「脱獄の用心棒」というタイトルでTV放映されたのは、ボクが高校生の頃だったか…?
いきなり、それまで慣れ親しんできたマカロニのメロディとは、一風違う音楽が流れきて、少したじろいだ記憶がある。
もちろん録音もした。
「え?こんなマカロニ音楽もあるんだ…」という驚き。
後年、作曲者のピエロ・ピッチオーニのことを知り、作風も納得した。
ジャズそのもののテーマも、今では結構お気に入りだ。
今、あらためて見ると、かなりオシャレなメインタイトルだと思う。
肝心の映画だが、流血シーンの描写は「情無用のジャンゴ」ばりかも知れない。
ロバート・ウッズが手の甲から弾頭をえぐり出すシーンは、かなりリアルな描写だ。
やれ流血だの残酷だのと言われているマカロニだが、実際はそんなシーンはあまり存在しない。
だから、鮮血の描写をマカロニで見ると、あらためて驚いてしまう。
この作品の中のジョン・アイアランドは好きだ。
彼の最期のカメラワークも気に入っている。
イブリン・スチュアートもいい。
作品の中のワンシーンに、昨年訪れたマドリッド郊外の川辺で撮った写真と同じものを発見!
どうでもいいことだが、こういうのは結構嬉しい!