から4月と書いてあった。
でも、11月ごろから赤い蕾が付いているのを見ていた。
[11月初旬]
10月から11月にはメタリックブルーの実が熟すのだから、花が咲いているのはおかしいと思っていた。
そうしたらあるサイトに果実ができる時期と開花とは重なると書いてあったものを見つけた。
実際の開花期は11月から4月と長いとのこと。
ただ、秋にできる花のかたまりは小さくて、少ないように思える。
やっぱり春の方が立派な花になるのかもしれない。