スパゲッティな日々

いわゆる「マカロニウエスタン」に翻弄される日々のことである。

Yankee Dudler (1973)   スペイン・ドイツ合作

2009年03月30日 | Weblog
友人が風変わりなユーロ・ウエスタンを送ってくれました。

ウイリアム・バーガーとジェラルディン・チャップリンが出演している珍妙な作品です。

ドイツ語のオリジナル・タイトルは「Verflucht,dies Amerika」で、英語に翻訳すると
「Curses, this America」となって、なんだかいい響きの言葉ではないようですね。

5人の、兄弟を含む木こりの流れ者が旅をする途中でウイリアム・バーガー扮するドク・ホリディ
と、その愛人のケイト・エルダー(ジェラルディン・チャップリン)に出会うという物語なんですが、
どうもストーリーがよく分からない…
何度か見れば、ある程度は理解できるかも知れませんが、そう何度も見て追及すべき作品でも
なさそうです。

ただ、ジェラルディン・チャップリンがユーロ・ウエスタンに出ていたという驚きと、
なぜ彼女がラストに構えて撃った銃が近代的な(?)マシンガンであったのかということ…





最初ポスターを見た時は、このマシンガンは間違いでしょ~と思ったのですが、作品を見て
びっくり。

「あ、やっぱりマシンガンだった…」

しかも、連射するわけではなく単発で狙撃しているところがある意味スゴイ!

その割には、ドクが使っている銃は51ネーヴィーだったりして、もうメチャクチャです(笑)。



「さすらいの逃亡者」フランス版DVD

2009年03月21日 | Weblog
今日は仕事で出かけていましたが、帰ってくるとポストに見慣れた封筒がありました。
フランスの友人がDVDを送ってくれたのです。

ひとつは「さすらいの逃亡者」、もうひとつは最近、フランスのTVで再放映された
「マカロニ・ドキュメンタリー」。



「さすらいの逃亡者」はスペイン版、イタリア版がすでにリリースされたのですが、どちらも
満足のいく出来ではなかったのです。
今回のフランスでのリリースは、十分に満足のいく画質でした。
原版はイタリア版で音声はフランス語、イタリア語が選択できます。
字幕はフランス語のみ。



特典にジャン・フランソワ・なんとかという人のインタビューがありましたが、よく分かり
ませんでした。
ただフランス語でしゃべるだけでしたから。

フォト・ギャラリーは楽しめました。
特に、このメニューの鬼気迫るスーザン・ジョージの画像が気に入ってしまったのです。




「夕陽のガンマン」 初回吹き替え音源 1973年

2009年03月14日 | Weblog
1973年1月に放映された「夕陽のガンマン」延長枠の吹き替え音源。

これをフィールドワークスさんが探しておられます。

こちら

私も、自分が持っているカセットテープをチェックしてみました。
私の手元に残っているマカロニは、すべて音楽シーンのみの収録に編集してあったりします。
写真は、高1の生徒手帳の1972年12月のカレンダーにメモされたマカロニTV放映タイトル。

当時Uマチックに録画していた知り合いや、心当たりのある友人にも尋ねてみましたが、まさか
こんな時代が来るとも思ってもみなかったので、すべて処分してしまったとのこと。
残念ですが仕方ありません。

吹き替え音源が、こんなに役立つなんて、当時は思ってもみなかったですもんね。
(でも、どうしてTV局に記録がないのでしょうね)

このブログを読んでくださっているファンの方々、今一度カセット、あるいはオープンリールの
録音を探してくださいませ。

1973年「日曜洋画劇場」の2時間半枠での吹き替えです。
どうかどうかよろしくお願いいたします。



これは、1973年1月の放映リスト。
「ガンマン大連合」は劇場に見に行ったのだと思います。
評価は○と×の2種類しかできてないところがミソ。



スペイン版 「砂漠の10万ドル」 スペシャル・バージョン

2009年03月11日 | Weblog
スペイン版「砂漠の10万ドル」のDVDがスペインから送られてきました。
(Allelujaさん、情報提供ありがとうございます!!)

このDVD,なぜか制作会社である「impulso records」でしか扱っていないので、一般的なネットショップ
では買えないのです。
今までのものは買えたのに…

なぜか…

それはある特別な仕様だからなんです。



すでに買われた方は、もちろんお分かりだと思いますが、気候の不安定で花粉の多い今日この頃。
トイレにでも入った折、なぜだかちょっと考えてみてください。
(全然、大した理由ではありません。念のため)

ところで、「impulso records」のサイトには決済のシステムがありません。
買い物カゴに入れることはできるのですが、お金を払うことなくオーダーが終了。
???と思ってメールをしたところ、返答があってカード情報を伝えてやっと購入することになるのです。
しかも、メールの返答は時間がかかります。
さすがスペイン!

でも、到着は早かったです。
スペインから4日で到着!
こんなの初めてです。


で、なぜスペシャルなのかと言うと、砂漠や荒野などが黄色いからなのです。
室内は問題ないのですが、一歩外に出るとまっ黄っ黄ぃ~。
目がチカチカしちゃって、こんなん見られませんて。
しかも、補正もかなり難しいので諦めました。
よくこんなん出したナァ~









L'Arriere train sfflera 3 fois (獣の下半身は3度口笛を吹く)

2009年03月07日 | Weblog
OQ牧場に続く、フランス製エロティック・ウェスタン第2弾!

すみません、こんな邪道なウェスタンばかり取り上げて。

前回、しろがんまんさんのコメントで買い忘れていたことが分かり、速攻オーダーしてしまいました。
(amazon.frで普通に買えます。)

あまり期待はしていなかったのですが、断然こちらは面白かったです。



コメディ仕立ての意図が明確で、しかも意外とちゃんと作ってあります。
メインタイトルの歌はそんなにいいとは思いませんでしたが、劇中に流れる「Never forget me」
という歌はフォーク調で耳に残る旋律。



その手のシーンもなかなか強烈。さすがフランスです。
拳銃はコルト・アーミー1960かな?


OQ牧場同様、主演で監督のジャン・マリー・パラルディの当時と現在。
どーでもいいですけど。