宮古島は亜熱帯性の気候なので、やはり本土と違って様々な植物を見ることができました。
この時期、宮古島で出会った花です。
[アリアケカズラ]
別名「アラマンダ」とも呼ばれています。
島の代表的な花なので、鉢植えや生垣など、あちこちで見かけました。
[クサトベラ]
海岸付近で群落になっていました。
光沢のある大きな葉は10㎝以上もあり、まさにトベラと同じ。
花は半分になっているように見えます。
そのため、「半分の花 (half-flower) 」や「扇子( hand fan)」などと呼ばれています。
[ハマゴウ]
青花と白花、砂地に咲いていました。
茎は横に這うように伸びていくため、背丈は低くて10~20cm程度しかありません。
全体に芳香があって、古くからお香として用いられていたことから「浜香」と呼ばれ、転じてハマゴウとなったようです。
[ミズガンピ]
海岸近くで多く咲いていました。
葉は多肉質で直径1㎝ほどの花が咲きます。
花の数は少ないけれど、年中咲いているようです。
[テイキンザクラ]
桜を思わせるような、小さな紅色の花がまとまって咲きます。
漢字表記では『提琴桜』で、提琴=バイオリンのことです。
葉の形がバイオリンを連想させるからとこの名前になったようです。
[プルメリア]
お馴染みのプルメリアです。
ホテルの庭で、大きな木になっていました。
南の国のリゾート地に行くと必ずどこでも見かけるプルメリアですが、中央アフリカが原産地だとのこと。
白い樹液には毒性があります。
[モンパノキ]
大きな木が海岸にたくさんありました。
時期が早かったのでしょうか、花はポチポチと咲いていましたが、ツボミばかり目立っていました。
[グンバイヒルガオ]
海岸の砂地に広がっていました。
ヒルガオによく似ていますが、葉が軍配の形をしていてツヤがあるのが特徴です。
[ユウナ]
正式な名称はオオハマボウですが、別名のユウナの方が親しみやすいので、「ユウナ」を採用しました。
日本では沖縄以南の地域に自生しています。
ハイビスカスによく似ているので、日本原産のハイビスカスとも呼ばれています。
葉はほぼ円形に近いハート型をしています。
[ゲットウ]
空港を出て車を走らせているとき、一番先に目に付いた花です。
もうそろそろ終わりなのか、萎れている花もたくさんありました。
漢字表記では『月桃』です。
蕾が桃のような形をしていることからとこの名前になりました。
熱帯地方の花なので、日本では沖縄県から九州南部で自生しているらしく、そういえば小笠原でもよく見かけました。
この季節の宮古島は花盛りでした。
このほかにも、ブーゲンビリア、ハイビスカス、サンタンカなどたくさんの花が咲いていて、来間島では畑一面のヒマワリも見ることもできました。