VIVIEN住生活総研

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TOTO、欧州もターゲットに海外強化

2008年11月04日 | 住宅業界
TOTOが来年、3月10日~14日に独フランクフルトで開催されるバスルーム(トイレ)・エネルギー・空調などの建築見本市「ISH」
初出展するのに合わせて、グローバル事業の戦略についての記者発表会が帝国ホテルで開催された。

木瀬社長(右)と並ぶ、
ドイツ衛星設備器具工業会ヴィッシュマン専務理事(中)、メッセ・フランクフルトGmbhペータース副社長。
 司会は広報に異動された岩崎部長
木瀬社長からは「2011年度、欧州での売上高100億円を目指す」と。
今年4月にはデュッセルドルフに「TOTO Europe GmbH」を設立しており
環境規制・意識の高い欧州なら、TOTOの環境技術がより評価されると読んでいる。

見本市運営会社であるメッセ・フランクフルトのペータース副社長から、50年の歴史を誇る「ISH」についての説明。
約22万人の来場者数は、キッチン&バスルーム見本市が併催された今年のミラノ・サローネの来場数34.8万人、
展示スペースが約16.3万㎡で、ミラノ本会場の約23万㎡と比べると小さめであるが、
バスルームの出展数では700社以上と最大の見本市。
水資源の環境保全について「Blue Responsibility」というガイドラインがあり
TOTOの節水技術も注目されることになりそうだ。
 
ドイツ衛星設備器具工業会ヴィッシュマン専務理事は、ドイツのサニタリー産業の商流やデザイン・トレンドを紹介。
また生活での水の消費量を国別に比較し、米国・豪国が多い事をグラフで示された(右上)。

第二部では、「TOTOのグローバル事業展開」を田端取締役がプレゼンテーション。
‘5極体制確立に向けて’日本・中国・アメリカ・アジア/オセアニア・欧州の5極の事業拡大を進めている。
中国で‘高級ブランド’として確立した成功(右)を、他地域でも狙う。
 
インド・中東でも、高級ホテルなどのプロジェクト増で金融危機の影響は受けていないと言うこと。
中東は今後、国内へ投資が戻ると。 

米国以外は、気になる中国もハイエンド層はまだ堅調のようで
中近東・インド・ベトナムは重要市場として、今後も旺盛な需要を見込んでいるようだ。

円高で厳しい市場となるが、日本国内が冴えない中、海外の市場開拓は日本企業の避けては通れない道である。


1 コメント

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heinrich (heinrich)
2008-11-20 12:20:12
hi vivien, i love your blog, could you add me to msn ? scheepersh@hotmail.com
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