一つになったオシムコール―千葉戦観戦記?

2007-11-20 | 横浜F・マリノス

J1 第32節
 千葉vs横浜FM @フクアリ       2-3
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1年に一度のフクアリ行きを結構楽しみにしている。
勝てない横浜にとっては縁起のいいスタジアムであることも
その理由の一つでもある。
最寄の蘇我駅につくと、千羽鶴を折るジェフサポの姿。
この試合は、とても難しい試合になると予感させた。

ピッチに人が降りかかるような近さのG裏。
サポーターの声も表情も届きやすいせいかウォーミングアップの時から、
サポとのやり取りに選手達にも笑顔が出るなど雰囲気はいい。

先週、高熱を出したという大島
出場できる状態なのかが懸念されたが、無事坂田とのツートップで先発。
前節でも起用された狩野裕介も先発。
残り試合は少ないが若手の積極起用は来季に向けてもプラスになるだろう。

前半は序盤からいいリズムの横浜。
前節まではとにかく横パスが目立ち、その消極的なプレーには
苛立ちさえ感じたが、この日は違った。
坂田ジローがとにかく引っ掻き回せとばかりに動くことで、
うまくボールを引き出す。
千葉のDFラインがややスピードに対応が遅れる場面も見られ、
そこを突くことで、功治や狩野のパスも生きる。
ただ狩野に関して気になるのは、もう少し前への意識を持って欲しいこと。
ゴール前でのパス選択だったり、バックパスだったり、
後ろ向きなプレーも見られる。せっかくの先発起用だ、もっと頑張れ!
サイドも積極的な攻め上がりを見せながらも、
チャンスを作り出すところまではいかない。

千葉の攻撃も受けたが、落ちついた守備で跳ね返す。
千葉も調子が悪いのか、その攻撃にそれほど恐さは感じない。
特に横浜の弱点でもあるサイドだったが、
五輪予選で水野選手がいないこともあって、
スピードで翻弄されることも少なかったのは横浜にとって幸運だった。

狩野の先発ということは注目したいのがセットプレー
前半20分には見事にCKから佑ニが決め先制
キッカーでこれだけ違うものかねぇ、と感心。

1点リードで後半をむかえた横浜。
やはり後半、攻勢に出たのは千葉
必死な千葉サポーターの声を受けた千葉が勢いを増す。
横浜は坂田、ジローの勢いが前半に比べると弱くなったこともあり、
長いこと守備の時間が続いた。
その中で与えたFKから、勇蔵のハンド一発退場+PK
反対側で起こっていた事だったから、何事が起きたのかわからなかったが、
千葉がゴールをしたということはわかった。
その前のプレーで審判はファールを取る。
よって千葉のゴールはノーゴールの判定。
PKは必ずしも得点できるわけではないし、退場者は出たが、
むしろ運はまだ横浜にあるのではないかと思ったが、
やはり相手も確実にPKを決めてきた。同点

10人になった横浜は、勇蔵の抜けた最終ラインに那須を投入。
受け身になるのもやむを得ないと思われたが、
再びリードを奪うべく積極的になる横浜の攻撃。
勝利への執念が感じられた。
だが、チャンスが何度か続いた後にカウンターから逆転弾を浴びる。
前半は横浜G裏に向ってくるのを嫌がったのか消極的だった羽生さんが、
この場面では執念の折り返しを見せたらしい。
連携、そして得点のボレーといい敵ながら天晴れな得点だった。
だが、横浜も負けてはいなかった。

リードを許した時点で、エンジンをかけたのはジロー
個人的にはこの日のMOMはジローだったと思う。
千葉の甘くなった最終ラインを見逃さなかったジローは、
前半の運動量を取り戻しサイドを抉り、
中央で待つ大島にドンピシャのクロス。
これを軽く合わせた大島が失点から1分後に同点弾。
この日の大島はやはり体調が思わしくなく練習も休んでいたせいか、
決して調子は良くなかった。
足がガクンと落ちもつれる場面も見られたが、この場面で確実に決められるのは
エースの証ではないだろうか。

これで再び勢いを増した横浜は、その4分後、
またしてもジローが中央で粘ってボールをキープすると、
ポッカリと穴の空いた右サイドに狙いすましたクロスを上げる。
これに見事にピタリと隼磨が合わせ、そのままフリーでシュート。
これが決勝点となった。
その後、気持ち的には長すぎたロスタイムを含め、
残り時間、千葉の攻撃を受けながらもしぶとく守って勝利!!!

展開が精神的にも堪えた試合だったが、
本当に気持ちの良い試合だった。
連敗続きだったけど、この日見せてくれた勝利への執念は、
嘗ての姿を見ているようで嬉しかったなー。
千葉も当然勝ちたかったと思う。
それは痛いほどに伝わってくる試合だった。
だが、それにも負けないほど10人になった横浜は勝利への気持ちを見せた。
例え失点しても、それ以上に得点を上げてやる、
10人になったチームは攻撃の姿勢を決して崩さなかった。
”執念”のぶつかり合い。
いい試合だった。

それにしても調子に乗って長いな今回の観戦記^^;

試合後に起こった両チームサポーターの「オシムコール」
間違いなく、スタジアムの想いはひとつだった。
絶対に千葉の想いは届いてる。そう感じた。
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満を持して鈴木隆行が登場か!

2007-11-16 | 横浜F・マリノス

悩んでいる。
彼は犬に遭うと逃げ、猫に遭うと楽しそうに追いまわす。
彼は肉よりもが好み。
彼は眠い時、「ニャーゴー」と鳴く。
彼に土鍋を見せると喜んで土鍋の中で眠った。
確かマルチーズの♂を買ってきたはずだが、
本当に犬なのかどうか疑わしくなってきた。
彼はもしや犬と猫のミックスなのではないか、と。


さてさて、今年のACLも終った。
浦和のアジア制覇、祝福?それどころか実に憎憎しい。いや、悔しい。
だが、素直に浦和がアジアにおいて、日本サッカーの新しい歴史を
作り、切り開いてくれたのだと思っている。
何故ならば、横浜もこの闘いを2年間経験してきたから。
しかし歴史は作れなかった。
当時は、リーグ日程も含め、協会の協力は何一つ得られなかった
遠征先でのトラブルにも勝手にやれとばかりに突き放された。
抗日運動下の遠征にも何も対策は得られなかった。
あの頃に比べると今は、アジアで闘うための環境がだいぶ改善されて
きているように思う。
このままではアジアで勝てない、強く訴えてきた岡ちゃんの想いが
協会に通じたのだとしたら嬉しい限りだ。

それにしても、やはり浦和だったから協会が積極的にACLに
目を向けたのではないかと思っている。
これで更に協会はACLの存在を真剣に捉えることになるだろう。
それは浦和に感謝しなければならない。
もしACLに挑戦したクラブが横浜だったり、別のクラブだったら・・・
未だに協会は態度をかえてないんじゃw

そしてもう一つ。
浦和の闘いを見ていて思ったのは、やはり外国人選手の力は大きいということ。
それが日本サッカー発展の妨げになるのではないのかということは
別として、クラブにとっては確実に彼らの戦力は大きい。
外国人選手の獲得に失敗している横浜としては、
かなり参考にしてもらいたいところだ。
もちろん今季、横浜が日本人選手達だけで闘ってきたことは誇りに思う。
しかし現実は現実として受けとめなければならない。
浦和のサッカーは面白くないと批判的な人も多いけど、
そう言えばうちが連覇した時も言われたっけ(苦笑)嫉妬だよね^^;
面白いか否かっていう判断は人それぞれだもの。
結局、優勝するってどれだけ確実なサッカーを出来るか、
つまり内容がどうであれ取りこぼしのないところが勝利を積み上げていく、
そう思うんだよねー。
勝敗に関わらず、面白いサッカーをやるっていうなら、やればいいし。
そりゃ、うちが夏場にやったようなサッカーが1年通して出来て、
尚且つ優勝できたら最高なんだろうけど、
それが出来るのは世界でも一握り、
いや1年間なんてどこにもできないかも。

難しい。
若手の育成か、理想のサッカーの追求か、それとも堅実な勝利の追及か・・・
今、チームにとって何が一番大事なのか
それとも思いきって全てを追い求めていくのか、
何か一つに割りきることもとても難しいと思うけど、
チームの意志が伝わってくるようなサッカーを今後は見たいなぁ。

ところで、兄貴チャンスです!!!!!!!!!!!!!!!!!!

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今季限りで監督が辞めるだけで幸せです。

2007-11-14 | 独り言

幸せのハードルをかなり下げているので(参考:田村裕)、
横浜FMの現状にもめげません。

【兵藤 争奪戦の末横浜入団が決定】(スポニ○

国見高時代から、平山選手と共に注目を浴びていた兵藤くんが
ついに入団決定です。
頻繁に練習参加をしていたこともあり、
当時から勝手に横浜に来るものと思い込んでいた。
彼ぐらいの力があれば、争奪戦になるのも当然なんだけど、
よくうちを選んでくれたな、とw
国内スカウトの力の5分の1でも海外に力があれば・・・。
即戦力への期待が高いとも言われるが、プロの中でどれだけ通用するかは
実際プレーをしてみなければわからないことだし、
長い目で成長する姿を応援で後押ししていきたい。

こっそりとU-18では、宏太も金井も頑張ってる。
金井は2戦先発、宏太は初戦で得点も挙げた。
トップはなかなか結果が出ないけれど、
将来の希望は着々と育ってる。
全国妄想組合の組合員としては、2、3年後のマリノスを妄想している
だけで十分幸せである。(現実からは逃避する、之重要)
残り試合は来季以降へ繋がるサッカーをして欲しいと切に願いたい。
その他、来季移籍報道などは
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