映画とライフデザイン

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映画「バービー」 マーゴットロビー&ライアンゴズリング

2023-08-12 17:07:24 | 映画(洋画 2022年以降主演女性)
映画「バービー」を映画館で観てきました。


映画「バービー」は長年にわたって親しまれているバービー人形を主体として実写化したコメディ映画である。マーゴットロビーとライアン・ゴズリングの当代きっての人気スターを主演にして色合い鮮やかに展開するのは予告編から気になっていた。監督は「レディバード」や「ストーリーオブマイライフ」で女性映画を撮ってきた女性監督グレタ・ガーウィングである。

小学校低学年の頃出来の悪かった自分は、積極的な女の子の家に引っ張られて人形遊びで遊んでもらった。妹用ということもあったけど、家にも人形がたくさんあった。当時、日本ではリカちゃんとタミーちゃんの両方の人形に人気があった。バービーで遊んだ記憶がないと思ったら、当時バービー人形をあまり日本に積極的に売り込んでいなかったようだ。典型的な8頭身は受けなかったのか。ストーリーはまったく想像できなかったが、好奇心で映画館に向かう。

オーソドックスなバービー(マーゴットロビー)とケン(ライアンゴズリング)を中心として、ドールハウスを中心にしたバービーワールドで楽しく生きてきた2人がちょっとしたきっかけで現実の人間世界を垣間見ようと入り込む。でも、奇異な目で見られてあまり相手にされない。

バービーを製作しているマテル社に行き着いたら歓迎を受けるが、そこは男性中心で成り立っている会社だった。刺激を受けたケンはドールハウスを占拠して男性中心の世界に人形の世界も変貌させてしまう。バービーたちはそれを良しとせずに変えようとする。


色鮮やかなカネのかかった映像を楽しむといった映画だろう。
美術と色彩設計は完璧である。ハリウッドの映画スタッフのレベルの高さを示す。ピンクが基調だけど、色の使い方のセンスは一歩抜けている。ストーリーを楽しむというよりも感覚的にハリウッド映画を2時間楽しむと思えばいいのではなかろうか。みんな仲良くディスコでダンスするシーンはウキウキする。マーゴットロビーは前年の「アムステルダム」「バビロン」に引き続き存在感を示す。現代ハリウッド人気女優の頂点にいると言ってもいいのではないか。


ストーリーとしては、フェミニズムの強い映画である。バービーが実在するマテル社にいってもCEOをはじめとした役員が全員男性だし、現実の世界が男性に牛耳られていることが気に食わない。女性蔑視をやたらに途中から訴えるけど、男性の自分は冷静に見てしまう。内田樹によれば、アメリカ映画は女性嫌悪が強いという。アメリカでの興行成績はとてつもなくいいけど。フェミニズム的要素による人気があるのであろうか?


小学校の頃女の子と人形遊びをした話をしたけど、日本のおもちゃ業界でも昭和40年代前半から中盤が人形遊びがピークだったのではなかろうか?TVのCMの量がすごかった。日本女性の今の年齢で 言えば50代後半から60代か。バービーってみんな知っているけど、日本ではメジャーではなかった気もする。アメリカほどには人気作品にはならない気もする。

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