スパゲッティな日々

いわゆる「マカロニウエスタン」に翻弄される日々のことである。

「サッドヒルを掘り返せ」を観てきました

2019年03月31日 | Weblog


友人たちと「サッドヒルを掘り返せ」を観てきました。

「続・夕陽のガンマン」の最後の決闘のロケ地を復興させようとするファンたちの燃え滾る情熱を原動力にした素晴らしいドキュメンタリー作品です。

メタリカのボーカリストのジェームス・ヘットフィールド氏が、インタビューで何度も言っていた「魂を揺さぶられた作品への愛」が実った作品なんですね。

当時、軍隊の兵士だったエキストラのお爺様たちからの、とても貴重な証言は興味深かったです。

私は、フランス人の友人と初めてサッドヒルに行ったのが2004年のことでした。

2016年に、マドリッドから延々260kmほどレンタル・スクーターでひた走り再訪することができました。

その時のブログです。

「続・夕陽のガンマン」を愛するファンは、ぜひ訪れてみてください。

素晴らしいロケーションですよ。

近隣の歴史ある石作りの村も、見応え十分です。

L'odio e il mio Dio ステレオ音源CD発売!

2019年03月29日 | Weblog
待ちに待った「L'odio e il mio Dio」のCDが届きました。

なんと74分強の収録時間!

しかもLPはモノラル音源だったのに対して、LP収録トラックも含め、追加トラックすべてステレオでの収録です。

音質も音の分離も50年前の音とは思えないほど素晴らしいです。

それに今回、編曲と指揮がステルヴィオ・チプリアーニだと判明したことで、聴き入る耳の感度も違ってくると言うものです。

3回ほど繰り返して聴いていますが、どのトラックも面白い音の構成で聞き飽きることがありません。

22歳の時にLPを手に入れた時は、どちらかと言うと「変な音楽」みたいな印象だったのですが、40年も経つと変わるものですね。笑



この作品は、ドイツでのみ短縮版ビデオが発売されていたのですが、スクラッチ・ノイズの多い35mmフィルムからレストアされたものが

ブルーレイ・ディスクとして、この5月ごろにドイツのFilmartからリリースされることが決まっています。

これも待ちきれません。


「アウトローガン」1968年制作「日本TV公開タイトル)ドイツでブルーレイ・ディスク発売!

2019年03月18日 | Weblog
本当に長い間、待ち望んでいたノーカット版の「Un minuto per pregare,un istante morire」aka 「A minute to pray, a second to die」「Escondido」
の完全版がブルーレイ・ディスクで発売になりました。

こんな嬉しいことも、そうはありません。

今回のディスクには、本編からカットされたシーンが2部ボーナスとして追加されていました。

とても興味深い映像でした。

そして、さらに嬉しかったのは、ドイツ版ロビーカードの特典映像です。

その存在は知っていましたが、鮮明な画像が得られずに、いい比較画像が作れなかったのですが、今回のリリースのおかげで素晴らしいロケ地の比較画像

を作ることができました。

この作品の主なロケ地は、レコンキスタ時代の遺跡が多く残る、スペインのアルメリアの山間部に位置するアラミージャ温泉ホテル周辺です。

2016年に訪れた際、とあるシーンのロケ地の奥に、真っ赤なとても綺麗な花が咲き乱れているのを見つけ、思わずシャッターを押したのです。

本編では使われていなかったシーンのスチール写真なのですが、まさにニコレッタ・マキャベリ嬢が歩いていたのが、その真っ赤な花の咲き乱れる坂道だったのです。

まるで、「私はここにいたのよ!」と呼んでくれていたような、都合のいい解釈までして感激してしまいました。ホント



歴史あるアラミージャの温泉ホテルの周辺では、たくさんの貴重な写真を撮ることができました。

また、今後もなんども訪れてみたいと思っています。