スパゲッティな日々

いわゆる「マカロニウエスタン」に翻弄される日々のことである。

「地獄から来たプロガンマン」 BEAT版サントラ

2012年07月24日 | Weblog
今回のBEAT版サントラは、ジャケのデザインやレイアウトも好きです。
ただ、サンチョ親分の画像ではなく、ジェリー・ウィルソンとアンソニー・ステファンの画像を
採用して欲しかったなあ…なんて思います。

この作品は、悲劇的要素が大きいので派手で明るい音楽ではないのですが、メインテーマの旋律は心に
響きますよね。

我々日本のファンは、当時370円で発売されたシングル・レコードに収められたメインテーマはサントラそのものだと
信じてやみませんでした。

なんとも情感豊かな音作りと演奏。

日本の楽団によるカバー演奏と知ったのは、ずいぶん後のことです。
今あらためて聴くと、ずいぶん日本的な音ですよね。

長い間騙されてきましたが、そんなのどーでもいいのです。

さて、今回のリリース。

やっぱり、一番聞き応えのある「Gringos a cavallo」の別バージョンが面白かったです。

この作品で使われていなかった「A man must fight」の歌バージョンはついでの収録でしょうか?
ミキシングしないで、そのままモノラルで収録して欲しかったかな、なんて思っています。

PERFECT !!!「復讐のガンマン」 2012年盤

2012年07月21日 | Weblog
ついにこの音をCDで聴けたか!と感無量でした。

解説などで何かしら追加されているのは間違いないと思っていましたが、
まさか、たったの2秒ほどの、しかし大変重要なフレーズが追加されているとは全く想像ができませんでした。

たったの2秒弱の音ですが、何度も何度も聴き返しています。

前回のリリースでは24曲収録で、今回は25曲となっています。
またまた、曲の順番が違うので、何が増えたか探すのに一苦労です(笑)。
何度やってもゴチャゴチャになるので、付箋を貼ってチェックしたら、あっという間に分かりました。

最初からそうすればよかった…



結局、「Arriva Cucillo」のショートバージョンが追加されているだけで、これはロングバージョンの後半をカット
したものと同じなので、実はどうでもいい増曲でした。

しかし、エンディングの追加された音には、本当に感激しています。

欲を言えば、映画のタイトルバックで流れたバージョン(伊シングル・バージョン)をボーナスとして追加
してほしかったかな。

しかし、あえて「PERFECT!!!」と太鼓判を押します。



「真昼の一匹狼」主題歌リミックス

2012年07月14日 | Weblog
先だって届いたカルロ・ルスティケリの名作「真昼の一匹狼」のボーナストラックにいたく感動して
しまいましたので、#26の主題歌のステレオ・バージョンの後半の歌の部分と、#27のとっても素晴らしい
オーケストレーションのカラオケ・バージョンをリミックスして遊んでいました。



実際、歌とカラオケ・バージョンはそのままではリミックスできませんでした。

歌のほうが、0.45秒程度短いのです。
大した違いではないように思われますが、実際ミキシングしてみると、明らかに色々な楽器の響きのズレが
耳障りなのです。
何度も何度も聞いてデータを録って、何秒ストレッチするかを割り出してからのミキシングとなりました。

さすがにフリーのソフトでは使い勝手が悪かったので、この作業のためにwindows7に対応したソフトを新たに
購入してしまいました。

結果、全く違和感のない、新たに発掘されたバージョンみたいになりましたが、さすがにこれはアップできません(笑)。
皆さんに聞いていただきたいのはやまやまなのですが…

本当に便利なソフトがたくさんありますので、好き勝手に音楽を編集できて楽しめる世の中になりました。


I made a remixed version from #26 & #27 on the "Kill or be killed" disc just for myself.

バスタルド・ヴァモス・ア・マタール

2012年07月08日 | Weblog
こんな言葉、間違ってもスペインでしゃべってはいけません。

最低のタイトルと最低の内容の作品でした。

ただ、音楽の担当者が第一線で活躍の大御所だったのです。
どうしてカルロ・ルスティケリが音楽を担当したのでしょうね?

事情は色々ありましょう。

CDは特筆すべき内容はありませんでした。

ただ、このタイトルを30年くらい前に知った時は、胸が高鳴りました。
「バスタルド・ヴァモス・ア・マタール」ですからね。

メインタイトルだけは面白いと思います。
映画の中でも、やたらと人間の恥ずかしいと思える表情がとらえられているのですが、
その一部がメインタイトルに使われています。

う~ん、監督の表現したかったことは何なのか??

BASTARDO VAMOS A MATAR

いいぞ!!「真昼の一匹狼」サントラCDアルバム

2012年07月04日 | Weblog
Facebookのほうに同じような内容は投稿したのですが、ま、いいか。

カルロ・ルスティケリのマカロニ作品の中では一番マカロニ然とした作品ですよね。

ブルーノ・ニコライの手馴れた編曲と指揮のおかげで素晴らしいアルバムになりました。

今回のボーナス・トラックに収録された「I must go」のインスト・バージョンには感激です。

なんという躍動感あふれる前奏でしょう!
ストリングスが大活躍、もうたまりません。(take2 take4)

take3とか、take5とかあったんだろうなあ…聴きたいなあ…なんていろいろと妄想しています。

Take4のインスト・バージョンにシフィエロの歌の部分をミックスして遊ぼうかなと思い、少し
チャレンジしましたが、少し曲の速さが違っていて断念しました。

今度時間のある時に、曲の速さをコントロールして再チャレンジしてみます。




ボビー・ソロ 西部劇主題歌集

2012年07月03日 | Weblog
名古屋の鶴舞あたりの古本屋に通っていた1980年代の頃に見つけたLPだったように思いますが、
最近は勘違いが多いので、もしかしたら別のところで見つけたLPかもしれません。
1967年にセブンシーズ・レコードから発売されたLPです。
CBC「中部日本放送」のラベルが貼ってあるので、放送局にあったレコードの放出品のようです。

このLPはよく聴きます。

「荒野の10万ドル」以外はすべてクラシックなハリウッド製ウエスタンの主題歌ばかりですが、
すべてボビー・ソロのイタリア語の甘い歌声なので、つい聴き入ってしまいます。



「荒野の10万ドル」の主題歌がイタリア語でトップに収録されているし、音質がとてもいいのです。
シングルカットされた「さすらいの彼方」ですが、私の持っているレコードはあまり音質がよくありません。

日本のサントラ盤は英語の歌でした。
イタリア盤はイタリア語でしたから、日本盤は貴重なプレスだと思います。



しかし、この作品も正規DVDがなかなか出ませんね。
スペインでTV放映されていますので、近々発売されるとは思います。

そういえば、「進撃0号作戦」のノーカット版、スペインで発売になります。