スパゲッティな日々

いわゆる「マカロニウエスタン」に翻弄される日々のことである。

?の曲

2010年04月30日 | Weblog
これは、私が若い頃に、イタリアのロベルト・ザーモリというコレクターからトレードでいただいたLPです。
ロベルトさんは、マカロニCDでもご活躍されていて、たいがいのCDに名前が出ている方です。
「Film Music Studio」というスタジオを運営されていましたが、今はどうされているのでしょうか?
東宝レコードや東宝の怪獣ものが大好きで、モスラの幼虫のモデルなどをマカロニレコードとの交換で
送ったという楽しい思い出がたくさんあります。

さて、このレコードを最近よく聴いています。
かのゴキゲンな「対決 ウィンチェスター銃」の音楽を担当した、アルマンド・シャシャの編曲・演奏による
マカロニカバー集なんです。
(「勇気ある追跡」「ペンチャーワゴン」「ソルジャーブルー」なども入ってますけど)

「ミスター・ノーボディ」「ウエスタン」「夕陽のギャングたち」などは、カバーと言えど、なかなか
素晴らしい演奏です。
そんな中に混じって、H・Ticalことアルマンド・シャシャ自身の作曲?とされる「A stranger in town」
と、「Bad night ballad」という曲が収録されています。

どちらもとても情緒的な素晴らしい曲なのですが、出典がよく分からないでいるのです。

この楽曲を紹介されているmasa&haruさんのサイトやムルさんのサイトでも、やはり出典不明とされています。
どなたか出典をご存知の方はいらっしゃいますでしょうか?

気になって眠れない日々が続いております(大嘘@連日爆睡)

とっても気に入っているエモーショナルな「A stranger in town」のmp3ファイルです。


誰でしょう?

2010年04月29日 | Weblog
マカロニ界において、とっても大切な方ですが、どなたかお分かりいただけますでしょうか?

光栄にもチャットなどということをさせていただきました。
感激で胸がいっぱいであります。

父上の最高作のシングル盤をイタリアの中古レコード店にて、手に取るご子息であります。

皆様、ご安心ください。
デ・マージの作品集は確実に進行中です。

ぐるっと見回せば…

2010年04月24日 | Weblog
今日、Facebookで、かのマカロニCDのリリースに奔走しているクラウディオ・フィアーノ氏と少し話しをして
いたのですが、まだまだマカロニCDリリースは続くとのことで、「楽しみにしてて!」と言われました。

シモネッティの「西部のワルガキ」は、例の噴火で我が家への到着が遅れている模様です。

ところで、仕事に疲れたらスペインの荒野でも眺めましょう!

先だっての「復讐のガンマン」のエンディング・シーンのカメラ位置に立って90度右を見てみましょう。

マップ → 「ラ・ボカ・デ・ロス・フライレス」で検索 → 左上の人型アイコンを以下の画像の中の
赤い×マークにドラッグ → 映し出された景色を回転させる



そうすると、こんな風景が見えると思います。



ん?どこかで見たような…
もうお分かりの方もいらっしゃると思いますが、拡大してみますと…



そうですね。
「怒りの荒野」の中の名シーン、ベニト・ステファネリ扮する殺し屋とタルビーとの決闘が行われた場所でした。



「復讐のガンマン」 エンディング

2010年04月21日 | Weblog
マカロニのエンディングの中でも屈指の感動的な名シーンの一つが、「復讐のガンマン」のラストではないでしょうか。

すべての疑惑が晴れ、清算を終えた2人がさっそうと馬で駆ける姿に、モリコーネの音楽が堂々と流れます。

景色もカメラワークも素晴らしいです。
リュウゼツランの街道筋を横切って、馬を進めていく二人の姿はあまりに格好良すぎて、いつか、こんな荒野を
馬で駆けてみたいな、なんて思ってしまいます。

さてさて、このシーンですが、実はGoogleのmapのストリート・ビューで簡単に見つけることが出来ます。

まず、Googleのmapを開きます。
検索の欄に「ラ・ボカ・デ・ロス・フライレス」とコピペして検索してください。

あっという間に、スペインの南部、ガタ岬の中央の小さな集落に到達できると思います。



拡大してみます。



赤い×印のあたりに、左上の人型アイコンをドラッグしてください。
ストリート・ビューが画面に広がりますので、カメラをグルッとまわしてみますと…



このエンディングのシーンの景色が見えてくるはずです。





リョウゼツランの並ぶ街道は、アスファルトになってしまいましたが、まだまた当時の風景は確実に残っています。
「怒りの荒野」の名シーンもここで撮影されました。


その後のシーンですが、別れ際、ジョナサンがクチーロに多分、ひとこと謝りの言葉をかけようとしたら、
クチーロは、言葉をさえぎるように「デ ナーダ」(いいってことよ)と言います。
このあたりの男くさい演出、ホント泣かせます。

絶妙なタイミングでクリスティの歌が流れますね。
何度見ても、聞いても素晴らしいエンディングです。

ちなみに、このあたりもマカロニ・ロケーションの宝庫です。
また、次に紹介したいと思います。


Google mapでロケ地探訪 その1

2010年04月16日 | Weblog
グーグルの航空写真をご愛用の方はたくさんいらっしゃると思いますが、あの「ストリート・ビュー」には
目を見張るものがありますね。

車に搭載された特殊なカメラによって小刻みな間隔で撮影された360度のパノラミックな画像が、PCの前で
確認できるなんて夢のようです。

スペインに渡っているヒマがないという方にはうってつけの機能だと思います。

今回の「デ・モールト映画祭」のトークでも紹介させていただきましたが、実際に皆様にもグーグルの地図
を使っていっしょに臨場感溢れるロケ地を探訪して楽しんでいただけたらなと思います。

今日は、「ガンマン大連合」「続・復讐のガンマン」の2作のロケ地となった「エル・アルガマソン」という
村の画像を見て見ましょう。

まずは、「Google」を開いて、「地図」をクリックしてください。
「Google マップ」の検索欄に「スペイン エル・アルガマソン」とカタカナで記入し、検索します。
日本語でOKなところがすごいですね。
あっという間にスペイン南部に飛び、アルメリア東方の小さな村にヒットします。
「航空写真」表示にします。



人口500人もあるでしょうか。
本当に小さな村です。
こんなところにもストリート・ビューのカメラは走っていったのですね。

拡大すると、小さな通りにも名前がついているのが分かります。
ストリート・ビューの画像が見えるのは、村の中を貫く「レアル通り」のみです。

ストリート・ビューを見るには、左上に表示されているコンパスの下にある人型のアイコンを地図上にドラッグ
します。
レアル通りの沿線でのみ見ることが出来ますが、上に示した航空写真の中の「A」と書かれたマーカーの
少し左の木々がこんもりしたあたりの前の路上からのストリート・ビューを見てみます。
カメラをグルッと回してみてください。
(画像を、左クリックしたまま左右にマウスを動かしていただけると体感できるかと思います。)



ここに現れたのが小さな十字架を掲げた教会。
これは、映画撮影時はもちろん、それ以前から、この村の唯一の教会だったのです。



この画像は「ガンマン大連合」のメインタイトルからの引用です。
サントス教授が、教会を建て直そうと、はしごをかけてなにやら修理作業をしていますね。

クライマックスのヨドの機関銃乱射シーンの背後にも、小さな教会は映っています。



はじめは、この教会はセットだと思っていましたが、実際にも教会だったことが、グーグル・マップの
画像からも分かります。

さて、パノラミックな画像の機能を使って、この教会の前からカメラを回してみます。

こんな画像が現れます。



上の、ヨドが機関銃を掃射している画像の背後の教会の前から、ヨドのいる、このアーチのある建物を見た
画像がこれになります。
現在はアーチがひとつになっていますが、かつてはアーチは3つあったことは確認済みです。

う~ん、なんだか説明が複雑になってしまって、ごめんなさい。

やっぱり現地にすっ飛んでいった方が簡単かなあ~

ともあれ、少なくともストリート・ビューで、背後の山を確認しておきましょう。





やっぱり間違いないですよね?

こちらでもご確認ください。



「ワイアットアープ」 1965年 サントラCD

2010年04月12日 | Weblog
ガイ・マディスン主演のこの作品、日本公開作品なのですが、私は映画館ではもちろん、TVでも
見たことがありませんでした。
何年も前のことですが、スペインのビデオで見たのが初めてです。
なんだか、ずいぶんとB級のハリウッド西部劇っぽいなあと思いました。

で、なんとサントラCDが発売になりました。
東部から帰ったら届いていたのですが、なんてコメントしていいのか悩んでいたのです(汗)。

ともあれ、主題曲はいかにもラヴァニーノ!
フランコ・ネロが出ていた「荒野の渡り者」のリズムや音色を思い出しました。
やはり同時期に作られた「遺恨10年 二代目ジェームス」(TV)も同じような旋律です。

お忙しい時期だったので、ある意味やっつけ仕事でこなしちゃったかな?
なんてことは言ってはいけませんね(笑)。

でも、こんな珍しい作品のサントラ・アルバムが出るなんて、やっぱり嬉しいです。

で、次は「Kid il monello del West」のアルバムなんですね。

う~ん、この作品も基本的にはコメディですから、あんまり期待はできないです。
ただ、主題曲はスケールの大きなマジメなマカロニ楽曲ですから、そのアレンジ・バージョンを期待
しています。

でも、作品を見た限りでは、ちょっと…

なんて贅沢なこと言ってては罰が当たりますね。

この作品のシングル盤は、23歳の頃に手元に来ました。
こんなマイナーっぽいものがレコードになってるなら「進撃0号作戦」や「情無用のならず者」だって
あるはずだ!って勘違いして、海外のレコード店に熱い手紙を出していた私が恥ずかしい…

面白い写真

2010年04月10日 | Weblog

《11日、写真交換しました(笑)》


東部でのイベントから帰って来たら、待っていたのは仕事の山でした。

落ち着いてマカロニ関連のことに手をつけることが出来るのは、もう少し先でしょうか…

ところで、ミクシィにもまともに参加できていないのに、海外の友人の強い勧めでミクシィの海外版
みたいな「Facebook」にアカウントを作ってしまいました。

マカロニ・ロケ地のコミュニティに詳細な情報が投稿されているからどう? みたいな面白そうな誘い
につい乗ってしまって…

そんなコミュニティでおすそ分けしていただいた画像なんですが、クリントが奥様のマギーさんと
いっしょにアルメリアの山中の教会の前で記念撮影です。
この頃は、クリントにもギャラが相当入っていましたから、奥様をスペインの僻地に呼び寄せる余裕
があったのですね。

ところで、これは「夕陽のガンマン」でのショット。
皆さんご存知、「ガンマンの祈り」が流れるシーケンスで使われた古い教会のある村での一枚の写真です。

こういう珍しいスチール写真がまだまだありそうです。



ありがとうございました!

2010年04月04日 | Weblog
先ほど、馬車をすっ飛ばして自宅まで無事帰ってまいりました。

ディ・モールト映画祭の初日と2日目のトークショーに参加させていただいたのですが、お聞き苦しいトーク
で本当に恐縮しております。

ご参加いただいた同志の皆様、温かいお言葉をいただき、ほんとうにありがとうございました。
関係者の皆様、どうかこれに懲りず、またイベントなどには参加させてくださいね。

普段、コメントをいただきながらも今回、初めてお会いできた「荒野の鉄人さん」「ぶろんでぃさん」
そして「テレンス・ネロさん」、お会いすることが出来てほんとうに嬉しく思っています。
これで、コメントいただいても、お顔やお声を思い浮かべながら返事を書くことができます。

また、いつもながら駆けつけてくれるお馴染みの東部ガンマン諸氏をはじめ、遠路はるばる出かけて
来てくださって温かいお言葉をかけていただいたマカロニ・ファンの方々、久しぶりに再会してお話する
ことができた旧知のガンマン翁さま、なぜか偶然にも遭遇できた九州にいたはずのBPひろさん、
お会いできて本当に嬉しかったです。
この場を借りて重ねてお礼申し上げます。

帰りの馬車の中、つくづくマカロニ仲間はいいものだと思いつつ、皆さんのお顔を思い浮かべて感慨に
ひたっておりました。

皆様、今後ともよろしくお付き合いくださいませ。

さてさて、ディ・モールト映画祭は始まったばかり。
マカロニ・ガンマンは渋谷のシアターNに集まれ!!

映画祭の成功を心よりお祈り申し上げます。