習志野湾岸9条の会

STOP戦争への道 9条を変えるな

習志野駐屯地祭りに対する意見書と回答

2013年08月10日 | 投稿
恒例の駐屯地夏祭りが8月2日、3日と開催されました。
公式サイト http://www.mod.go.jp/gsdf/1abnb/index.html

今年は小中高校の吹奏楽部が参加して夏祭りのイベントを行うという空挺団の行
事案内が市の広報に載りました。最大の軍事イベントに小中高生が参加するという
事に対し「習志野市民フォーラム」のメンバーが質問状を市長、教育委員会委員長宛に提出し今般
回答が得られましたので掲載します。
一般市民からの質問に対する回答ということは評価できますが、軍事施設への児童生徒の参加という
本質的な事には正面からでの回答ではありませんでした。
安倍政権になり集団的自衛権の行使や憲法改悪が急激に進められようとしています。
児童生徒の戦争への動員は絶対に許せません。平和都市習志野市はこのような軍事施設への動員に対し
正面から回答すべきです。
又、回答を見られた方からも感想が投稿されていますので併せて掲載します。
以下「質問状」

(習志野市長からの回答)
 日頃より習志野市政に御理解、御協力を賜りまして、誠にありがとうございます。御質問の習志野駐屯地への小中高吹奏楽部の
参加についてお答えいたします。
習志野駐屯地の夏祭りについて、7月15日号の市広報には地域行事・イベントの紹介として掲載いたしました。
 夏祭りに小中高吹奏楽部が参加することについては、所管である教育委員会より別途回答いたしますが、私といたしましては、
「音楽のまち 習志野」を目指す本市は、小中高等学校の音楽活動の充実に努めており、地域行事・イベントへ参加することもその
一環として有意義なことであると認識しております。
 私自身、音楽には、人間の精神、心理に影響を及ぼす作用があり、また、音楽によってコミュニケーションが図られると感じて
おりますことから、演者、聴衆をはじめ関係者のそれぞれが自然に調和できる、このような機会には積極的に参加をするべきもの
と考えております。
平成25年7月31日                     習志野市長 宮本泰介
(教育長からの回答)委員長ではありませんでした。
日頃より、本市の教育へのご理解のもと、ご支援・ご協力いただいておりますことに、お礼を申し上げます。  
さて、この度ご質問のありました、【「習志野駐屯地夏まつり」への小中高吹奏楽部の参加について】について、お答えいたします。
本市では、「音楽のまち 習志野」を目指して、小中高等学校の音楽活動の充実に努め、各校は、全国コンクール・大会に出場して
日頃の成果を競っております。
 あわせて、学校長の最終的な判断のもと、公民館等で行われる音楽会や地域の行事・イベントにも、積極的に参加し、演奏を楽しん
でいただいているところです。
コンテスト一辺倒に偏することなく、音楽に集中できることに感謝し、練習の成果を地域に還元していくことに喜びを感じる児童・
生徒を育てることも、大事な教育であります。教育委員会といたしましても、様々な機会に、地域の皆様と交流を図ることは、
地域で子どもを育てていただくという観点から大切な頃であると考えております。
 そのような中、8月6日・9日に秋津公園内の「平和の広場」で行われる「原爆死没者慰霊及び平和祈念式典」においては、
地元の第七中学校合唱部が、平和を願い、戦没者追悼の意を込めて合唱を行っています。
 教育は、教育基本法の定めにより、「平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた」国民の育成を期して行われております。
本市が行う平和市民代表団派遣事業において、中学校・高校生が団員として、「平和記念式典(広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式)」
及び長崎の「原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」に隔年ごとに参列しておりますのも、この一環であります。今年は、8月8日に出発し、長崎において
式典に出席するとともに、平和について学習を進めてまいります。学習の成果は、それぞれの学校の全校集会等で発表いたします。
 また、ご指摘のように、本市は、「核兵器廃絶平和都市宣言」を昭和57年8月5日に宣言しております。
地域紛争などの現在起こっている世界の現実に目を向けつつ、正しい判断力をもって恒久平和を実現する児童・生徒を育成していかなければな
らないことは、教育委員に共通した認識であります。
 今回ご提出された「質問状」において、「若者達への平和教育は習志野市の誇り」との一文がございました。教育委員会では、市民の皆様にご
心配をおかえすることのないよう、各学校と連携しながら、これからも平和教育の充実に努め、上記の教育の実現に向けて弛まぬ努力を続けてまいる所存であります。
平成25年7月31日                   習志野教育委員会
                               教育長 植松 栄人
(質問者感想)
回答を読んで 
 掲題質問状(添付)への回答が以下の通り、7/31付で市長と、教育長からありました。
一市民からの質問に対してきちんと回答して戴いたことはよかったと思います。こうした民主的な対応が日常化されることを願っています。
教育委員会からは、委員長ではなく事務方の教育長でしたが教育委員の認識についても触れられていますので了ろしましょう。
 その内容ですが、いづれの回答も、過去の大戦の反省から私が強調しました危険な現実、すなわち、集団的自衛権、国防軍、改憲という
日本の軍国化が急がれる政治状況下にあるとの認識が受け止められていません。第一空梯団駐屯地の軍事ショウ参加を同考えるかとい
こおtです。単なる「地域イベントへの参加」でてあると片付けられる問題ではないのです。
音楽教育の目的や、平和教育の大切さと、具体的な8月の平和祈念行事について述べられています。その熱意をもって、ドイツのように
教育の現場で、侵略敗戦の惨禍を教え、二度と子ども達に銃を執らせないない決意していただきたいと思います。今が憲法第99条「憲法の
尊重擁護義務」を果たすべき時だと思うからです。
(回答を読まれたMさんからの投稿)
広島、長崎原爆そして終戦記念日を迎え、遣り切れない今の世情に憤りを感じます。「竹川様の質問状」など
「よくぞ言って下さった」と思います。
「北朝鮮のくだらない脅し」「中国の覇権的態度」に対して、日米安保とその核の傘に頼り「集団的自衛権を認めさせる憲法改定」
する動きに危機感を感じます。
我が国が主導して国連と一体になり「核廃絶、世界.の平和」を訴える「平和憲法」は、日本国民の誇りです。
しかし戦後の激変時代に、民主主義教育は中途でありました。
幼児からのしつけ、社会・歴史教育に根本的な誤りにあったと思います。
「民主主義と個人の責任」・「歴史は、現在と過去との対話である」その教育理念がありませんでした。この混迷な時代を経てこの国
は大人になりつつあります。引き換え、中国、韓国は未だ発展途上です。先行する我が国の姿を示す時代が来ました。
昨年 最も権威ある「日本学術会議」は 「日本列島に使用済み核廃棄物の処理場所はない」と宣言しました。それすら理解不能な
「場当たり主義政治」です。
国民が頑張り、絶対に「原発」は廃止しなければなりません。
8/9日 竹田企画政策課長による「習志野市の将来像?」の出前講座を聴きました。
先日の「長期基本構想案の二番煎じ」単語の羅列でした。
こんな小さな街ですら「市民との対話不能状態」です。現状に危機感を感じ、7/31日、30年前から「習志野市と比較してきた武蔵野市」
が、住民による自主管理のもと「20か所のコミュニティセンター」を核に地域が成り立っている事を知り、その内5ヵ所と、中央図書館、
市民会館、保健せんたー、中央体育センターが囲む「市庁舎を中心とするシビックセンター」を観てきました。駐車場より駐輪場が目立ちました。
市内を「ミューバス」が走る縦横の通りは、大樹が茂り「サイクリングロード」が並行しています。
最近改正された「武蔵野市都市マスタープラン」を観ました。流石だと思います。
後日ご報告致しますが、すぐにでも 市の幹部に報告したい気持ちです。
                            市内 M

※習志野市民フォーラムとは
 習志野市政、財政を始めとした市内外の諸問題や情報意見交換の市民団体です。
 参加は自由で定期的に会報を発行しています。
 ブログ  http://blog.goo.ne.jp/narashinoshimin