スパゲッティな日々

いわゆる「マカロニウエスタン」に翻弄される日々のことである。

Sono Sartana il vostro vecchino サントラCD

2018年09月23日 | Weblog
イタリアのBEAT RECORDにオーダーしてあったCDが今日届きました。

久々のマカロニウエスタン・サウンドトラック・アルバムです。

今回は、SARTANAシリーズ第二作目、アンソニー・アスコット監督による「俺はサルタナ、貴様の墓堀人」(1971年制作)です。

ヴァスコ・ヴァジル・コユチャロフによる軽快で親しみやすい主題曲がやっとCDで聞けたというしみじみとした満足感。

ただ、劇伴はさほど感動はなかったです。




「情無用のコルト」のロケ地をずっと探しています

2018年09月04日 | Weblog
「情無用のコルト」のオープニングに現れる小さな村です。

もうかれこれ14年ほど、スペインのあちこちの寒村を巡ってそのロケ地を探していますが、いまだ見つかりません。

便利な「Google map」や「Google Earth」なども駆使していますが、残念ながらまだ見つからないのです。

でも、だいたいの場所を絞れてきたので、ここに画像とともに考察を書きとめておきます。


まず、この画像。

アルドが仲間を引き連れて丘を下った場所にあったのは、教会。

教会の壁面にあったのが「M」の頭文字です。

これは、重要な手がかりで、教会には、その村の名前の頭文字を飾る風習があると聞いたことがあったのです。



しかし、とんでもなく長い時間をかけて、可能性のある地域の「M」の頭文字の村をしらみつぶしに調べてみたのですが、該当する村は見つかっていません。

もしかすると、「M」は「マリア」の頭文字かもしれません。

「可能性のある地域」とは、アンダルシアやマドリッドやバルセロナの近郊ではなく、マドリッドとサラゴザの間の乾燥した地域です。

なぜそう考えるのかと言いますと、まず、その家の様式。

壁面は石作りで、屋根は小枝で葺いています。

この様式が見られるのは、まさにマドリッドの東部の地域なのです。









また、煙突や貯蔵庫の様式も似ています。











そして、古い教会の建築様式もマドリッド東部地域の建築様式に似ています。







「情無用のコルト」というマイナーなマカロニウエスタンの冒頭に少し現れた寒村ですが、気になって仕方がありません。