スパゲッティな日々

いわゆる「マカロニウエスタン」に翻弄される日々のことである。

「黒い狼 ~ ローン・ウルフの決闘」1960年イギリス映画

2011年03月30日 | Weblog
ちょっと前に、書店のワンコインDVDコーナーで購入した作品ですが、なかなかゆっくりと
見る時間がなくて机の上にほったらかしになっていました。

ようやく2日間かけて見ました。

いやあ、なかなかの傑作ですね。
原題のタイトルの「The singer Not the song」(歌手であって、歌ではない)という
のは、劇中のセリフに見られるように、どこか哲学的な言い回しで、この作品の質を高めている
ように思いますが、少し冗漫な描き方がもったいないと思うのです。



実は以前、イギリスの知人からビデオのコピーをもらっていたのですが、開巻いきなりバスに
乗った主人公の登場で、「こりゃ、西部劇とちゃうやんか」と全く忘れていた作品でした。

ちょっと検索して情報を探してみたのですが、どこも同じような文章の使いまわしばかり
のようですね。

舞台はメキシコですが、1940年代の物語だと思います。
だって、クライスラーのジープが登場しますからね!(笑)。


ミレーヌ・ドモンジョは初々しくて素敵です。



ともあれ、こんな面白い作品が500円で買えるなんて夢のようです。

舞台になったロケ地は、南スペインのマラガです。
りっぱな建物が出てきてビックリです。
現在の姿と比べてみると、もっとビックリ!



マカトラ続々発売

2011年03月23日 | Weblog
エイプリル・フールでないといいですけど(笑)

4月1日発売予定のマカロニ3作品のサントラCDです。

私としては、ニコ・フィデンコの「ダイナマイト・ジム」がとっても楽しみです。
マカロニらしくないということで、あまり人気がないようですが、私はとっても
好きな音楽です。
イタリアからきちんとしたDVDが出て欲しいなと思っています。
この作品のタイトルバックは、私の大のお気に入りなんです。

イタリア語の歌はノラ・オルランディだそうです。
声に艶があってすごく好きです。

マウリッツィオ兄弟の「Tedeum」は、特筆すべき点はありませんが、一応購入して
おこうかな、という感じです。

「プロピデンザ」はモリコーネ作品なので、内容はともかく即購入です。

しかし、いきなり発売されますね。
そんでもってヒルサイド・レーベルは高いなあ…


あ、書き忘れてましたが、ロサンジェルスで開催されたマカロニ大会の写真が
友人から送られてきました。
いやあ、すごいメンバーが一同に会してました。
さすがです。
リチャード・ハリスンと息子さんのセバスチャン、マーク・ダモン、ブレット・ハルゼイ、
ロバート・ウッズ、ハント・パワーズ、ダン・ヴァン・フッセン…

次の開催には必ず参加するぞ!ときらめく星に参加を誓ったのでありました。

「Uccideva a Freddo」

2011年03月15日 | Weblog
TVでしかうかがい知れませんが、今回の東日本大震災の惨状には本当に言葉がありません。
被災者の皆様の、図り知れない悲しみを思うと胸が張り裂けそうになります。

信じられないほどの数多くの犠牲者の方々へのご冥福をお祈りするとともに、被災者の皆様には
心よりお見舞い申し上げます。

月並みな言葉でしか表現できませんし、精一杯の気持ちは義援金という形でしか表すことが
できません。
復興にはしばらく時間がかかるとは思いますが、どうか全国民が応援していることを支えに
してがんばっていただきたいと思っています。

さらに、福島原発の事故とそれにからむ50ヘルツ地区、とりわけ東京周辺の皆様の計画停電に
よる生活の不便さは本当に大変なことだと思います。
できるだけ早く、通常の生活が戻りますよう願っています。


さてさて、こんな時にマカトラの話題もどうかと思いますが、悲しいニュースの合間のほんの
小さな楽しみということでお許しください。

とってもレアな作品「Uccideva a freddo」(The cold killer)のサントラが4月に発売になります。
音楽は、かの「ワイルダー・ブラザーズ」です。

彼らはもともと、カントリー&ウエスタンのミュージシャンですので、彼らが音楽を
作れば、思いっきりカントリー・ミュージックになります。

ゴキゲンなバンジョーがかき鳴らされて、ギターがからみ、陽気な歌声がそこに続きます。
この「Uccideva a freddo」」もご多分にもれずカントリー調ではありますが、かなりスパゲッティ
な匂いのするカントリー調です。

特に主題歌「He wore a silver star」は、スピード感あふれる佳曲だと思います。



主題歌mp3

雪山をバックに、コーラスから始まる音楽は、まさにマカロニアン・カントリーソングです。
映画の内容はともかく、彼らは映画にも登場して酒場で元気よく歌っています。

今回のアルバム、本当に楽しみです。

福島原発事故が収束してくれて、放射能の被害も最低限に抑えられ、最悪の事態にならなければ
無事、聴くことができますね。
きっと聴くことが出来るでしょう!

イタリアが元気になってきたかな?

2011年03月11日 | Weblog
東部への遠征から帰ってきて、マカロニどころではない忙しさでしたので、ブログの更新
もできない状況でした。
やっと少し落ち着きました。

仕事なんてやってる場合じゃないよ、なんて普段言ってるくせにね。スミマセン

いやあ、マカロニDVDもマカロニCDも、予約だらけになってしまいました。
楽しみですね。

CDは、「さらばバルデス」と「ハチェット無頼」、それに待望の「増える賞金 死体の山」。
まだありましたっけ?

フィデンコの「増える賞金 死体の山」はとっても楽しみです。
フィルム・バージョンの歌があったらいいな。

DVDは、うーん、なんだっけかな、いろいろありましたね。
友人から情報を貰いながら、すべてオーダーしてあります。

ところで昨日、ツクシをとってきて、卵とじにして食べました。
何年か前に、かのロバート・マーク氏に、ツクシの食べ方をお教えしたことがあります。
でも、氏は完璧な菜食主義者ですので、卵はNGでした。

卵、おいしいのにね。