スパゲッティな日々

いわゆる「マカロニウエスタン」に翻弄される日々のことである。

レア音源の宝庫?

2010年05月30日 | Weblog
最近、仕事中にインターネットラジオをよく聞いています。

英語の勉強のためとかなんとか言って…
でも、さっぱり聞き取れないので、サントラ専門のラジオを聴くようになってしまいました(笑)。

そのサントラ専門番組の中でも、ここのところずっと聴いているのは、イタリアのサントラ専門番組の
「Radio Cinema.it」です。

スポンサーが以下の画像の通りですので、イタリア映画のサントラが90%くらいでしょうか。
モリコーネはもちろん、マカロニもかなりの頻度で流れます。
(これ書いている今、「殺しが静かにやって来る」の劇伴が流れています)



曲が流れている間、HPには出典となるサントラ・アルバムのジャケットとトラック名が表示されています。

実は、先だって仕事中に「ウエスタン」の中の「L'uomo dell'armonica」が流れたのですが、
なんと聞いたこともないアレンジのバージョンだったのですよ!!
ハーモニカの感じが違うなあ…、勘違いかな?と思って仕事をしていたのですが、コーラス部になって
青ざめました。
コーラスが聞きなれたバージョンと明らかに違うじゃないですか。

えっ? 出典ってどのCD? と思って、HPを見たらGDMの27曲入りのCDのジャケが表示されていました。
仕事を中断しまして、CDを棚から取り出し、さっそく検証しましたよ。
その時聴いたバージョンなんて入っていません。

え~~~~???夢かよ???

歳とったからなあ…
思い込みってヤツもあるからナ…

と釈然としないまま、仕事に復帰しました。

で、次の日も「Radio Cinema.it」です。

と、流れて来たのは「荒野のプロファイター」のイントロ。
でも、でも…

主旋律を奏でているのはトランペットではなく、ハーモニカです。
え???こんなバージョンはCDに入ってないぞ。
さっそくCDを検証。
間奏にハーモニカが流れるトラックはありますが、最初から最後までハーモニカで主旋律を奏でるバージョン
は収録されていないのです。

え~、どこかのコンピレーション・アルバムに収録されたバージョンか?と思って色々と検索して確かめ
ましたが、やはりそんなバージョンはないようです。
どなたか、そんなバージョンのトラックが収録されたコンピ盤をご存知ですか?

どういうことなんでしょう…
ともあれ、レアな音源の宝庫であることは間違いないと思います。

それ以来、ストリーミング音声を即録音できるソフトをインストールして待機させることにしました。

ただ、いつもPCの前に張り付いているワケにはいかないので、こればかりは運次第です。

PCの作業をされる方は、ぜひBGMに流してみてください。
忘れていたマカトラ・アルバムの名曲に巡り合えるいいチャンスでもあります。

ちなみに、番組の中でも何度もアナウンスが流れますが、すべて正真正銘のサントラです。

「リンゴー・キッド」 エンディング

2010年05月27日 | Weblog
マーク・ダモンの「リンゴー・キッド」を初めて見たのは、中学2年生の時でした。
土曜日の午後、塾に出かける前にちらっと見たTVが命取りになりました(笑)。

TVの画面には、「黄金の拳銃・リンゴーキッド」1966年イタリア映画 の文字。

当時、どうも西部劇には2種類あって、本当のアメリカで作ったものと、イタリアで作ったニセモノ
があるのだということがぼんやりと分かり始めた頃だったのではないかと思います。

仮病を使って塾を休み、お腹が痛いとかなんとか言って、お腹を押さえながらTVの前でゴロゴロして
見入っていたような記憶があります。

その後、深夜でも我が地区では放映されましたが、最後にTVで見たのは中学3年生の時だったと思います。

たくさん持っているカセットテープを、片っ端から流していたら見つけました。
本当にエンディングだけなのですが、この作品の吹き替え音声がありました。

さっそく、エンデイングの画像にシンクロさせてみました。
古いカセットテープの音声ですが、立派に生き返りました。
こういう作業をしている時こそ至福の時です。

少年時代の感動がよみがえるんですよ。

ありがとう~マカロニウエスタン!

「黄金の拳銃 リンゴー・キッド」エンディング吹き替え版


ローマ空港の灰皿?

2010年05月26日 | Weblog
重箱の隅をつつくのもいいかげんにせんか!と言う声も聞こえてきそうです(笑)。

かの「まひるさん」から教えていただいたとっても濃いネタです。
ちなみに、私は、全く気が付きませんでした。

マーク・ダモン主演、コルブッチ監督の異色作「リンゴー・キッド」。
38分46秒のあたりの出来事です。

ステン坊やが、牢の中のリンゴーにナイフの腕前を見せて欲しいとせがみます。
「お父さんに叱られるゾ」とかなんとか言いながらも、坊やに誕生日を聞き、壁にあるカレンダーの
日付に見事ナイフをヒットさせるシーケンスなのですが…

ナイフがカレンダーにヒットする直前に、怪しげな画面が一瞬現れます。
普通に見ていると、あまり気が付きませんが、そう言われて見ると、確かに一瞬妙な図柄が見えるのです。
DVDをお持ちで、もしこんなことに興味をお持ちの方はコマ送りで見てみてください。









3番目のカレンダーにヒットする直前に現れた画像をよく見てみると、左側に「AEROPO…」という字が
見えます。
おそらく「AEROPORTE」つまりエアポート、ローマ空港のことだと思うのです。
ローマ空港の文字が入ったガラス製品で、身近にありそうなものということで考えると、おそらく「灰皿」。

アメリカの友人の推察によると…
このシーンの撮影のために特別な効果を得るため、特殊なレンズが必要だった。
しかし、準備がなく、そこはマカロニ。
そこらにあるモノを利用してなんとかやり過ごそうと…
灰皿を特殊レンズ代わりに使ってみたら、なんとかいけそう。
でも、なぜかピントが合ってしまった。

ではないかと。

多分、そんな感じなんでしょうね。
ということで、とっても深~いマカロニ邪道ネタでした。

そうそう、この作品のエンディングの日本語吹き替えをよく覚えています。

リンゴー:「それからスタン、金の拍車持っていっていいぞ」
じじい:「また帰って来いよ。牢屋を掃除して待ってるからな(涙声)」

エンディングのみですが、カセットの録音がどこかにあるはずなので、探しておきます。

「Vendo cara la pelle」(Hangman's tree) 新譜!

2010年05月21日 | Weblog
ついに、6月の半ばに、この作品のCDアルバムがリリースされることになりました!

いやあ、本当に嬉しいです。
いつかはリリースされると思っていましたが、ついに実現の日が来ようとは!!

このエンディングに流れる歌はかなりのお気に入りで、何年か前、きょうきさんのおかげで
この歌が収録されている「ニコ&シーガルズ」のLPアルバムを入手することができ、夢の
ような思いでレコードに針を下ろした思い出があります。

音楽は、エンリコ・ジアッチとマルチェロ・マロッキ。
エンリコはリトル・トニーの兄弟でギタリストだそうです。

全編に流れるスピード感溢れる音楽をアレンジ・指揮したのは、かのロビー・ポイテヴィン。
アルバム化に際して、歌はどうかな?と危惧していたのですが、なんと英語バージョンと
イタリア語バージョンがモノラルで、さらにイタリア語バージョンがステレオでも収録される
とのこと。
しかも、カラオケ・バージョンも!!

もう待ちきれませんよ~

追記:ドイツ版予告編の画像に、そのエンディングソングをシンクロさせてみました。
画像をクリックしてください。



(23日22時、wmvファイルへのリンクは削除させていただきますね。)

マカトラ新譜続々…

2010年05月14日 | Weblog
ニコ・フィデンコの6枚組CDはとっても楽しみです。
ただ「バンバンキッド」の歌に関しては…あまり期待してないです(笑)。

マカトラでなくとも、彼の音楽はとても興味があるので、もう待ちきれません。
組曲やらメドレーやら、編集が楽しみだなあ~

それから、先だって東部で話題になってたばかりの幻の「続・荒野の1ドル銀貨」のダイアローグ版が
初のCD化となります!!
「夕陽の用心棒」と「続・荒野の1ドル銀貨」のカップリングになるので、曲数としては、さほどの
増曲は望めないと思いますが…増曲はないでしょうなあ…

両者とも、かなりの数のトラックがあるので、なんとか個別に完全盤としてリリースして欲しかったですが、
ともあれ、ダイアローグ版のCD化は快挙だと思います。

「復讐のガンマン」 カバー曲

2010年05月04日 | Weblog
「復讐のガンマン」のカバーで一番驚いたのは、かのmasa&haruさんが、何年か前にご自身のHPのBGMで
アップされていたスペイン語による主題歌のカバーでした。

あんな難しい歌をよくカバーしたなと感心いたしました。
しかも、よく歌いこなしていましたね。

「復讐のガンマン」って、カバーがとっても難しいとは思うのですが、果敢に挑戦して、結構面白くまとめた
と思っているのが、ご存知ルロワ・ホームズのカバーです。

これって、けっこう評価高くないですか?
皆さんの評価をお待ちしています。

復讐のガンマン・カバー