最近、庭木として見かけることが多くなったのが「フェイジョア」です。
フェイジョアは日本ではあまりなじみがないけれど、南米原産の果物なんです。
その果物はグアバによく似ているため、和名では『パイナップルグァバ』と呼ばれています。
[フェイジョアの実]
実は10月下旬~11月下旬ごろに収穫されます。
今は花の時期です。
フェイジョアは、フトモモ科の常緑果樹です。
フトモモ科には意外と馴染みのある植物があります。
例えば、果物だとグァバ、レンブ(ジャワフトモモ)、香辛料だとチョウジ(クローブ)、樹木だとギョリュウバイ、ブラシノキ、ギンバイカなどがあります。
フェイジョアの葉は表面が光沢のある丸い葉で、裏は細かな白い綿毛があるために銀白色に見えます。
花弁も分厚く一枚一枚が内側に巻き込むようになっていて、外側には白い綿毛、内側は薄紫色、鮮やかな赤い雄しべが多数目立っています。
このような雄しべはフトモモ科の植物の特徴です。
この花はエディブルフラワーとして食べることができ、白い花びらがほんのりと甘い味がするようです。
学名:Acca sellowiana
英名:Feijoa
別名:フィジョア
科名・属名:フトモモ科 アッカ属
原産地:ウルグアイ、パラグアイ、ブラジル南部