和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

安房の関東大震災余話。

2024-09-12 | 安房
「安房郡の関東大震災」余話として10回並べたのでした。
最初は

① 「安房震災誌」にあった言葉『海の時代』と『牛乳の国』から
  房総半島の2枚の絵を紹介。青木繁『海の幸』と坂本繁二郎『うすれ日』。
  これが6月30日のブログにあげてありました。

② 御真影に関連して田尻久子著「橙書店にて」と「防災士教本」

③ 「安房震災誌」の千歳村の震災まぎわ「念仏を唱え」ていたことから、
  震災の安房での追悼会。石井光太著「遺体」へ。

➃ 梅原猛・瀬戸内寂聴『生ききる。」(2011年7月10日)

⑤ 「震災復興 後藤新平の120日」
  政池仁著「内村鑑三伝」

⑥ 「内村鑑三伝」から
  曽野綾子著「揺れる大地に立って」(2011年4月)と
  内村鑑三「後世への最大遺物」

⑦ 「帝都復興秘録」の孫引き

⑧ 保田町の鋸山

⑨ 南三原村民一同建立の「震災記念碑」(大正13年9月1日建立)
  「南三原千歳村耕地整理記念碑」

⑩ 「安房震災誌」に載る「安房郡震災被害状況図」が
  のちの各町村史に転載されていることを紹介
  三芳村史(昭和59年)・富浦町史(昭和63年)
  丸山町史(平成元年)・和田町史(平成6年・通史編下巻)


はい。1時間に満たない1年1回の講座の中で、
削られてゆくしかなかったこれら余話の方が、
ブログに書きこみして、楽しかったのでした。
また、余話の視点から浮ぶテーマがあります。
たとえば、地震には、常に津浪が結びつけられて語られ、
何の疑いも抱かないわけなのですが、流言蜚語のなかに、
津波が入っておりました(安房郡の関東大震災場合には)。
これは、語り考えて伝えておきたいテーマとしてあります。
うん。これについて、何か語れたらと思っております。

ただ思いつきをブログに書き込んでゆくことと、
改めて整理しテーマが思い浮かんでくることは、
それは、まったくの別物なのだと思い知ります。

ここからテーマが生きる段階へと踏み込む気分。
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