和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

飛騨の円空。

2013-01-25 | 本棚並べ
東京国立博物館(本館特別5室)にて、
4月7日まで、「特別展 飛騨の円空」が開催されていて、
いってみたいなあ。

元旦の読売新聞に円空「両面宿儺(りょうめんすくな)坐像」の写真が掲載されておりました。それが坐像の下の台座というのでしょうか。それまでふくめての全体が写されていて、その新聞写真を画鋲で部屋の隅に貼っております(笑)。

ときたま目に入るその新聞写真を、見るとはなしに見ているわけです。すると、その坐像の下の箇所が魅力で、躍動感に充ちているのに気づかされます。城でいえば石垣。坐像の下はゴツゴツとした岩を積みあげたような構図なのですが、その石垣みたいな箇所が、渾沌としたあらあらしさで、何とも惹かれるのです。そのゴツゴツとした石垣の渾沌を封じ込めるようにして、両面宿儺坐像が乗っかっておられる。

産経新聞1月20日に、その特別展の紹介が2頁にわたり載っておりました。
そこに、小さい写真入りでこうあります。
「円空屈指の傑作『両面宿儺坐像』千光寺蔵。両面宿儺は『日本書紀』に登場する飛騨の異形の怪物だが、地元豪族で千光寺を開山したという。前後に顔を持つとされるが、円空は正面に顔を2つ並べている。力強さと緻密さで、彫刻家としての円空の技量の高さを感じさせる」

どうも気になったので、古本のカタログを注文することに

古書舗フクタ(名古屋市)に
「円空 その芸術」というカタログを注文。
1500円+送料160円=1660円なり

中日新聞社主催で昭和54年8月に
オリエンタル中村栄本店7階ギャラリーで開かれた展示会のカタログでした。
一人2ページで佐藤忠良・白洲正子・瀬戸内寂聴と、3人の文の掲載されてる。

とりあえず、仏像の写真をめくると、
両面宿儺坐像は、顔から胸までのアップの写真で。
私が見たかった、坐像から下の箇所は見事にカット。
とりあえず、残念。
顔2つが並ぶようすはよくわかりました。
そのうち、
カタログの年譜や解説とあわせて、
ゆっくりと掲載されている3人の文を読んでみます。

うん。特別展は4月7日までか。

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