花守

四季の花はそれぞれやさしく咲きこころなごみます
折々に咲く花を守りこころかすめる思い出など綴ってみたいです

富士山を

2019年11月26日 20時40分42秒 | 日記

友人から手紙が届きました
まるで少女のような帽子をかぶり可愛いワンピースを着て
広い野原で撮った写真が同封されていました
でもその手紙を読んだ私は悲しくて泣けてきて

彼女の手紙によると
息子さんの最後の言葉が
「お母さん 今日の富士山大変美しいよ 見に来ないかい」
でも彼女はその時期には行けなかったそうで
そんなことがあって間もなくその息子さんが急逝されたのです
彼女はそのことが悔やまれて
それからは必ず毎年2回は富士山を仰ぎ見るためにでかけるそうです
富士山を仰ぐと息子さんと会っている気持ちになり
それでも富士山を仰ぐと苦しくなり泣けて泣けて
ひとりが大声で泣くのだそうです
そんな手紙を読んで私も泣けてしまいました
大きな悲しみに出会うと人は大声で思う存分泣くことで立ち直れること
私にも解ります





木蓮の葉が黄色くなってはらはらとそして派手に散るのです
塀の外までも
この時季主人の枯葉掃除のお仕事が増えます





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2 コメント

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私も・・・・。 (kiriy)
2019-11-26 23:11:54
こんばんは。
この記事を読まさせていただいて、涙がハラハラとこぼれました。
そしてこれを読んだ多くの人も、同じではないかと思いました。
この先、富士を見る時、お友達の息子さんの「お母さん、」と言う言葉を思い出しそうです。(/_;)
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ありがとうございます (fuyou)
2019-11-26 23:29:42
Kiriyさま

私はただでさえ新幹線で眺める富士山に神々しさを感じて手を合わせるのです

この友人は高校時代からの友です
息子さんの急逝も悲しく思いましたがあれからくる年もくる年も彼女富士山を仰ぎ見て愛息子を思い出し そして誘われた時行けなかったことを詫びているのです
私も悲し過ぎます
思いを寄せて頂いて感謝でございます
ありがとうございます
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