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スパゲッティな日々

いわゆる「マカロニウエスタン」に翻弄される日々のことである。

"Adios Cjamango!" aka Los rebeldes de Arizona (1969)

2013年01月30日 | Weblog
「さらばチャマンゴ!」(アリゾナのならず者)1969年制作

スペイン人監督ホセ・マリア・サバルサが作った2本のウエスタンの中の一本です。

スペインではTV放映されていましたが、まさかイタリアでDVDが発売されるとは思ってもいませんでした。

残念なことに音楽がほとんどフランチェスコ・デ・マージの「地獄から来たプロガンマン」の劇伴などに差し替えられていました。

しかし、しかし…
主題曲は、「地獄から来たプロガンマン」のCDアルバムの中の#21の「Gringos a caballo」と同じメロディと構成なのですが、
演奏と編曲が違います。
何度か聞き込んでみましたが、フランチェスコが指揮したものだと思いますが、やや軽快かなという印象です。

さらに謎なのはクレジット。



音楽はジャンニ・マルケッティとなっています。
まさか、フランチェスコの曲をマルケッティが編曲して演奏したのでしょうか??
それはないな…と思いながらいきなりクレジットタイトルから楽しませてもらいました。

物語はどうでもいいのですが、女優がよかった~



「Matalo!」のクラウイア・グレーヴィーとディアニック・ツラコフスカ。
クラウディアは決して美人ではないと思うのですが、なぜか魅力的なんですよね~
ディアニックは文句なしに美しいですね。東欧のお人形さんのようです。

それからロケーションも面白かったです。
マドリッド周辺の主だったロケ地満載でした。
中でも、とっても興味深かったのは、コルメナール・ビエホに作られていた牧場の母屋に本当に火がつけられて燃え尽きてしまったこと。

これには本当にびっくりしました。

あの「禿鷹のえさ」や「殴りこみ兄弟」のマクレガー家の母屋ですよ!
もう数え切れないくらいのマカロニウエスタンに出てきた牧場の母屋です。

「つむじ風のキッド」「帰って来たガンマン」「荒野の墓標」「砂漠の10万ドル」「情無用のコルト」…



ま、そんなことはともかく、たいへんレアな作品にも盛りだくさんの話題がつまっておりましたとさ。


「荒野のお尋ね者」 TV放映版 エンディング

2013年01月19日 | Weblog
1時間半枠では、何度か放映されていますが、2時間枠でのTV放映はさほどないのかな?

中学時代からか、高校時代からか覚えがありませんが、この作品のエンディングの音声だけは、よく聞いていました。

なぜか「荒野の10万ドル」のメロディ…でも聞いたことない演奏…
そりゃ、悩みましたって。

年末の大掃除の際、そのカセットテープに録音されたものに巡りあいました。感激!!

でも、本当にエンディングのみの音声しか録音されていませんでした。

嬉しかったので、さっそく映像とシンクロを試みました。

酔っ払って作業したので、ちょっと音声のタイミングがずれてます。

でも、なんかいいですよね!
若い頃がよみがえってきます。

(音声がないところありますけど、吹き替えにもありませんでした)

「荒野のお尋ね者」エンディング

でも、これっていつの放映バージョンなんだろう…
もしかすると、中学3年の時に友人がオープンリール・レコーダーに録ったもののダビングかも知れません。

どなたか、この作品の2時間枠TV放映に詳しい方、教えてください。


第13回 マカロニ大会 

2013年01月07日 | Weblog
あっという間の一年ですね。
歳とると、本当に月日が弾丸のように流れていきます。

昨年は、「地獄のひな祭り」とか称して3月3日に開催されましたが、今年は3月9日の開催となります。

マカロニBBSでも正式に告知されましたね。
たくさんのマカロニ小僧の参加をお待ちしております。

参加申し込み

今回の上映作品は「殺し屋がやって来た」を選びました。

このブログのお気に入りにもある「週刊「DVD/BDになるまで待って」のブロンディりおなさんが
制作された日本語吹き替えバージョンを上映させていただこうかと考えています。
そんな音源が残っていたことすら奇跡です。
大変貴重な音源です。
私は、確か中学2年か3年の頃に、TVで見て以来ずっと見たことがありませんでした。

おそらく同じような経験をお持ちのガンマン、用心棒の方々もいらっしゃるのではないでしょうか。
ぜひぜひ、今回のマカロニ大会で懐かしんでください。

ところで、この作品、大変奥の深い物語なのです。

これは、今回上映の吹き替え版の制作で、英語の聞き取りを担当されたスコットマリーさんから教えていただいたことなのですが、
なんと、オー・ヘンリーの短編小説「よみがえった改心」または「改心以上」を原作としているのではないかということなのです。

実は、この原作を日本で漫画化したのは赤塚不二夫で、「おそ松くん」のなかの「金庫やぶりはもうやめた」、「チビ太の金庫やぶり」という
題で知られる漫画で表現されたとか。

このあたりを予習してマカロニ大会に臨んでいただければ、より深く作品を堪能できるのではないかと思っています。

そうそう、ワイルダー・ブラザーズの歌うとってものびやかな主題歌ですが、この作品のすべてを、その歌詞が表しています。
スコットマリーさんが翻訳してくれた、とっても粋な字幕歌詞も楽しみにしていてください。





When he came along to this little town
he was a man damned for
he don't had a thing in which he could believe

He only believed in his idle hate
a hate to a cold day and in his gun
that has been sung a sad song
a sad song

When he reached the town,
He was a great cheat, a lyer, a killer of men
But this little town has changed his life
has mooned his soul, and now he is a real man
A man like him, a man like him

Got the Sheriff-Star
And now he will defend the town
for men, which feel nearly been lost
But the people trust
when he brought back to life the son
of the woman he loved

A man like him
the man with the golden gun

さあ、高らかに歌ってマカロニ大会モードにしておいてくださいよ~(笑)