スパゲッティな日々

いわゆる「マカロニウエスタン」に翻弄される日々のことである。

new CDs

2012年12月30日 | Weblog
「フライパン口径38」と新作「繋がれざるジャンゴ」のCDを聞きました。

「フライパン口径38」
拳銃の代わりにフライパンを武器にする東部から来た若者の物語でしたっけ?
ドイツのビデオを一回だけ通して見たことがありますが、あまりに情けない内容だったので
以後、一度も見ていませんでした。

でも、フランコ・ミカリッツイの音楽は印象に残りました。
主題歌は「風来坊」の主題歌に継ぐ傑作だと思います。

主題歌のけだるい感じ、思わず歌手自らが、「ハァッ」って合いの手を入れてしまう曲調が
なんだかホッとさせてくれます。

♪See his innocent smile, friendly...♪

こんな感じで毎日を送りたいですよね。

タランティーノ監督の話題の新作、「繋がれざるジャンゴ」。
クリスマスにアメリカでは公開されたんですよね。
日本は来年3月かな。

さっそくCDを聞いてみました。
このCDのハイライトは、16曲目の「ANCORA QUI」。
なんと、モリコーネが、この作品のために書き下ろしたスコアだそうです。
アコースティック・ギターをバックにエリサ・トフォッリという女性の歌がとても印象的です。
一回聞いただけでは覚えられない、ちょっと複雑なメロディ・ラインではありますが、もう何十年(?)
もウエスタン音楽を書いていないモリコーネのウエスタン音楽だと思うと、感無量です。


来年も続々!

2012年12月28日 | Weblog
ファン待望のDVDがついに国内リリースされることとなりました!

4月:「荒野の大活劇」「新・脱獄の用心棒」
5月:「砂塵に血を吐け」「荒野の墓標」
6月:「七人の特命隊」「復讐の用心棒」

「荒野の大活劇」以外は、すべて国内初リリースですし、「砂塵に血を吐け」「復讐の用心棒」に関しては
世界初のリリースとなります。

しかも、すべての作品にTV放映時の吹き替え音声が収録されます。

「荒野の大活劇」「新・脱獄の用心棒」は吹き替えは妙を得たところがいくつかありましたから、それをまた
画面を見ながら楽しめるなんて、嬉しい限りです。

「復讐の用心棒」、「砂塵に血を吐け」はなんと言っても世界初のリリースですからね。
イタリア原版からのリリースですから、タイトルもイタリア語で出るバージョンなんですよね。
今からソワソワしてしまいますって。

内容に関しては、なんからさんがアップしてくださったページで詳細を確認できます。

内容詳細




イタリア版マカロニウエスタン

2012年12月25日 | Weblog
1ヶ月ほど前のことですが、Facebookで、あるイタリア人の若いお嬢さんから友達リクエストが届きました。
私の娘と同じくらいの年齢の方なので、???なんて思っていたのですが、すぐにメッセージが届いたのです。

「私の父は、あなたと同じマカロニウエスタンの大ファンです。ロケ地にとても興味を持っていて、作品の
コレクションは40年くらいのキャリアがあります…」
「情無用のコルト」のオープニングの村はどこか知っていますか?と父が訊ねています…」

そんなメッセージをいただき、娘さんを通してでは、さぞ大変だろうと思い、直接父親とイタリア語でメール
のやりとりが始まりました。

とってもコアなロケ地談義に始まり、お互いの作品コレクションの情報を分け合いました。

今、私が集めているのはイタリア本国で上映、もしくはTV放映されたバージョンなのですが、彼は見事に
たくさんのイタリアTV放映バージョンを持っていました。

「クレクレタコラ」は通用しないので、何か日本から欲しいものありませんか?と訊ねたら、私にとって都合の
いいモノがたくさんリクエストされました。
トレード成立!

そんなことで、たくさんのイタリアTV放映バージョンのディスクが送られてきました。

やっぱり、マカロニウエスタンはイタリア版です!

ある作品では、インターナショナルに流布していたバージョンと違うのに腰を抜かすほどびっくりしました。
これらは、「イタリア版メインタイトル集」として来たる2013年3月9日開催のマカロニ大会にて上映します。
楽しみにしていてください。

「赤い砂の決闘」 20曲アルバムを聴いています

2012年12月22日 | Weblog
3日ほど前に風邪をひいてしまいまして、まる一日寝込んでいましたが、郵便屋さんが大きな荷物を
届けてくれる姿を見て、すっかり全快しました。

LPサイズの梱包、懐かしかったです。

ああ、まどろっこしい
梱包だけは、丁寧だな...

もちろんCDもオーダーしました。
でも、やっぱりLPの音も楽しみたいんですよね。



う~ん、私の耳ではよく違いが分からないけど、ま、いいか。



私が持ってるカナダで発売された「INEDIT」とタイトルされたLPには「赤い砂の決闘」の主題歌が収録されています。



(初期にプレスされた盤にはオリジナルのディッキー・ジョーンズの歌が収録されたそうです)

で、さっそく聞き比べてみましたが、今回のレコードのほうが聞きやすかったです。

TVで放映された際の歌はもっとテンポが速くて、かっこよかったですが、単なる早回しによる音声だったようですね。


「勝負するか!グリンゴ!!」

「年貢の納め時だな」

パン、パン(銃声)

♪ テイク ユア ハンド オン ユア ガン
♪ ドンチュ トゥラスト エニィ ワン


新譜 3タイトル

2012年12月12日 | Weblog
ジャンニ・フェリオの黄金期正統派の強力なスコア「つむじ風のキッド」
トップレア作品、ピエロ・ウミリアーニの「Crisantemi per un brancodi carogne)
ラヴァニーノ節炸裂の「T'ammazzo!...raccomandati a Dio」

しかし、ジャンニ・フェリオの「つむじ風のキッド」は何度聞いても飽きることのない名作だと思います。
スピード感あふれるドラムにマカロニウエスタン然としたエレキギター、お得意の臨場感あふれる混声コーラス。
また映画のタイトルバックもかっこいいんだな。
主題曲のアレンジもたくさん収録されていて大満足の1枚です。
ジャケットもかっこいいぞ!!

コレクターの間では「超・ウルトラ・スーパー・トップレア」とされる「ケダモノたちに菊の花を」。
いきなりサントラ・アルバムが発売となって驚きました。
DVDはもちろん、ビデオ化もされていないので、全く予備知識がなく、とっても楽しみにしていたCDです。

この作品の後に作曲された「Quinto: fighting proud」の作風にとっても似ていました。
特に主題歌は同一人物によるものだと思われます。
何度も繰り返される主題歌のアレンジや歌詞違いバージョンは、ファンの心をつかみますね。
なんとしてでもこの作品見てみたい気持ちがつのりますが、本国でも幻のウエスタンとされているようです。
イタリアのコレクターに「まさかとは思うけど持ってないよね?」と聞いてみたら、「誰も持っていないョ」と
軽くコメントされました。

ラヴァニーノの「T'ammazzo!...raccomandati a Dio」(お前を殺る!…神の代理人)は主題曲ほか2曲は
すでにレコード化されていたので、だいたい内容は予想していましたが、大当たりでした(笑)。
映画がコメディ路線に走った内容だったので、主題曲もくだけた作風になってしまいましたね。
でも好きですよ。
さすが重鎮と思わせるスコアが続きます。

帰る日 アルメリア・ウエスタン・フェスティバル

2012年12月03日 | Weblog
さんざん飲んで楽しんで、いよいよ帰路につく日、友人がアルメリアの駅まで送ってくれました。

「また、来年も会えるかな?」
「絶対来るから」

アルメリアの磁力はすごい。

ぜひ皆さん、いつの日かいっしょに行きましょうね!

それまでに、英語はもちろん、スペイン語もがんばって勉強します。

5年後くらいをめどに、1日くらいはキャンプする体力と気力を維持しておいてくださいね。