僕のありえない日々

受け入れがたい日常について

「西之園萌絵」 名前だってかわいいのだが!

2009年01月13日 | ありえない
森博嗣の「全てがFになる」を読んでいます。
ちょっと変わったミステリー。
あとは最後の1章を残すまで読み終わりました。
犯人も謎も(とりあえずは)種明かしが終わりました。

けどさ、密室殺人事件っていろいろ無理があるよね。
「犯人が密室を作りだすためだけの理由を、違和感無く読み手に伝えるために物語がある」
そんな感じに読めてしまうんです。
だから、謎が解けて犯人がわかってしまうと急に小説から興味がなくなってしまいました。
「ははぁこの密室の謎はこうだったのね」で満足してしまいました。
最後の1章をよむ理由が無いんだよね。
もしかしたら大どんでんかえしがあるかもしれないけど、そんなことどうだっていいの。

だからといって面白くないかというと・・・

面白かった

なるほど!全てがFになるってそういう意味か!もうちょっと考えたらわかってたのに!

理系なら読めるはず。

しかし「F」の意味がわかっても、直接密室の解明にはならない。
ここが作者のずるいトコだよね。
「密室」の謎はずるかったけど、「犯人」の謎はおもしろかった。




最後の章を読みたくない理由がもう一つ。

どんなにかわいくて、運転手つきのジャガーで送迎してもらえるくらい金持ちで、日傘なんかさしちゃうくらい上品で、3桁の掛け算が一瞬で解けるくらい頭がよくて、気が利く女の子だったとしても

こんなヒロインとは結婚したくない!

「わぁ焼きそばですね、焼きそばって一度食べてみたかったの、私・・・」

密室の謎が解けても、こんな女の子に惚れるんじゃない犀川。

もうそれだけが心配で心配で・・・。

・・・・・・

え?もしかして結婚後の生活も全てお手伝いさんにしてもらえちゃうくらいのお金持ち?

まじで?

それなら・・・い・・い・・かな・・・

だからダメだってば!

気をつけろ犀川!

やっぱり面白いんじゃん。

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